関心を示した人々を再訪問する
1 大会の話し手は,「永遠の命に導く知識」という新しい本の発表に際して,「誠実な研究生であれば,この本を研究することによって,エホバの側を選びバプテスマを受けるのに必要な,十分な事柄を学べるはずです」と述べました。この本は真理を短期間で教え,研究生に霊的な進歩を遂げるための動機づけを与える明確な情報を簡潔に提供しています。偽りの教理については詳しく述べることなく,真理を積極的に提示しています。この新しい道具を用いて望みどおりの結果を得るには,再訪問が必要です。
2 神への信仰を持たないものの,ある程度の関心を示した人と話したのであれば,4,5ページの挿絵を開き,こう言えます:
■ 「この前は,美しい環境を描いた,このきれいな挿絵を見ていただきましたね。『[このような所で生活する] ためには何をしなければなりませんか』と問いかけています。__さんは,どう思われますか。[答えてもらう。] 聖書は,基本的な要求の一つをはっきり示しています。[ヨハネ 17:3を読む。] 神への信仰を持つには,知識が欠かせません。知る必要のある事柄を学ぶうえで一番良いのは,聖書を基本的な事柄から順に研究してゆくことです」。1章の1-5節にある,励みとなる考えを幾つか指摘します。聖書研究がどのように司会されるか説明し,話し合いを続けるためにもう一度お伺いします,と述べます。
3 神が苦しみを許しておられるのはなぜか,について話し合う場合,こう言えます:
■ 「この間お訪ねしたときは,[話題にした出来事に触れる] についてお話ししましたが,神が世界にこれほど多くの苦しみを許しておられるのはなぜか,という疑問が生じましたね。__さんは,どのようにお考えになりましたか。[答えてもらう。] この点を知っていると励みになります。つまり,そのようなひどい状態が見られるのは神のせいではない,ということです」。71,72ページを開き,3-5節にある聖書的な考えを幾らか話し合います。今度またお伺いして,神が苦しみを許しておられる期間が間もなく終わると言える理由についてご説明します,と述べてください。
4 親の立場の人を再訪問するのであれば,このように言えるかもしれません:
■ 「__さんは,親としてお子さんの最善の益を願っておられることでしょう。子供が悪い影響を一切受けないようにすることはできませんから,子供には人生の諸問題に対処する方法を教えておく必要がありますね。どうすればよいと思われますか。[答えてもらう。] 親としてできる特に大切な事柄の一つは,子供をしつけることです」。145,146ページを開き,聖書の実際的な助言に注意を向けます。そうした助言の大切さと,それに従うならどのように良い結果が得られるか,という点を強調します。もう一度お伺いして,幸福な家庭を築く方法についてもっと学ぶためにこの本をどのように用いることができるか実際にやってみましょう,と述べます。
5 簡潔な証言をした人を訪問する場合,このように言えるかもしれません:
■ 「人間が年老いて死ぬのは,決して神の意図されたことではありません。神は人間が地上の楽園で永遠に生きることを意図されました」。188,189ページの挿絵を見せて,184ページ11節を読みます。次回の再訪問の約束をしてください。
6 確かにこの新しい本は,この終わりの日における取り入れの業を『速やかに行なう』ための,エホバからの新たな備えです。(イザヤ 60:22)この本を効果的に活用するなら,永遠の命を得るよう助ける知識を分け与えることができるのです。