良いたよりを伝える ―「王国が来ますように」の本を用いて研究を始めることにより
1 エホバ神の「王国は,『地を破滅させている者たちを破滅に至らせ』,死者をよみがえらせ,敵である死を取り除き,この地球を人類の楽しい,平和な住みかとするために来るのです」。(啓示 11:15,18; 21:1,3,4)(「王国が来ますように」21ページ1節)わたしたちの心からの願いは,この本を受け取った人々が知識を得,聖書の主要な主題である王国に対する認識を抱くように助けることです。このことを成し遂げるためには普通,聖書研究をすることが必要です。
2 研究を始めることで成功を収めている大勢の兄弟たちは,きわめて簡潔な近付き方が最善の方法であると述べています。友好的なあいさつをした後,その出版物から最大のものを得る方法を簡潔にごらんに入れたいと家の人に告げてください。自分の本を持って来るよう親切に勧めてください。1章の初めにあるさし絵に注意を向け,何が魅力的で興味深いと思ったか尋ねてみてください。(家の人に意見を述べてもらう。)最初の節を読むように促してごらんください。そこにはさし絵の説明があります。家の人が読むことをためらうなら,あなたが読むことができるでしょう。それから,「質問 1」を尋ね,家の人に注解を述べてもらうようにしてください。2節と3節も読んでもらってから質問を討議し,4節と5節に進んでください。7ページの枠の中の資料も読んでもらうことができます。王国とは実際に何かを知りたいと思わないか尋ね,来週再び訪問してさらに資料を共に考慮できれば幸いであると伝えてください。次に訪問する時に,続く二つのページを考慮してください。そこにはその質問の答えがあります。
3 「王国が来ますように」の本の内容に入って研究を始めるもう一つの良い方法は,ある人々が主の祈りを繰り返し口にしてきたことについてふれる方法です。そして,その最初の部分を述べてから質問することができるでしょう。「『御国の来らんことを。御心の……行われんことを』。どこに来るのでしょうか。どこで行なわれるのでしょうか」。(家の人に答えてもらう。)家の人がちゅうちょしたり,答えられない場合は,続けて次のように言えます。「祈りは『天のごとく,地にも行われんことを』と述べています」。そして,神のご意志が地に行なわれる時,地球がどのようになると思うか,家の人に尋ねてください。(考えを述べてもらう。)1章のさし絵に注意を向け,神の王国が地にもたらす状態を話し合ってください。1節を読んでもらい,質問し,そして内容を討議し,このような方法で数節考慮して,さらに話し合うために再び訪問する取決めをしてください。それと気付かぬうちに研究を進めてゆけるでしょう。
4 別の提案: 幾百万人という人々が神の王国の到来を祈り求めていますので,当然のこととして多くの人々は「王国とは何ですか」という質問をします。家の人にその件についてどう思うか尋ねてみてください。そして,この本が答えを与えてくれることを伝えてください。家の人に本を持って来てもらい,8ページに注意を向けます。副見出しを読み,家の人に6節を読んでもらえるか尋ねてください。質問を討議します。それから,7節と8節を読んでもらい,討議します。学んだ事,つまり王国が実際の政府であることを復習してください。続く三つのページを読む時間を取れるか尋ね,このことをさらに考慮するために喜んで別の機会にもう一度来ることを約束してください。
5 「王国が来ますように」の本は研究で用いる目的で作られたものです。みなさんがこの本の助けを得て,多くの新しい研究を首尾よく始めてゆかれるよう希望いたします。この本は,新しい研究生と学ぶ2冊の本として「真理」または「良いたより」の本と共に用いられるでしょう。この本をその賛美のために巧みに用いるみなさんの誠実な努力をエホバが祝福してくださいますように。