ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目70 7/8 29–31ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1970
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 暴力に悩まされるロンドン
  • アメリカに合法的な独裁支配?
  • 政治に介入するバチカン
  • 緩慢な地震
  • 役だたない,政府供与のヘロイン
  • 避妊を禁ずる命令
  • 多くの言語に翻訳されている聖書
  • 領海を広げたブラジル
  • ミサの出席者の減少
  • アルゼンチンにおける離婚
  • 女子大の必須科目になった柔道
  • エベレストでさらに6人の死者
  • 喫煙 ― 自家大気汚染
  • 読者不足に悩む宗教誌
  • 最も安全に出産できる国,スウェーデン
  • 「教会の崩壊」
  • 法王,司祭に警告
  • 世界中で増大する薬物中毒
    目ざめよ! 1981
  • 薬剤の乱用問題はあなたとあなたの近隣にどのような影響を与えるか
    目ざめよ! 1974
  • 世界展望
    目ざめよ! 1970
  • 悪化する世界的麻薬禍
    目ざめよ! 1978
もっと見る
目ざめよ! 1970
目70 7/8 29–31ページ

世界展望

暴力に悩まされるロンドン

◆ 英国では,最近,警察当局の言う暴力犯罪の大波に見舞われ,突然「法と秩序」が政治上の大問題となった。昨年の傷害暴行事件は6,820件で,1968年の28.7%増加にあたる最高記録を生んだ。警視総監ジョン・ウォールドロン卿は次のように語った。「これは許容また無為徒食そして,すべてが徹底した自己本位の生活をする現代の一面を物語るものである。誇りも尊厳もほとんど失われ,法廷に立たされても恥辱を感じない。つまり恥を知らないのである」。同総監は現代を「暴力の時代」と読んだ。

アメリカに合法的な独裁支配?

◆ アメリカのジャーナリストで歴史家のウィリアム・シアラーは最近の記者会見で次のように述べた。「われわれは,民主的な投票によってファシズム国家に移行する最初の民族となるかもしれない。これはドイツやイタリアでさえ生じなかった事態と言えよう」。同氏が語っていたのはアメリカのことであるが,さらに次のように述べた。「ヒトラーは自由選挙で39%以上の票を獲得したことは決してなかったが,今日のアメリカ人は,いわゆる平和主義者や暴力学生,また黒人を押えうる勢力であればほとんどどんなものにでも投票するのではなかろうかと考えられる。富裕なわが国が窮境に陥った場合,この国は国民の合意を得た極右政党の支配する社会となり,自由は大いに制約されるであろう。……それは合意による一種の独裁支配と言えよう」。この著述家は,ドイツ人がヒトラーの約束する法と秩序の回復の代償として,アメリカの権利の章典に相当するものを手放したことにがく然とさせられたと述べ,さらにこう語った。「現在,中道派に属するアメリカ人のきわめて多くが,法と秩序回復の約束と引き替えに,権利の章典に盛られている数々の保証を放棄しようとしていることにがく然とさせられている」。

政治に介入するバチカン

◆ 去る3月,バチカンはイタリアの政治に干渉したとして非難された。この非難はイエズス会の3人の著名な学者らによるもの。それら3人の司祭は,離婚を認める法案に対するカトリック教会の強力な反対は,第二バチカン公会議で表明された信教の自由の原則を犯すものであると唱えた。そのうちの若手の司祭パオロ・ツファリは次のように語った。「公会議のおかげで,信教の自由の権利は今やカトリック教会の教義の一つとなった。したがって,教会の教えるある真理に従うことをカトリック教徒,非カトリック教徒とを問わず国民に強制する法律の施行を教会が政府に要求することはできない」。それにもかかわらず,イタリアの離婚に関する立法をめぐる事態からわかるとおり,カトリック教会は今なお政治に干渉しようとしている。

緩慢な地震

◆ 地震はたいした前兆もなくたいていこれといった前ぶれなしに突然襲うものであるが,イタリアの港町ポッツオリ全体は,ブラディ・サイズムとして知られる緩慢な地震のため,ナポリ湾に陥没する危険にさらされている。去る3月初旬には,火山活動による新たな地割れが生じたが,地下の熱い溶岩層からの硫黄の蒸気を噴出しているそれら新たな地割れは,地震活動が急激に活発になったことを示している,と科学者筋は語った。目下,この町の人々7万人を危険地域から退避させる集団移転計画が進められている。

役だたない,政府供与のヘロイン

◆ 英国では,麻薬の常用を抑制する一策として,しばらくの間,麻薬常用者に政府当局がヘロインを供与してきたが,効果が得られないため,当局者は少なくとも現在の形式でそれを継続することに難色を示している。麻薬問題の権威者ピーター・チャップル博士は,英国のこの制度は「完全に混乱している」と語った。ある報道によれば,「10年前,英国政府に報告されたヘロイン中毒者はわずか94人であった。しかし1960年から1967年にかけて,麻薬常用者の記録は16か月ごとに2倍になった」。アメリカでも中には麻薬の常用を抑制する英国のこの制度を採用するよう提案する人もいる。しかし,それは制度と呼ばれるようなものではなく,増大する麻薬の乱用に対する社会的または医学的一連の反応にすぎず,英国の当局者も,この制度は全く不適当で混乱しており,暗やみの中で手探りをしているようなものだ,と述べた。

避妊を禁ずる命令

◆ 人為的な避妊を禁ずる,1968年に出された教皇の回勅は,ローマ・カトリック教徒の婦人にどんな影響を及ぼしたであろうか。人口調査局に関係しているふたりの社会学者は全く影響がなかったように思われると述べた。ある調査によれば,質問を受けたカトリック教徒の婦人のうち64%は,教会が禁じている避妊方法を用いていることを認めた。

多くの言語に翻訳されている聖書

◆ 現在,世界人口の97%の人々は自国語で書かれた聖書を入手することができる。聖書中の少なくとも1冊の本は1,413の言語に翻訳されている。聖書全巻は244の言語で,また,クリスチャン・ギリシア語聖書(新約聖書)は324の言語で出版されている。

領海を広げたブラジル

◆ 去る3月25日,ブラジルは,チリ・ペルー・エクアドルにならって,それまで20キロだった領海を320キロに広げた。この新しい措置は,海底油田の石油生産に対するブラジルの関心が高まったためとされている。また,ブラジルは発展する漁業の保護にも関心をいだいているものと思われる。

ミサの出席者の減少

◆ アメリカ,コネチカット州ハートフォードの司教管区の大司教ジョン・F・ウェアロンは,日曜日のミサに出席する教区民の実数の調査を要請した。昨年10月中の日曜日のミサの出席者を数えた一信徒の報告によれば,出席者数はカトリック教徒の48%に当たり,そのうち聖ざん式にあずかったのは,35%にすぎなかった。同大司教管区のカトリック信徒は81万9,000人とされており,昨年10月の日曜日の平均出席者数は39万5,102人であった。

アルゼンチンにおける離婚

◆ 1888年,アルゼンチンは,実質上離婚を許すが,離婚した者の再婚を認めない法律を制定した。現在アルゼンチンには,この法律のために夫婦として生活できない人が約30万人いると推定されている。多くの男女は,ふつうメキシコ,ボリビアまたはウルグアイなど外国で結婚したり,あるいは結婚に伴う恩典に浴さずにただいっしょに暮らしたりして,この法律に従わずに生活している。最近,家庭は社会的に著しく無力化し,むすこや娘はたいてい家を離れて自活する前,親に強いられ,しばしば年若くして結婚生活にはいる。明らかにこれが離婚の増加の一因となっている。公式の統計によれば,アルゼンチンでは結婚した10組の夫婦のうち3組は離婚に終わっている。昨年ブエノスアイレスでは1万5,234件の結婚届けが出されたが,8,736件もの離婚願いが出された。

女子大の必須科目になった柔道

◆ 時代は変わった。ローマ・カトリック系のアルバーツス・マグヌス女子大学は柔道を必須科目に加えた。体育科主任によれば,柔道は「時宜にかなっており,現代にふさわしい」からであるとのことだ。1年生は全員,6週間にわたる柔道の授業を受けねばならない。

エベレストでさらに6人の死者

◆ 登山に危険はつきものだ。標高8,848メートルの世界最高峰エベレスト山を登るのは至難のわざで,この山の征服を試みて死亡した人は21人という。最近,日本の登山隊が,山の斜面をスキーですべり降りる,はじめてのはなれわざをやってのけようと登頂をはじめた。ところが,高さ5,752メートルの地点で,一行を案内していたシェルパ6人が大きな氷塊にはばまれ,クレバスに落ちて死亡した。

喫煙 ― 自家大気汚染

◆ 工場や自動車からの廃棄物による大気汚染はからだにきわめて悪い。しかし,喫煙という自家大気汚染はさらに有害だ。アメリカ公衆衛生局医務長官の発表によれば,タバコの使用は公衆衛生上,最も有害であり1965年,喫煙によって死亡した人はアメリカでは36万を数えた。さらに同長官によれば,喫煙による勤務上の損失時間は7,700万勤務日数に相当し,その上タバコによる病気のため,8,800万勤務日数,タバコから来る身体機能一部不全により3億1,000万勤務日数が失われたという。36万人の死亡者を除き,これら金銭面の損失だけでも6兆8,000億円を上回ると推定される。

読者不足に悩む宗教誌

◆ 宗教および宗教組織に対する関心が薄れたため,アメリカの宗教新聞は深刻な打撃を受けている。たとえば,ローマ・カトリックのシカゴ大司教管区の公式新聞,「ニュー・ワールド」は,昨年,6万7,000以上の予約購読者を失った。カトリックの刊行物,「カトリック・プレス・アソーシエイション」と「アワー・サンデー・ビジター」も著しい減少を見せた。十大宗派の刊行物を最近調査したところ,一つの雑誌を除いて,他のすべての,昨年の発行部数は減少した。連合教会新聞の最高責任者であるアルフレッド・P・クラウスラーは,「今日,教会組織をも含め,制度に対する反抗が一般に見られる」と語った。

意義深いことに,エホバの証人の出版物の発行部数は非常に増加している。10年間の発行部数を比較するとつぎのようになる。1960年5月1日号の「ものみの塔」誌は56か国語で380万部発行され,1970年5月1日号の「ものみの塔」は73か国語で620万部発行された。1960年4月22日号の「目ざめよ!」誌は21か国語で307万5,000部,1970年4月22日号の「目ざめよ!」は26か国語で615万部発行された。

最も安全に出産できる国,スウェーデン

◆ 国連の専門機関,世界保健機構によれば,スウェーデンが世界で最も安全に出産できる国である。1953年,この国でじょうぶな子供を産みながらも死亡した母親は10万件の出産のうち69人という割合であった。同保健機構が明らかにしたところでは,1966年のこの比率は10万件の出産に対し死亡した母親が11.3人に減少している。また同報告によると,アメリカでは10万件の出産につき29.1人の母親が死亡しており,第10位である。

「教会の崩壊」

◆ ローマ・カトリック教会はかつてないほどの危機に直面している。僧職を退く者は新しい最高数に達した。大部分の国で辞職者が増加し,神学生が減少していることは,事態が悪化しつつあることを示す。ラテンアメリカで,ことにこうした傾向が強く,すでに極端な牧師不足が見られる。ブラジルのピーター・クープ司教は最近,次のように警告した。「わたくしたちは二者択一の即断を迫られている。それは,独身者,既婚者を問わず司祭の数をふやすか,それとも,南アメリカの教会の崩壊を待つかのどちらかである」。

法王,司祭に警告

◆ カトリック教会の教えからそれる者は,僧職者と平信徒の別なく罰すると法王は警告し,「つまずきをきたらする人はわざわいなるかな」と述べた。また聴衆に向かい,独身に関する教会の法は守らねばならないと語った。しかし,同日,イタリアのミラノでは,43歳の司教マルチノ・グリモルディが,その土地の幼稚園で奉仕している修道女カテリナ・ゾネ,33歳との婚約を発表した。彼女は,グリモルディ司教の教会でミサの時のオルガン奏者だった。そのふつか後,法王は,僧職につく人の数が減少していることは教会にとって深刻な問題であると述べた。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする