弟子を作るのに助けとなる集会
3月4日に始まる週
5分: 会衆の発表と「王国宣教」の「発表」。週末の奉仕に十分あずかるよう勧める。
25分: 「文書配布の簡素化された取り決め」。資格ある長老が記事を聴衆と共に討議する。長老は,1990年5月21日付の協会の手紙の要点を織り込むこともできる。その後,扱われている情報を野外奉仕でどのように適用できるかを,経験ある奉仕者のよく準備した実演で示す。奉仕者は,週末の野外奉仕で提供される最新号の雑誌を用い,一つの記事から家の人と話し合う。奉仕者が雑誌の特定の部分に注意を引くと,家の人は「おもしろそうですね」と言う。奉仕者は「この記事のほかにも興味深い記事が載せられていますので,よろしければ喜んでお分かちしたいと思います」と述べる。家の人が「いくらですか」と尋ねると,奉仕者は次のように答える。「もしお読みになりたいようでしたら,差し上げます。発行者のページをご覧になるとお分かりのように,この雑誌は,世界的な聖書教育活動の一環を成すもので,自発的な寄付によって支えられています。[「目ざめよ!」誌の4ページや,「ものみの塔」誌の2ページ右欄下にある部分を引用する。] わたしたちエホバの証人は,200余りの国や地域に現在400万人以上います。そして,この大切な活動を行なうために,自分の時間や資力を自発的にささげてきました。この活動のために少しの寄付をしたいと思われる方がいらっしゃるなら,喜んでお受けしています」。家の人は寄付をし,奉仕者は寄付用に携帯している封筒にお金を入れる。奉仕者はなされた寄付に対して感謝を述べ,次号の雑誌を持って再び立ち寄ることを告げる。2番目の短い実演では,家の人が喜んで会話を行なうものの,王国の音信に真の関心を抱いていないゆえ,奉仕者が出版物を何も手渡さない場面を示す。3番目の短い実演では,音信に純粋な関心を示すものの,大変忙しそうであり,わたしたちの世界的な活動がどのように支えられているかについてその場で説明するのがふさわしくないように思われる人に,パンフレットを手渡す場面を示す。奉仕者は別の都合の良い時に再び訪問することを約束する。再訪問の際,奉仕者は家の人がわたしたちの活動に真に関心を抱いているかどうかを見極めるよう努める。関心があるようなら,わたしたちの宣教の性質や,この活動がどのように支えられているかについて説明する。
15分: 「良いたよりを伝える ―『啓示の書の最高潮』の本を用いて」。質問と答え。4節を考慮した後,聖書の話し合いに真の関心を示した家の人に奉仕者がどのように書籍を提供するかを,よく準備した実演によって示す。奉仕者はこう言えるかもしれない。「エホバの証人は自発的な奉仕者です。わたしたちは,神を敬う人々が聖書の啓示の書の中で興味深く描かれているこの良いたよりを知ることは,とても大切であると感じています。この活動は,エホバの証人や現代の聖書教育の価値を理解する他の人たちの自発的な寄付によって支えられています。そのおかげで,今日の人類のために神が計画しておられる事柄を本当に学びたいと思う方に,この本を無償で提供することができるんです」。家の人は,「この本,いただけるんですか」と尋ねる。「はい,そこに載せられている聖書の音信に本当に関心をお持ちであれば差し上げます。今度またお訪ねして,この中から幾らかの情報について話し合えればと思います。もしこの聖書教育を推し進めるために少額の寄付をするお気持ちがあれば,お受けすることができます。その寄付はとても感謝されますし,そのすべては王国の良いたよりの推進のために用いられます」。家の人は寄付をし,また来てもよいと告げる。2番目の実演を,出版物を紹介する説明の最後のあたりから始める。家の人は,「この本,是非読んでみたいですね」と述べる。奉仕者は次のように述べる。「きっと,興味深くお感じになると思います。そして,わたしたちの時代のことが遠い昔に書き記されていたことを知って驚かれるかもしれません。次回またこの中から幾らかの情報について話し合えればと思います。来週またこの近所のお宅を訪問する予定ですので,このぐらいの時間にうかがってみたいと思いますが,ご都合はいかがですか」。家の人は同意し,奉仕者は立ち去る。年若い奉仕者たちの中には,家の人と十分巧みに会話できるようになるまで親と一層密接に働く必要のある人がいるかもしれないという点を指摘する。新しい,あるいは経験の少ない奉仕者たちは,会話するための話題の用い方および文書配布の簡素化された取り決めの効果的な説明の仕方を教えることができる奉仕者たちと一緒に働きたいと思うだろう。このような方法で宣教を行なうことにより,実際の証言活動に一層重点が置かれ,真の関心が示されているかどうかをさらに明確に見極めることができるようになる。わたしたちの主要な関心事は,主の羊を探し出して養い,新しい世に生き残るよう備えさせること。
6番の歌と結びの祈り。
3月11日に始まる週
10分: 会衆の発表と会計報告。寄付の受領書。3月30日,土曜日の晩の記念式について正確な時間と場所を知らせる。新しい人や友人,知人,家族を記念式に招待するどんな計画を立てているかを聴衆に尋ね,一つの方法を実演で示す。印刷された招待ビラがあることを聴衆に思い起こさせる。
15分: 「聖書と十代の道徳」。「ものみの塔」1988年4月15日号4-7ページに基づく,長老による教訓的で励みとなる話。クリスチャンの若者にとって春休みは気が緩みがちな時期。社交的な交わりで世の友達と親しくなったり世が提供する快楽や物質に心を奪われたりして,霊性を損なってしまった若者たちがいる。親をはじめ円熟した年長のクリスチャンは,こうした時期に若者たちが聖書の道徳規準に従って忠誠を保ち,新学期に備え霊的な思いを引き締めるよう励ますことができる。単なる資料の要約に終わらず,聖書の原則を際立たせ,実際的な適用を明示する。
20分: 「1991年の最も重要な日」。質問と答え。温かく熱意を込めて扱い,一年中で最も重要な日に対してふさわしく思いを整えるよう会衆を励ます。初めて記念式に出席する関心ある人を引き続き訪問する良い取り決めを設けることの重要性を強調する。
129番の歌と結びの祈り。
3月18日に始まる週
10分: 会衆の発表。「神権的ニュース」。雑誌活動で用いることのできる最新号の雑誌の要点を取り上げる。
20分: 4月の活動に備える。二人の長老が,会衆の状況を考慮しながら1991年1月25日付の協会の手紙の要点を活発に話し合う。会衆の計画を明確に述べる。雑誌や区域の僕をステージに招き,兄弟たちの計画を尋ねたり,4月に補助開拓奉仕を計画している人をインタビューしたりすることができる。集会後,補助開拓奉仕申込書を受け取れることを知らせ,励みの多いプログラムとする。
15分: 記念式に関連した聖書朗読を行なうことの価値に関する話。研究生と共にマタイ 26章1-5,14-16節を朗読し,ニサン12日の出来事について話し合う短い実演を行なう。すべての研究生に来週朗読することを励ますよう勧める。わたしたちも家族として行なう。(塔90 6/1 8,9ページ参照。)「論じる」の本の135-139ページの資料を読んでおくことは助けとなる。そのような準備により,研究生の記念式への認識は深められ,真の崇拝におけるわたしたち家族の絆も強められる。
126番の歌と結びの祈り。
3月25日に始まる週
13分: 会衆の発表。記念式の取り決めの概略を伝える。会衆の成員に,家族や関心のある人が座席に着けるよう,できるだけ早めに王国会館へ伴うことを思い起こさせる。二つかそれ以上の会衆が同じ建物で記念式を行なう場合,長老たちはそれぞれの会衆が到着すべき時間に関する指示を与える。新しい人を兄弟たちに紹介し,初めて来た人であれば,王国会館をよく知ってもらうようにする。土曜日と日曜日の野外奉仕について発表し,週末を霊的な活動で満たすようすべての人を励ます。4月の提供について言及し,区域で用いることのできる提供方法を実演で示す。
15分: 会衆の必要。あるいは「ものみの塔」1990年11月1日号にある『さらに調整を加えられてゆきなさい』に基づく話。
17分: 「宣教において進歩する」。経験を積んだ長老と,ある期間真理にいるものの進歩を遂げていない奉仕者の役を演じる兄弟との討議。3節では,そこで言及されている練習の場面を手短に実演で示す。4節を討議する際,区域で時々遭遇する状況にどのように対処できるかを経験の少ない伝道者に示す実演を,開拓者か他の効果的な伝道者に行なってもらう。「ものみの塔」1985年8月1日号15-20ページにある,人々の心を動かすための提案を討議に含める。人々と会話し関心ある人を引き続き訪問する点で,すべての人が明確な目標を定めるよう励まして結ぶ。
123番の歌と結びの祈り。