「永遠の命に導く知識」の本を提供する
1 「永遠の命に導く知識」という新しい本が発表されたとき,わたしたちは大きな喜びを感じました。この本は,人々が速やかに真理の正確な知識を習得することができるように書かれています。わたしたちはこの本を,12月に,初めて区域で提供します。関心を高めるために,どんなことを話せるでしょうか。
2 神への信仰心が弱まっている人には,このような証言が心に訴えるかもしれません:
■ 「以前は神を信じていたけれども,今では信じられない,という人が少なくありません。何がその原因だと思われますか。[答えてもらう。] わたしたちの人体や宇宙の造りのすばらしさについて考えると,あらゆるものには造り主がいるのではないかと結論する学識者は少なくありません。[詩編 19:1を読む。] それらの天体を律する法則を定めた方は,ちょうど愛ある父親が子供たちのためにりっぱな住居を備えるのと同様,わたしたち人間がこのような環境の中で生活を楽しめるようになると約束してくださっています。[4,5ページの挿絵に注意を向け,説明文を読む。] この特別な知識から益を受けたいと思われるなら,喜んでこの本を差し上げます」。
3 最近のニュースで取り上げられた暗い出来事を念頭に置いて,こう言えます:
■ 「きっと__さんも [出来事に触れる] についてご存じでしょう。わたしたちの身の回りで目にしたり,時には自分の身に降り懸かったりする不公正や苦しみを神は本当に気にかけておられるのだろうか,とお考えになったことはありませんか。聖書は,人間を創造された神がわたしたちを愛しておられ,苦難の時に助けてくださると保証しています」。詩編 72編12-17節から幾つかの句を抜粋して読みます。本の70ページを開き,この本が,神はなぜ苦しみを許しているのか,という多くの人の疑問に答えていることを指摘します。「この疑問に対する聖書の答えを知ると本当に慰められます。その答えをご自分で確かめていただけるように,この本を差し上げたいと思っています」。
4 相手が親の立場にある人なら,家族のあり方を話題にできるかもしれません:
■ 「親の皆さんは大抵,家族として幸福に暮らすことを願っていても難しい問題が多い,とおっしゃいます。何が大きな障害になっていると思われますか。[答えてもらう。] わたしたちは自分にできることは精一杯しますが,より良い結果を得るのに役立つものがあれば,それに越したことはありませんね。聖書には優れたアドバイスが収められています。[コロサイ 3:12,18-21から幾つかの句を抜粋して読む。] 聖書にはこのほかにも家庭生活に関する多くの助言が収められています。その要点がこの本の15章,『神に誉れをもたらす家庭を築く』と題する章で説明されています。結婚生活に伴うストレスを和らげる方法や,子供が直面する問題に対処する方法を示す聖書の助言が取り上げられています。ぜひお読みください」。
5 簡潔にこう言えるかもしれません:
■ 「どうして人間は年老いて死ぬのだろう,とお考えになったことはありませんか。この本の6章は,死の原因について,また神がどのようにその原因を取り除いてくださるかについて説明しています。聖書によれば,神はご自分を愛する人たちに永遠の命を約束しておられます。[ヨハネ 17:3を読む。] このことについて知りたいと思われる方には,この本をお読みになるようお勧めしています」。
6 良い準備をしておくなら,人々に大きな喜びとなるような仕方で『聖書を解く』ことができるでしょう。―ルカ 24:32。