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目ざめよ! 1976
目76 9/22 13–14ページ

国家主義よりも良いもの

どの国の人であっても,自分たちと自分たちの子孫にはより良い将来があると考えがちです。しかし,それはどのように実現されますか。各国の努力によって実現されるのでしょうか。

今日では,かつてないほど多くの国家が存在しています。各国の政府は自国民により良い時代を約束し,その政策に従うよう求めます。しかしこれまでに,一国家,あるいは国家集団が,人類全体の向上への先達となったことがありましたか。そのための時間がなかったなどとは言えません。にもかかわらず,今世紀に入ってから悲惨な失敗が至る所で見られます。

地球上の住民がこれほど多くの国家に分断されてきたことが,だれの利益にもならなかったという事実を無視することはできません。『分裂した家』が世界の複雑な諸問題を解決するとはとても思えません。

例えば,パレード誌はこう述べています。「世界人口の四分の一は慢性的に飢えており,十分の一は食糧が極めて乏しいため死にひんしている」。ところが食糧問題専門家は,地球は十分の食糧生産能力を秘めているので,地球そのものに問題があるわけではないと述べています。そして,協力や合理的な分配を妨げているのは,分裂した政治および経済体制である,とも述べています。

また,国家的な誇り,すなわち国家主義のゆえに,分裂した諸国家は互いに恐れを抱いています。ですから,世界の諸国家は,軍備のために今や毎年3,000億㌦(約90兆円)もの資金を使っているのです。その資金が生産的な目的のために使われたなら,人類はどれだけのことを成し遂げられるか考えてみてください。

実際,いかなる国家も,いかなるイデオロギーも,人々が切に求め,必要としているものを与えることはできません。そして,大抵の人々が求めているのは,真の平和,恒久的な安全,繁栄,そして幸福などです。

もしすべての人が愛のある家族として,忠節で信頼の置ける兄弟として仲よく暮らしてゆけるなら,どの国家集団の間にも見られる望ましい特質を楽しめることについて考えてみてください。様々な人々の食べる多種多様な食べ物を試食してみるのは興味深いことではありませんか。民族衣装や民族音楽の多くは楽しいものです。現在の国家間の分裂さえなければ,それぞれの文化の多くの優れた特色によって,生活を大いに楽しいものとすることができるのです。

道理に合わない

わたしたちは共通の先祖から生まれてきたのですから,国家や人種が対立するのは道理に合いません。英国の歴史家故アーノルド・トインビーは,国家主義について次のように語りました。「それは,他国に住む人類の大多数にどんな影響を及ぼそうと……我々が人類の一部分に対して至上の政治的忠節を示す精神状態のことである」。

国家主義が非常に分裂的で,破壊的であるために,トインビーは,「国家主義は精神病である」と述べました。また,ウ・タント前国連事務総長も次のように述べたことがあります。「我々が今日直面している問題の中には,間違った態度によるもの,あるいは間違った態度の結果起こるものが実に多い。その中には,ほとんど無意識のうちに培われるものもある。その一つは,『正しくても間違っていても,祖国は祖国』という狭量な国家主義の概念である」。

神のみ言葉は,人類の創造者エホバ神は『不公平なかたではない』と述べています。(使徒 10:34)そして神は,『ひとりの人からすべての国の人を作った』のですから,国家間の分裂をそのままにしておくことは,人間の創造者にとっても道理に合わないことと言えます。―使徒 17:26。

しかし,すべての国がいつの日か国家的な偏見を克服して,すべての人の益のために働く国際的な兄弟関係のうちに結ばれるという,現実的な希望がありますか。

今や押し進められる一致

そうです,現実的な希望があるのです。事実,神ご自身の言葉は,今日の分裂した人類の状態が間もなく終わることを保証しています。国家間の有害な分裂はもはやなくなるのです。―ダニエル 2:28,44。

聖書の預言の示すところによると,わたしたちは今や,神が人間の物事に介入して,人間の支配する現在の分裂した体制に終わりをもたらす時を目前に控えた,「末の日」に住んでいます。しかし,まさにその同じ時期に,イザヤ 2章に予告されているとおり,真の崇拝は高く揚げられ,「すべての諸国民は必ずや流れをなしてそこに向か(い)」ます。

それはどんな結果をもたらしますか。神は,「諸国民の間で必ず裁きを行ない,多くの民に関して物事を正される。また,彼らは自分の剣を鋤の刃に,槍を刈り込みばさみに打ち変えねばならなくなる。国民は国民に向かって剣を揚げず,彼らが戦争を学ぶことももはやない」― イザヤ 2:4,新。

そうです,全能の神は,今まさに,正直な心の持ち主を国際的な兄弟関係の中に集め,ご自分が天から支配する義の新秩序でどのように生活したらよいかを教えておられます。そして,現在の邪悪な事物の体制を滅ぼした後,神は,ご自分の『正された』生存者たちを,新秩序での永続する平和と繁栄へと導き入れるのです。

啓示 7章9節は,そうした生存者たちが,「すべての国民と部族と民と国語の中から来た,だれも数えつくすことのできない大群衆」になることを示しています。これらの人々は,神の支配に服する人たちです。彼らは,いかなる国家がどんな恩恵を提供しようとも,神の新秩序における命の希望に比べ得るものは何もないことを認識しています。そうした極めて望ましい目標に,自発的な民を導くことができるのは,人間ではなく,神だけです。

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