学ぶ決意
◆ 「とこしえの命に導く真理」の本が不足していた時のこと,アメリカ,オハイオ州に住むひとりのエホバの証人は,近所の婦人と家庭聖書研究を始めました。その証人は自分の「真理」の本しか持っていませんでした。そこで証人は,関心を持つその婦人に予習してもらうため,自分の本を毎回貸すことにしました。こうした事がしばらく続いた後,婦人は本を数日のあいだ借りました。聖書研究を司会するため,婦人の家に行った証人は驚きました。その婦人は,「真理」の本が手にはいるまで自分の勉強用の本が手もとにあればよいと考えて,「真理」の本の多くを質問欄も含めて手で書き写していたからです。たしかに,この婦人には神の真理を学ぼうという堅い決意がありました。
― エホバの証人の1970年度年鑑より