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目ざめよ! 1970
目70 5/8 7–9ページ

人は自分のまくものを刈り取る

麻薬を用い,乱脈な性関係をもち,権威を否定するヒッピーの生き方を多くの人は非としており,それはあまりにも極端すぎると考えています。

しかし,そうした考えをどこから得たのですか。彼らにはどんな手本が示されましたか。聖書の次の原則を心にとめてください。「何ごとでも,人は自分がまいているものを刈り取る(のである)」― ガラテヤ 6:7,新。

さて,権威に対する不敬の種を最初にまいたのはだれですか。国々が平和条約を破棄し,罪のない婦女子を含めて多数の人間を互いに殺し合うことにより,権威に対するどんな尊敬の念をつちかえましたか。今世紀だけで1億余の人々を殺傷した幾つかの戦争を引き起こした年配の者たちは,若者にどんな手本を残しましたか。

高い地位にある人間がうそをつき,不正や盗みを働くのを見聞きする若者の心に,権威に対する尊敬の念が培われますか。巨万の富を持つ者が税金を免れ,貧困生活者とみなされる人々が税金を払わされる事態をしばしば放置しておく当局者を,物事を考える利口な若者が尊敬できるでしょうか。

最高の権威者つまり神に対する敬意についてはどうですか。神の至上権と権威,またその正しい律法と原則を軽視することに率先したのはだれですか。ここ数十年来,この至上の権威に対する確固とした信仰を若者から奪ったのはだれですか。神の存在を“不要”にする進化論を推し進めたのはだれですか。

手本

ご存じのとおり,手本を示すのは,若者ではありません。それは年配の人々です。嘆かわしいことに,年配者はみじめな手本を残しました。自らあらゆる種類の権威に対し不敬を表わしたのです。世界の指導者の多くは国際法を踏みにじり,他国の権利を軽視しました。

科学者はもとより,教育者また牧師さえ進化論を推し進めました。進化論は神の存在を“不要”にするので,神の権威をひそかに傷つけます。また,多くの牧師は若者の面前で聖書をないがしろにし,聖書を卑しめて,その一部を神話・伝説呼ばわりしました。聖書のある部分を信用してはならないとすれば,どの部分も信用できないのではなかろうかと若者は考えます。そして,人間および神の法と権威の尊重を説く聖書の教えをなぜ守らねばならないのかと考えます。

年配の世代の人々が,法と権威,なかんずく神の法と権威をひとたび退けたのですから,若者がその手本をまねるのは,いとも容易でした。つまり,神とそのみことばである聖書そして国際法を退けることが年配者に許される以上,それらより下位の権威である親や政府の役人を敬う動機づけとなるものは若い人々にはほとんどありません。

年配の世代の人々は,権威に対する不敬の種をまいたのです。そして今や,利息つきでその実を刈り取っています。自らの権威が若者の手で退けられているからです。

道徳的な価値

ヒッピーは,“フリー・セックス”つまり自由性愛を唱えます。これはざん新な考え方ですか。いったい,聖書の道徳規準を最初に捨てたのはだれですか。高く評価されている一“知識人”の述べた次のことばは,多数のおとなの態度を端的に示しています。「われわれが聖書の道徳に反対したのは,それが性的自由の妨げとなったからである」。

数々の調査が明らかにしたとおり,淫行や姦淫をするおとなは,父親や母親を含めて相当数に達しています。大都市の郊外居住者のあいだで,さまざまな形の“夫婦交換”の行なわれているところがあります。

多くのおとながこうして“世なれた”仕方で行なったり,唱えたりしていることを,ヒッピーはあからさまに反映しているのではありませんか。現代の敏感な若者は,うわべを正しそうに装ったおとなの,みだらな性関係を決して見のがしません。ヒッピーのことばや行動によく見られる異様な率直さは,おとなの偽善に対する軽べつの表われです。

また,おとなの世界は,不道徳な生活をする俳優や女優を英雄に仕立てる映画・テレビのショー・舞台劇などを助長しています。それは青少年の,道徳を重んずる気持ちを高めるものですか。しかもその内容の多くは,ともすれば若い観客層の風紀を乱すものではありませんか。

マリファナの使用についてはどうですか。では,喫煙を奨励したのはだれですか。それは,おとなの手で,また映画や広告を通し,さらにおとなの手本により,これまでずっと若者の心に押しつけられてきました。おとなが有害なタバコをあい変わらずのんでいるのですから,マリファナを吸ったところで,何もおかしくはないと若者は考えます。

また,麻薬を用いることは,おとなが緊張や心配を和らげるためにさまざまな鎮静剤を服用するのと大差はないと考えます。それに,アルコール飲料にふけるおとなも多いのです。アルコール分を取りすぎると,その効果は麻薬のそれとあまり異なりません。それで,おとなが酔って“いい気分”になれるなら,どうして若者がそうしてはいけないのかと言うわけです。

牧師の手本

牧師の多くが,いわゆる“現代的な”考えを受け入れて,淫行・姦淫・同性愛・麻薬の常用などを大目に見,あるいは奨励しさえして,人に良く思われたいとする努力は,逆効果を招きます。まだ最近のことですが,なぜ教会に行かなくなったのか,と尋ねられた若者たちのひとりはこう答えました。

「わたしの属していた団体の牧師は,彼の知っている人で,“ポット”(マリファナ)を吸っている者すべてのことを,いつもわたしたちに話していました。若者たちはかげでその牧師のことをあざ笑いました。彼をいかさま師と考えたのです。牧師は,神の存在および,わたしたちの従うべき道徳律に強い関心をいだく人でなければなりません」― 1969年3月8日付,トロント・デーリー・スター紙。

したがって今日の多くの若者は,古い世代の人々と違って,伝統的な宗教を少しも重視しません。牧師はパリサイ人に似て,人からされたいと望むとおりに人に対して行なえと説く「黄金律」を口では「言うが,実行しない」とヒッピーは考えています。(マタイ 23:3,新)インタビューを受けたひとりのヒッピーは言いました。「わたしの知っているかぎり,神から最も遠く離れている人間といえば,それは司教です。人々が飢えているのに,イエスはビロードの衣を着て歩き回っていたとは考えられません」。

しかしこうした理想主義を唱えることによって,ヒッピーはより良い社会を自分たちの力で築いていますか。人類を苦しめている諸問題の解決策を持っていますか。彼らは自分たちのしあわせを図っているのですか。

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