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目ざめよ! 1970
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ヒッピー ― どんな人々ですか?

直接でなければニュースなどを通してご存じでしょう。その多くは若い男女で,髪を長く伸ばし,男子はたいてい,ひげをはやしています。また,ビーズを身につけたり,すその広いズボンをはいたり,奇妙な上衣やかぶり物をつけたりしています。サンダルをはく者もいれば,はだしで歩く人もいます。

それが“ヒッピー”です。ヒッピーに出会うと,肩をすくめて,不快の意を表わす人もかなりいます。その行動を,いこじな若者の奇行としてかたづける人もいれば,まったくの愚行として,きびしく非難する人もいます。

ヒッピーとはいったいどんな人々ですか。そうした奇行を通して何を得ようと考えているのですか。なぜそうした生き方をするのですか。現代のこうした動向には何か深い意味があるのですか。

その答えを知るには,一口にヒッピーといっても,さまざまな種類があることを,まず知らねばなりません。たとえば,ヒッピーのような身なりをした若者が騒ぎを引き起こしたとしましょう。それらの若者はヒッピーを代表していますか。いいえ,彼らは,目的を達成するには暴力に訴えてもよいとする少数の過激分子にすぎません。

これに反してヒッピーの多くは,目的を達成するのに暴力や殺人などの手段を否定し,平和を唱えます。いわゆる“麻薬”ヒッピーもいます。その種の者は,手はじめにマリファナ(俗に“ポット”)を吸い,多くはメセドリン(俗に“スピード”),ペヨーテ,LSD,ヘロインなどの強力な麻薬にふけるようになります。また,“心霊”ヒッピーもいます。彼らは種々の宗教,なかでも禅,ヒンズー教の導師,占星術など東洋の宗教に道を求めます。

また,いわゆる“一時的な”つまり週末だけのヒッピーもいます。彼らはことば・みなり・行動などではヒッピーに似ていますが,ヒッピーになりきってはおらず,職業の点では社会(“既成秩序”)になお依存し,程度の差はありますが,社会に順応しています。

もちろん,どんなヒッピーにもこうした類型の幾つかが合わさっているものです。たとえば,平和を唱え,占星術を奉じ,同時に,麻薬にふける者もいます。事実,ヒッピーの大半は確かに麻薬を使用しています。

すべてのヒッピーにあてはまる共通点というようなものがありますか。あります。それは年配の世代の造り出した種々の規準や権威を退けることです。彼らは事の大小を問わず,政府や親また伝統的な宗教制度による指導を退け,また,経済機構を軽べつします。

いったいヒッピーはどこから生まれるのですか。彼らはいたずらにふける愚かな,もしくは無知な人間にすぎないとして,問題を簡単にかたづけることもできるでしょう。それに,他の社会的集団の場合と同様,その種の人々がヒッピーの中に多数いることは確かです。

しかし,初期のヒッピーの多くは,中流の“良い”家庭の出で,なかには裕福な家庭の子女もいました。多くは,相当の教育を受けた知識人で,実際のところその批判者以上の知識人さえいました。ある調査によると,68%は大学教育を受けており,大学卒の父親を持つ者44%,母親が大学卒の者46%という結果が得られました。

ヒッピーの中に精神の錯乱した若者がいることは確かです。一研究者が述べたとおりです。「一部の若者に見られる,うつろな目つきは,麻薬中毒患者のそれではなく,精神病患者のものに似ている」。しかしそのような人が大多数を占めているわけではありません。それは,他のどんな社会的集団でも,精神的な平衡を失った人が多数を占めていないのと同じです。

それでヒッピーの多くは,ライフ誌,1969年11月7日号が指摘したように,「中流家庭の白人の若者」から生まれた「文明否定者」と言えます。それにしても,裕福で,良い教育に恵まれた家庭から,年配の世代の人々が価値ありとみなすものを完全に退ける若者が生まれるのはなぜですか。

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