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ブロシュアーの証言例
この折り込みには,ブロシュアーを提供するための証言を準備するうえで役立つ様々な提案が載せられています。これらの提案は,会衆の状況に応じて調整できます。他の証言方法を用いることもできます。この折り込みに載せられていないブロシュアーのための証言も,ここに挙げられている提案に倣って準備できるでしょう。―「王国宣教」2005年1月号,8ページを参照してください。
このページの提案にはそれぞれ,(1)会話を始めるための,考えを刺激する質問,(2)話題として用いることのできる,ブロシュアーのページなど,(3)話し合いの際に読むことのできる適切な聖句が含まれています。証言の残りの部分は,相手の人の反応に応じて自分の言葉で補えます。
「すべての人のための書物」
「聖書には今この時代にも役立つアドバイスが載せられている,と思われますか」。―22ページ,序論; 23ページ,囲みの3節。箴 25:11。
「満足のいく生活 ― どうすれば実現できますか」
「世界のどこに住んでいる人も,生活を良くしたいと思っていますね。いつかは本当に満足のいく生活ができるようになる,と思われますか」。―29ページ,6節。ペテ二 3:13。
「地上での生活を永遠に楽しんでください」
「天に行かなければ永遠の命は得られない,と考えている方は大勢おられますが,地上でいつまでも生きてゆけるとしたら,そのことについてどう思われますか」。―表紙の絵。啓 21:4。
「あなたは三位一体を信ずるべきですか」
「神が実際にどんな方であるかについては,様々な見方があります。どんなことを信じるかは重要だと思われますか」。―3ページ,3,7,8節。ヨハ 17:3。
「神のみ名は永久に存続する」
「『天にいますわれらの父よ,御名があがめられますように』という言葉で始まる祈りはご存じでしょう。(マタ 6:9,「口語訳」,日本聖書協会)わたしたちの救いが,その御名を知ることと関係している,ということをご存じでしたか」。―28ページ,1節。ロマ 10:13。
「楽園をもたらす政府」
「今わたしたちの周りにあるいろいろな問題が解決されることは皆の切実な願いですが,いつかは何らかの政府が解決してくれる,と思われますか」。―3ページ,1節。マタ 6:9,10。
「人は死ぬとどうなりますか」
「愛する人が亡くなったとき,その人は今どこにいるのだろう,いつかまた会えるのだろうか,と考えたりするものですが,そのような疑問についてお考えになったことはありますか」。―裏表紙の質問。ヨブ 14:14,15。
「愛する家族を亡くしたとき」
「きょうは,愛する家族を亡くした大勢の方に慰めと希望を与えてきた,この冊子をご紹介しています。亡くなった人にはどんな希望があるのだろう,とお考えになったことはありませんか」。―27ページ,2節。ヨハ 5:28,29。
「愛する家族を亡くした人をどのように慰めたらいいのだろう,と思われたことはありませんか」。―20ページ,1節。箴 17:17。
「神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか」の証言例
悲惨なニュースに言及した後,こう言えるかもしれません:
「『神が本当に気遣っておられるのなら,なぜ人間の苦しみを許しておられるのだろう』と思われたことはありませんか。[答えの間を置く。] この冊子には,その疑問に対する納得のゆく答えが載せられています。また,神が近い将来どんなことを行なわれるかについても説明されています。[27ページの挿絵を見せ,22節にある詩編 145:16を読む。] 神は人間の苦しみすべてをどのようにぬぐい去って元どおりにしてくださるのでしょうか。今度お伺いした時に,その点についてお話ししたいと思います」。ブロシュアーを勧め,再訪問の日時を取り決める。
再訪問では,こう言えるかもしれません:
「この前お伺いした時,聖書のこの言葉を読みましたね。[詩編 145:16を読むか,引用する。] この言葉を読んだあと,神は人間の苦しみすべてをどのようにぬぐい去って元どおりにしてくださるのか,という質問をしました」。ブロシュアーを持ってきてもらう。27,28ページを開き,23-25節の内容を取り上げる。聖書研究を勧めるか,「次回は26,27節についてご一緒に考えましょう」と言って,日時を取り決める。
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十代の奉仕者なら,こう言えるかもしれません:
「わたしの年代の人たちの中には,『この世界は10年か15年後にはどうなるのだろう』と心配している人が大勢いますが,そのころの生活はどうなっていると思われますか。[答えの間を置く。] 今わたしたちの周りにあるいろいろな問題は,今が終わりの日であることの証拠です。[テモテ第二 3:1-3を読む。] この冊子には,次のような質問の答えが書いてあります。[表紙の質問を読み,ブロシュアーを勧める。] 今度お訪ねした時,少しだけ時間をいただけるなら,病気や老齢という問題がなくなるという励みとなることをお伝えしたいと思います」。再訪問の日時を取り決める。
再訪問では,こう言えるかもしれません:
「この前お話しした時,『病気や老齢という問題がなくなることをお伝えしたい』と言いましたが,そのことがここに書かれています」。ブロシュアーを持ってきてもらい,23,24ページの6,7節を読んで話し合う。「次回は8,9節についてご一緒に考えましょう」と言って,日時を取り決める。
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子どもと一緒に奉仕している時には,大人が自分たち二人を紹介してから,こう言えるかもしれません:
「もしよろしければ,この子が聖書の言葉を読みますので,お聴きくださいますか。[子どもが詩編 37:29を読み,簡潔に説明する。] この冊子は,神が人間と地球に対する目的をどのように果たされるかについて説明しています。[24-27ページの挿絵を見せる。] 今度お伺いした時には,復活に関する聖書のすばらしい約束についてお伝えしたいと思います」。ブロシュアーを勧め,再訪問の日時を取り決める。
再訪問では,大人がこう言えるかもしれません:
「この前お伺いした時,詩編 37編29節を読んで,『聖書が復活についてどんなことを述べているかについてお伝えしたい』と申し上げましたが,ここをご覧ください」。ブロシュアーを持ってきてもらい,24,25ページの12-14節の内容を取り上げる。聖書研究を勧めるか,「次回は15,16節についてご一緒に考えましょう」と言って,日時を取り決める。
「人生の目的は何ですか ― どうすれば見いだせますか」の証言例
家の人にあいさつした後,こう言えるかもしれません:
「人生で,問題や失望を完全に避けることはできませんね。人生とは本来そのようなものだと思われますか。[答えの間を置く。] この冊子は,人間と地球に対する神の当初の目的がこれから果たされることを示しています。[20,21ページの挿絵について話し合う。それから9節を読み,イザヤ 14:24と46:11を際立たせる。] 今度お伺いした時,神が地球に楽園を回復させると聖書のどこに書かれているかを見ていただきたいと思います」。ブロシュアーを勧め,再訪問の日時を取り決める。
再訪問では,こう言えるかもしれません:
「この前は,人間が地上の楽園で永遠に生きることが神の目的だということをお話ししましたね。[20,21ページの挿絵をもう一度見せる。] イエスやペテロやダビデも楽園について述べていることに注目してください」。ブロシュアーを持ってきてもらう。21,22ページを開き,10-13節の内容を取り上げる。聖書研究を勧めるか,「次回は29,30ページのこの副見出しの部分についてご一緒に考えましょう」と言って日時を取り決める。
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十代の奉仕者なら,こう言えるかもしれません:
「わたしの年代の人たちの中には,将来のことを不安に思っている人が大勢います。二,三十年後に,生活は良くなっていると思われますか。[答えの間を置く。] 聖書は世界じゅうの人たちの明るい将来について述べています。[31ページの挿絵を見せ,説明文を読む。それからペテロ第二 3:13を読む。] この冊子には,神が人間のために用意しておられる祝福について述べられています。[29,30ページの太字の副見出しを際立たせ,ブロシュアーを勧める。] またお訪ねして,戦争を完全になくすという神の約束についてお伝えしたいと思います」。再訪問の日時を取り決める。
再訪問では,こう言えるかもしれません:
「この前お訪ねした時,地上をもう一度楽園にするという神の目的について少しお話ししました。[31ページの挿絵に再び言及する。] 戦争を完全になくすという神の約束についてどう思われますか」。ブロシュアーを持ってきてもらい,29ページの3-6節を読んで話し合う。「次回は7,8節についてご一緒に考えましょう」と言って,日時を取り決める。
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子どもと一緒に奉仕している時には,大人が自分たち二人を紹介してから,こう言えるかもしれません:
「もしよろしければ,この子が一つの絵をお見せして,聖書の一つの節を読みますので,お聴きくださいますか。[子どもが31ページの挿絵を見せ,説明文を読み,啓示 21:4を読む。] この冊子は,今日のわたしたちの問題を神がどのようにしてくださるかを説明しています。[29,30ページの太字の副見出しを簡潔に際立たせ,ブロシュアーを勧める。] 今度お伺いした時には,健康の問題を完全になくすことについて,聖書が何と述べているかをお伝えしたいと思います」。
再訪問では,大人がこう言えるかもしれません:
「この前お話しした時,健康の問題を完全になくすことについて聖書が何と述べているかをお伝えしたいと申し上げましたね。ここに書かれていることにご注目ください」。ブロシュアーを持ってきてもらい,29,30ページの9-14節の内容を取り上げる。聖書研究を勧めるか,「次回は15-17節についてご一緒に考えましょう」と言って,日時を取り決める。
キリスト教以外の人のためのブロシュアー
「永続する平和と幸福 ― どうすれば見いだせますか」(英語; 中国語)
中国人の学生に証言するときには,こう言えるかもしれません:
「学生の皆さんは,共通のことに関心があるようです。平和と幸福を願っておられるということです。あなたも,それは大切なことと思われますか。[答えの間を置く。] この古代の言葉が実現するなら,すばらしいと思われませんか」。詩編 37:11を読み,ブロシュアーを勧める。―宣 98/2 5ページ。
「見よ! わたしはすべてのものを新しくする」
仏教徒である年配の人には,こう言えるかもしれません:
「道徳を守らない人が増えていることや,それが子どもたちに影響を与えていることについて,ご主人も心配しておられるのではないでしょうか。若い人たちの間で不道徳な傾向が大きくなっているのはなぜだと思われますか。[答えの間を置く。] イスラム教やキリスト教,ヒンズー教などができるより相当前に書き始められた本の中に,そのことが予告されていたのをご存じでしょうか。[テモテ第二 3:1-3を読む。] 多くのことを長年の知識や経験から学び取ってきたはずなのに,こうした状態が広まっているということにも注目してください。[7節を読む。] この出版物は,多くの人が学び取れずにいる大切な真理を理解するのに役立ちました。お読みになるのはいかがでしょうか」。―宣 99/8 8ページ。
「わたしたちの問題 ― それを解決するよう助けてくれるのはだれか」(英語)
若いヒンズー教徒には,こう言えるかもしれません:
「あなたも神を信じておられますね。神はわたしたちに対してどんな目的を持っていると思われますか。[答えの間を置く。それから創世記 1:28を読む。] 人口が増えすぎ,問題に悩まされている場所が多くなっています。創造者は,わたしたちの問題を解決するために喜んで助けてくださる,とお考えですか」。答えの間を置く。それからブロシュアーを勧める。
「神の導き ― 楽園に至る道」(英語)
イスラム教徒に話すときには,こう言えるかもしれません:
「イスラム教の方とお話しできてうれしく思います。イスラム教の方は唯一まことの神とすべての預言者を信じておられるとお聞きしていますが,そのとおりでしょうか。[答えの間を置く。] 古代の預言者が,地球が楽園に変わると予告しているので,そのことについてお話ししたいと思います。その預言者が書いた事柄をお読みしたいのですが,よろしいでしょうか。[答えの間を置く。それからイザヤ 11:6-9を読む。] この預言を読むと,この冊子に載せられているコーランの言葉について考えさせられます」。9ページを開き,太字の引用文を読む。相手が関心を示すなら,8ページの7-9節について話し合いを続ける。
「愛と真理をもって神を崇拝すべきなのはなぜですか」(英語)
この証言例は,家族のいるヒンズー教徒の心に訴えるかもしれません:
「多くの国で見られる家庭生活の状態について心配しておられる方をお訪ねしています。家族の一致を保つうえで何が役立つと思われますか。[答えの間を置く。] ヒンズー教の聖典が家族について述べている事柄はご存じでも,聖書が述べている事柄と比べてみたことのない方もおられます。このような点をお伝えしたいと思います。[コロサイ 3:12-14を読む。] この冊子は,インドの聖典と聖書の両方を詳しく取り上げています」。ブロシュアーを勧め,8,9,20,21ページを際立たせる。
「戦争のない世界がいつの日か実現しますか」
ユダヤ教の人に証言するときには,こう言えるかもしれません:
「わたしたちはたいてい,愛する家族を亡くすという悲しい経験をしたことがあります。人間は死ぬとどうなると思われますか」。答えの間を置く。それから22ページの「死と魂 ― それは何を意味するか」という囲み記事を紹介する。復活に関する23ページの17節を読む。族長ヨブが復活の希望を抱いていたことを述べる。ブロシュアーを勧め,17節の終わりに挙げられている聖句について話し合うため,再訪問の約束をする。