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目ざめよ! 1971
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くつの手入れは,するだけのかいがある

くつの手入れに気をつけると,いろんな面でよいことがあります。まずひとつにお金の節約になります。手入れの行きとどいたくつは,たびたび買いかえる必要がありません。

また,手入れのよいくつは,はいたときに見ばえがし,風さいを高めます。

しかし一番大きな益は,はきごこちがよいということでしょう。これは健康の増進とやすらぎを意味することにもなります。

くつを買う

くつへの注意は,くつを買うときからはじめます。上等のくつを買うのは賢明です。最初買うときの値段はたしかに高いかもしれませんが,長い目で見れば経済的です。古びるまでには,底皮を3回も4回も張り替えて,長い間はけます。そのうえ,高級品のくつは見た目にもよく,はきごこちも上等です。

くつにはふつう皮が好まれます。かつては生きた動物の皮ふとして働いていたからです。皮には小さな穴がたくさんあるので,新鮮な空気を中に入れ,汗を外に出します。皮は「呼吸をする」のです。皮を通して行なわれる空気と湿気のこの交換は,健康的で,足にとっても気持ちのよいものです。

もちろん,人工材料で作ったくつを買う人もいます。そのようなくつは,ぜんぜんとまではゆかなくとも,皮ほど「呼吸」をしないようです。そのため,皮の場合よりも足がひどく汗ばむかもしれませんが,長所もあるとある人たちは考えます。たとえば値段が安い。かなり防水性がある。しかし,くつの修理屋はたいてい,皮製のくつがいちばんいいと言います。

もし皮ぐつを買うことに決めたなら,調べて見なければならないところがくつの内側にいく箇所かあります。かかとの積み上げ皮は本当の皮でしょうか。親指のつけ根のふくらみがのる中皮も本当の皮でしょうか。腰裏は? 高級品の場合はこうした部分が全部皮でできていますが,多くのくつには,厚紙その他のそまつな材料が使われています。これらの材料は水分の発散を妨げるし,皮よりも早くいたみます。

つぎに裏をかえしてくつの底を調べます。本底を細皮に縫い付けた縫い目がありますか。細皮というのは,くつ底のふちにぐるりとついている細い帯状の皮のことです。安物の礼装用ぐつのくつ底は多くの場合接着剤で張りつけただけのものですから,すぐにはげる恐れがあります。

本底は皮ですか? 皮のほうがゴムよりも,物が刺さって穴があくというようなことが少ないのです。また,みがくと,ふちがゴム底よりもよく光るので上品です。しかしゴムのほうは耐水性が強く,値段の割に,ほとんどどんな品質の皮よりも長くもつでしょう。ですから場合によっては,皮よりもゴム底のほうが好まれます。しかしかかとについて言えば,男子ぐつには皮よりもゴムのほうが,もちも,はきごこちもよく,断然すぐれています。

新しいくつの手入れ

新しいくつを買ったならさっそく手入れをするのが賢明です。新しいときに手入れをするかしないかで,くつのもちがちがってきます。

まず,新しいくつには,皮に浸透する液体,シリコン防水剤を塗るのがいい,と多くの人は考えています。これはくつを柔らかく,はきごこちよく保ち,水や,塩分,汗などで皮が乾燥するのを防ぎます。これを塗ったなら,くつを完全にかわかします。

つぎに,新しいくつはワックスで保護されねばなりません。良質ののり状くつずみやクリームには種々のワックスが混入されています。これらは,皮に栄養を与えると同時に,ほこりを防ぎます。しかし液体や噴霧式のくつずみはあまり保護になりません。

変わった色のくつの場合は,それに合う色のくつずみをさがすのがむずかしいものです。グレー,灰色がかった白色,パステル風の淡い色などはとくにむずかしい。そのような色のくつには,無色のくつずみを使うとよいでしょう。

新しいくつをはくときには,舌皮やくつひもがゆがんだりねじれたりせず,まっすぐになるようにとくに気をくばります。最初がよければ,最後までその状態はつづくでしょう。

手入れをつづける

くつの手入れは,買ったときだけでなく,ずっとつづける必要があります。これには,歩きかたに気をつけることも含まれます。いつまでもきれいにしておきたいと思えば,物をけったりなどしてくつを乱暴に使うのは禁物です。

また,ぬいだり,はいたりするときにも注意がいります。ひもを解かずに足を押し込んだり,脱いだりしないこと。そんなことをすれば,くつのかかとが押しつぶされて形がくずれ,だめになってしまうでしょう。くつべらを使うのは,くつを大事にしていることの表われです。くつべらはくつの後部を保護するからです。

男子ぐつにはとくにくつ型を使うことが勧められます。くつ型は,ぴったりとくつにはまって,くつの正しい形を保ち,くつが巻き上がったり,しわになったりするのを防ぎます。しかし調整するときには,型が張りすぎてくつの形をくずさないように気をつけねばなりません。実際に,木型の調整がまずいためにだめになったくつをたくさん見たあるくつ修理屋は,木型は益になるよりもむしろ害になるほうが多いと考えています。

ときどきくつの状態を調べましょう。切り傷やすり傷があればどうしますか。「修正」クレヨンを店かくつ屋で買い,すりむけた部分をくつと同じ色に塗り,その上にくつずみを塗って傷をカバーします。

木底はどんな状態ですか。ふちのところまですりへらすと,細皮の修理または取り換えが必要になりますから,そうなるまで待たないほうが経済的です。細皮の修繕はとても高くつくのです。ヒールも,ひどくすりへらないうちに取り替えます。これを放っておけば,姿勢の問題が生じるかもしれません。

くつを休ませ,乾燥させることも,よい手入れのうちに含まれます。皮は「呼吸すると」いっても,足は皮の中に湿気がたまるほど汗をかきます。これは有害で,内皮をいためます。それで,できれば一足以上のくつをもち,ある日にはひとつのくつをはき,翌日は別のくつをはくというようにするのはよいことです。結局はそのほうが経済的です。

くつのそうじとくつみがき

一番よいくつの手入れは,皮をよい状態に保つことです。たびたび,1週間に1回くらいみがけば,みがいただけのかいがあります。くつずみの中のワックスは,皮が乾燥しきったり,ひび割れたりするのを防ぐのです。

しかし,みがくまえには,くつがかわいているか,汚れていないか,確かめねばなりません。汚れたくつにワックスを塗るのは禁物です。くつのそうじはかんたんで,布切れでほこりをふき取るだけのことです。もっとも,湿った布か,ぬれた布が必要なこともありますが。

汚れのひどいときは,革みがきせっけんを使うとよく落ちます。濃いあわが立つ程度にぬれたスポンジを使って,あわをすりつけるのが一番よいのです。革みがきせっけんは皮に対し,滑剤としての働きもしますから,皮のためになります。しかし,ふつうのせっけんとぬるま湯でも,皮に浸み込んだ,またはこびりついた汚れを取ることができます。汚れを落としたなら,くつが完全にかわくまで待って,それからみがきます。

ある人たちは,のり状のくつずみを指で塗るのを好みます。指を軽くくつずみの上に走らせ,さらにくつの上に走らせると,まさつが大きくなってワックスが皮によく浸透するというわけです。また,こうするとくつずみが平均に塗られ,塗りすぎることはあまりない,とも考えます。しかし,塗りばけや,ぼろ切れ,パフなどを使えば,指を汚さなくてすみます。くつずみを塗ったら,ブラシか,柔らかい切れで勢いよくみがくとつやが出ます。

特別の手入れの仕方

くつにとって大きな災難はずぶぬれになることです。わたしたちは深いぬかるみに足を踏み込むことがあります。そうしたらどうしますか。

まずくつをぬぎ,くつひもをはずし,バンドの場合は内側が出るくらいに広くあけます。それから新聞紙を丸めてつめ込むか,または木型を入れ,新聞紙かぼろ切れで表面の汚れをぬぐい,比較的に涼しい場所でかわかします。熱や火のそばに置いてかわかすのは禁物。革がひび割れます。だいたいかわいたなら,革みがきせっけんを使って,そうじの総仕上げをすることが必要でしょう。

くつがすっかりきれいになり,完全にかわいたなら,シリコーン防水剤を施し,それをかわかして,つぎに,良質のクリームをすりこみ,ペースト・ワックスでいつものようにみがきあげます。そうするとくつは新品のようになるはずです。

しかし,せっけんと水では落ちないしみがついたらどうしますか。ひょっとすると,あなたのくつにはタールのしみがついているかもしれません。アルコールやブリーチを使ってはいけません。これらは皮をいためるのです。それよりも,織物用のクリーニング液を使います。布切れをそれにひたし,しみの上をかるくこすります。

スエードのくつは,スエード・ブラシで軽くこすりますが,しみを取るには,きめのこまかいサンドペーパーのほうが効果的です。

以上のような提案を活用すれば,あなたのくつはいつもきれいで,長くはけるでしょう。たしかに,くつの手入れは,するだけのかいがあります。

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