12月中,短い再訪問を数多く繰り返す
1 イエスは弟子たちに,良いたよりを教える者となるようお命じになりました。(マタイ 28:19,20)他の人を教える主要な方法は,聖書研究を司会することです。どのように聖書研究を取り決めることができるでしょうか。短い再訪問を数多く繰り返すことによってです。
2 イエス・キリストのことを話題にした人の場合,このように言えるかもしれません:
■ 「先日,おうかがいした時には神の子と呼ばれたイエスについてお話し合いさせていただきうれしく思いました。ところで,___さんは神が存在すると思われますか。今は科学の発達した時代であるため,神はいないと考える方も少なくありませんが,その神の存在を科学的に調べるとどのような答えが出るでしょうか」と述べ,『神は気遣っておられますか』のブロシュアーを家の人に手渡し,第3部1節の「造られたものには必ず造り手がいる」という論理的かつ確証された原則を強調します。その後,この部に記されている宇宙や地球,また細胞や脳の造り,血液システムなど,家の人の興味を引きそうな分野に関し,権威ある科学者の言葉を引用しながら話し合います。結びに,「神がおられるのであれば,神がわたしたちを造られた目的もあるはずですが,それは何だと思われますか」と尋ね,次回第2部から話し合うことを約束できます。
3 サマリア人の例えから話した人にはこのように言えます:
■ 「前回は,あまり見られなくなった親切について___さんとお話しでき,うれしく思いました。不親切な人や他の人をだましたりする人が増えてきたことや,最近の不況も手伝って,『今の世の中で頼れるのは自分とお金しかない』と感じておられる方が多いようですね。確かにお金もある程度必要ですが,信仰心や健全な精神のほうが人生を送るのに助けになると思われませんか。先日の書籍にはこのようなことが書かれています」と述べ,「最も偉大な人」の本の35章,「祈り,そして神への信頼」という副見出しの5節の部分を家の人に出版物を手渡しながら示し,物質の所有物が朽ちやすいことを強調します。その後,続く6節から親切を示したり,他の人のためになることを行なったりするなら,より大きな満足が得られることに言及します。後日,再び短い訪問をすることを取り決めます。
4 12月1日号の雑誌を提供した人の場合,このように再訪問できるかもしれません:
■ 「前回は,自然災害が神によりもたらされたものかどうかお話しできましたね。色々な調査はそれらを神が起こされたのではないことを示していますが,ではどのようにして自然災害から身を守ることができるでしょうか。一つは現在も行なわれているように様々な情報を用いて予知や予測をすることがあげられていましたが,先日お渡しした雑誌にはもう一つの根本的な解決策がこのように述べられています」と述べ,7ページの「間近に迫った神の業」という副見出しのふさわしい部分を示します。次回は,「見よ!」や『神は気遣っておられますか』のブロシュアーに移行して再訪問を行なえるでしょう。
5 書籍や雑誌を受け取った人であれ,そうでない人であれ,話し合いのできる人を徹底的に再訪問しましょう。短い簡潔な再訪問を繰り返すことにより,人々の関心を徐々に高め,聖書研究へとつなげることができます。12月中も,積極的な態度を保ち続け,よく準備し,あらゆる機会を活用して再訪問を行なうよう努力したいものです。