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  • 他方の側の言い分にも耳を傾けてもらいましょう

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  • 他方の側の言い分にも耳を傾けてもらいましょう
  • 目ざめよ! 1970
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目ざめよ! 1970
目70 12/22 17–18ページ

他方の側の言い分にも耳を傾けてもらいましょう

ものごとには多くの場合,二つの面があります。一方の側に同意する場合,他方の側の言い分にも進んで耳を傾けるでしょうか。

他方の側の言い分にも耳を傾けるのは賢明です。ひとつには,そうすることによって,論議されている問題に関する知識をふやせるからです。また他の人の見方を理解することもできます。さらに重要なこととして,それは,基本的な真理に到達する,すぐれた方法となる場合が少なくありません。

他方の側の言い分を聞く必要のある分野はたくさんありますが,その一つは科学の分野です。科学の分野では今日いっそうの検討を必要とするような学説はひとつもないと考えるのは,単純すぎます。ほんの二,三年前には受け入れられていたのに,現在ではすてられている学説だってあるのです。

進化論については,他方の側の言い分を進んで聞く必要が大いにあると言えます。たとえば,アメリカの学校では,通常,人間が地球上に存在するようになったいきさつについて,他の可能な説明は全く無視され,進化論だけが教えられています。マックギル大学の進化論者C・P・マーチンは,みずから観察した多数の学生について,次のように述べています。「学生たちは,[進化論のかかえている]難問題に気づきながら…,それが取るに足りないこと,つまり,重要性を認めない,というのではなく,そうした難問題については何も知らないために,これまで受け入れられてきた進化論が少しでも批判できることを知って驚いているのである」。

問題に関する,かたよった見方

学校で進化論を教えることが,一時種々の法律で禁じられた時期がありました。しかし,多数の教育者はそうした措置を圧制とみなしました。進化の証拠を提出することは許されてしかるべきだ,と考えたのです。そこで,そのような法律を廃止する法的措置がとられ,いまでは学校で進化論を教えることができます。

ところが,実情はほとんど変わってはおらず,やはり圧制のもとにあります。なぜですか。こんどは,進化論者が,人間の起源に関し,他の教えを教えることをいっさい禁じようとしているからです。

そのような態度は真に科学的といえますか。公平ですか。証拠がたいへん不確実で,主として憶測にもとづくことを認める科学者が多いというのに,人間の起源に関して,ただひとつの考え方だけを生徒に教え込むのは,真の教育を促進するものと言えますか。他の動物とは別個の明確に異なった存在として人間が創造されたことに関する科学的証拠を,なぜ生徒たちに知らせないのですか。このような問題の場合には,両方の側の述べる諸事実を研究することが,真の教育といえるでしょう。

この種の公正な見方がいかに必要かは,ある学校の校長が語った次のことばからもわかります。「ご存じのとおり,本校の図書は1万部を越えますが,進化論に関するもう一方の側の見解を取りあげた書物は一冊もありません」。こうしたかたよった事態に気づいた校長は,問題の別の面を論じた資料を求めました。

他の人々も憂慮している

父兄や教育者の中には,こうしたかたよった事態を憂慮する人が少なくありません。証明されてもいない学説だけを教えて,それに反する考えを退けるのは,教育上の圧制である,と考えているのです。

これは,教室内で特定の宗教を擁護する問題とも異なります。進化論を支持する科学的証拠の提出が異議なしとされるなら,進化論を否定する科学的証拠の提出も異議なしとされるのが当然ではないでしょうか。

一部の教育者は,この問題をもっと公正に取り扱うようにするための措置を講じています。たとえば,教育内容の調査を命じられた,カリフォルニア州のふたりの教育委員は,人間の起源を説明するものとして進化論だけが推奨されているのを知って抗議しました。J・R・フォード,T・G・ハワード両博士は,進化論は一学説としてのみ教えるべきであるとし,ほかにも創造説などがあることを指摘しました。そして学生が自分で選択できるよう,問題の両面を教えることを提唱しました。

前述の10人制のカリフォルニア州教育委員会は,「生命の起源にかんする現在までの科学的証拠はすべて二元性を有すること,また,確証されたデータ間の関係を十分に説明するには,幾つかの学説を用いる必要のあること」などを示すために,公立学校の科学教育要綱の修正を満場一致で可決しました。同委員会はさらに,「科学は独自の種々の創造説を想定してきた」とつけ加えました。

カリフォルニア州の教育長マックス・ラフアティも,人間の起源にかんしては,問題の両面を教えるべきだ,と述べました。

歓迎された,他方の側の言い分に関する討論

この問題に関し,アメリカのいく人かの教育者は他方の側の言い分を討議するため,エホバの証人の客員講演者を教室に招きました。土地のエホバの証人の代表者,またはエホバの証人である生徒が,生徒たちと討論するよう招待されたのです。そうした討論はきわめて教育的なものとなり,教師も生徒も,討論を楽しみました。

コロラド州プエブロのある学校の教師は,ひとりのエホバの証人の生徒に授業時間全部を与えて,進化論にかんする討論を行なわせました。生徒はひとり残らず討論に参加しました。ニューヨーク州カレッジポイントの,あるカトリックの学校でも,エホバの証人の客員講演者が授業時間を数時間与えられて,進化論に関する,もう一方の側の見方について討論しました。討論が終わってからも生徒たちが講演者のまわりに群がり,さらにいろいろな質問をしました。進化論に関する,もう一方の側の考えについて聞かされたことが,この問題にかんする生徒の考えを刺激したことは,生徒たちが多くのまじめな質問をしたことからもはっきりとうかがえます。

サンタクルズにあるカリフォルニア大学の一教員は,つぎのように語りました。「私は自然科学を担当し,正当な論法もしくは論理の原理にかんする科学を教えています。わたしたちは,インガソールのあらわした,ダーウィンの進化論と,ほかに進化論にかんする二,三の出版物を研究しましたが,証拠のかけらも,論理的な推理も,まったく見いだせませんでした」。彼は,エホバの証人に来てもらって,教室で話してほしいと願い出,また,進化論の両面にかんする科学的な資料を,証拠文献を上げて論じた,192ページの「進化と創造 ― 人間はどちらの結果ですか」と題する出版物を,学生たちのために求めました。

ニューヨーク州フレドニアのある大学の生物学部の准教授も,「学生たちに問題の両面を評価する機会を与えたい」と言って,学生のために前述の本を求めました。シカゴのある短期大学の教授もこの本を求めて,次のように言いました。「私の仕事は,正しい論証法を教え,一見正論と思われるものの中にも,偏見にねざしたものが多いことを生徒に気づかせることです。真理は,問題の両面を調べてみなければ得られないと考えたので,私は自分の教室の学生たちにこの本のことを話し,真理に関心のある学生たちにすいせんしました。驚いたことに,この本は大きな反響をよびました」。

あなたが教育者であるならば,エホバの証人は喜んで客員講演者を送るよう手配いたします。あるいは,進化論に関するもう一つの側の科学的な見解を述べた書籍をおとどけすることもできます。問題の両方の側の見解を調べるとき,真理はいっそう明確になるものです。それで,他方の側の言い分を生徒たちに聞かせてはいかがですか。

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