最善のものをエホバにささげる
1,2 律法はエホバへの犠牲に関して何を定めていましたか。わたしたちの捧げ物についてどんなことを学べますか。
1 イスラエルに対するエホバの律法は,犠牲としてエホバにささげる動物は「きずのないもの」でなければならないと定めていました。欠陥のある動物は受け入れられませんでした。(レビ 22:18-20。マラ 1:6-9)さらに,犠牲がささげられるとき,脂肪つまり最も豊かな部分はすべてエホバのものでした。(レビ 3:14-16)エホバはイスラエルの父また大主人として,最良のものを受けるにふさわしい方でした。
2 古代の場合と同様,今日でも神はわたしたちの捧げ物の質に大いに関心を抱いておられます。わたしたちの奉仕には,エホバに対する当然の崇敬の念が反映されていなければなりません。もちろん,人によって状況は異なります。それでも,自分をよく吟味して神に最善のものをささげているかどうかを確かめるのは良いことです。―エフェ 5:10。
3 どうすればエホバへの犠牲の質を向上させることができますか。
3 魂をこめた奉仕: 真にエホバを敬い,聞く人の心を動かすために,わたしたちの宣教奉仕はおざなりのものであってはなりません。感謝にあふれた心から,神とその偉大な目的について語らなければならないのです。(詩 145:7)このためには,良い予定に従って個人的に聖書を読んで研究してゆくことが必要です。―箴 15:28。
4 最善の犠牲をささげるために何を行なえますか。
4 エホバに最善のものをささげることには,人々に対する神の愛に見倣うことも含まれます。(エフェ 5:1,2)人々に対する愛は,命を与える真理の音信をできるだけ大勢の人に伝えようと努力する意欲を起こさせます。(マル 6:34)また話す相手に個人的な関心を抱かせます。最初の訪問の後にもその人たちのことを考え続け,再び訪ねてその人の霊的進歩を助けるためにできる限りのことを行なうように促します。―使徒 20:24; 26:28,29。
5 (イ)「賛美の犠牲」をささげる上で何が助けになりますか。(ロ)あなたは捧げ物の質を高めるために何を行ないたいと思いますか。
5 「賛美の犠牲」: さらに,宣教奉仕を勤勉に行なうことによって,エホバに最善のものをささげることができます。よく計画を立て,当面の業に焦点を合わせているなら,自分の持つ時間を生かして良い事柄を最大限に達成できます。(テモ一 4:10)よく準備すれば,はっきりと確信をこめて話すことができ,好意的な反応の得られる可能性が高くなります。(箴 16:21)良いたよりを伝えるときに心から語るならば,それはまさしく「賛美の犠牲」となります。―ヘブ 13:15。