開拓者としてエホバに仕えることができますか
1 昨年の「光を掲げる人々」地域大会で,一人の話し手は次のように尋ねました。「あなたは開拓奉仕を行なえますか。あなたは開拓奉仕を行なう意志がありますか」。また,ハルマゲドンが間近に迫っており,宣べ伝える業がかつてないほど緊急なものとなっているので,こうした質問は当を得たものであるとも述べました。―コリント第一 7:29前半。
2 確かに,開拓奉仕は楽な仕事ではありません。自己鍛錬や物事をよく組織することが求められます。それでも,宣教を行なうときにわたしたちが払う労苦は『無駄ではないのです』。(コリント第一 15:58)わたしたちが従事したいと思う,あるいは時間やエネルギーを費やす様々な活動の中で,同じように言えることがほかにあるでしょうか。クリスチャンはエホバへの愛に動かされて奉仕に熱心に携わります。そして多くの人はエホバへの奉仕に対する熱意に促されて開拓奉仕をとらえました。―ヨハネ第一 5:3。啓示 4:11。
3 高校卒業を間近に控えた,多くの年若いエホバの僕たちが開拓奉仕について真剣に考慮しています。それは本当にふさわしいことです。全時間宣教以上に大切な仕事がほかにあるでしょうか。(マタイ 6:33)神の王国に関する良いたよりは宣べ伝えられなければなりません。これはエホバの業だからです。若い時からそれに専念できるのは実に大きな特権です。―マタイ 24:14。
4 親である皆さん,あなたはお子さんが全時間奉仕に携わるよう励ましておられますか。子供たちにこの価値ある業を心と魂と思いと力とをこめて行なってほしいというあなたの願いがはっきりと伝わっていますか。(マルコ 12:30)若い奉仕者の多くは,学生の時から機会あるごとに補助開拓奉仕をとらえることにより正規開拓奉仕に備えてきました。そのようなエホバに対する専心は,エホバご自身にとって心温まるものであるに違いありません。―箴言 27:11。
5 もちろん,すべての人が開拓奉仕を行なえる状況に置かれているわけではありません。しかし,既婚か独身か,あるいは年若いか年配かを問わず,あなたは良いたよりを伝える開拓奉仕者としてエホバに仕えることを祈りのうちに真剣に考慮したことがこれまでにありますか。(コロサイ 3:23)多くの若い夫婦は自分たちの宣教を拡大するよう努めています。その結果,夫婦そろって,あるいはそのどちらかが開拓奉仕を行なえるようになりました。
6 現在のところ正規開拓奉仕を行なえる状況ではないとしても,あなたは補助開拓者として仕えることができるでしょうか。恐らく皆さんの会衆の多くの伝道者は,4月に補助開拓奉仕を行なうよう計画していることでしょう。あなたも一緒に行なうことができますか。エホバの忠節な僕はすべて,数多くの祝福を受けているとはいえ,羊のような人々を探し求めるため王国奉仕により多くの時間を用いる人々には,増し加えられた祝福が待ち受けているのです。―使徒 20:35。