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  • 科学技術という“監獄”
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  • 増えるテレビ
  • 民衆の言語
  • 『貧乏だが幸福』?
  • 斜塔のライバル
  • 不道徳の報い
  • ラマダーンに対する熱意
  • ふさわしい呼び名
  • 空気を測定する
  • 料理店での喫煙を禁ずるモスクワ
  • テレビの驚異的な普及率
  • 20年間の見落とし
  • 手荒い歓迎
  • マリファナの影響
  • 珍しい象の双子
  • 急騰する自動車の購入・維持費
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    目ざめよ! 1981
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目ざめよ! 1977
目77 2/22 30–31ページ

世界展望

『危険に満ちた世界』

◆ 世界全体の軍事費は,現在,年間およそ90兆円に達している。6か国が核兵器を保有しており,他に20か国が核兵器製造能力を有しているものと見られる。今後9年以内に,さらに15か国が潜在的核保有国の仲間入りをするであろう。そのため,ニューヨーク・タイムズ紙の一論説記事は次のように述べている。「事情に詳しい観察者の一人が最近語ったように,1970年代の終わりに向かうこれからの世界は,……全体を統括する者のいない,複雑きわまりない所,すなわち『指導性を失い,危険で物価が高く,不公正で,統治不能な』所と化しているだろう。

科学技術という“監獄”

◆ ワシントン大学で生物工学を教えているR・F・ラシュマー教授は,「我々が非常に高く評価していながら実はその落し穴に入り,奴隷となっているものから,自らを解放する新たな革命の時」が今や訪れた,と語っている。教授はなぜそのように語ったのだろうか。同教授によると,現代の科学技術は「人類を危機に陥れ」ており,「我々が造り出し,愛用しているものでさえ[それを誤用かつ乱用した結果],本来それが意図していた数々の約束を台なしにしてしまった」。諸問題を解決するものとしてかつてはもてはやされた,テレビや原子力エネルギー,最新の医療法など科学技術の功績が,今では大きな問題を引き起こしている。ラシュマー教授は自動車の例を挙げ,自動車は非常に便利なものだが,「台数,重量,スピード,用途などを制限しなかった結果,交通混雑や廃棄物,交通事故死,都市近郊のスプロール[無秩序な膨張]現象など深刻な問題が生じている」と語った。

人の住んでいるところ

◆ 40億に達する世界人口のほぼ半数が,中国,インド,ソ連,米国の4か国に住んでいる。米国ワシントンの環境基金の発表によると,中国の人口は,一般には8億5,000万人とされているが,実際は9億6,400万人を数える。インドの人口は6億5,200万人,ソ連は2億5,600万人,米国は2億2,200万人と言われる。人口第5位のインドネシアには1億4,300万人が住んでいる。

世界で最も人口増加率の高い国はクウェートで,世界の平均増加率が2%であるのに対し,年間6%を超えている。バルバドス,英国,オーストリア,マルタの4か国は,“人口増加率ゼロ”を達成した。西ドイツの増加率はわずか0.1%である。一方,東ドイツは0.2%,ポルトガルは0.4%,いずれも“減少”したと伝えられている。

増えるテレビ

◆ 「百聞は一見にしかず」と言われているが,統計も,人間が視覚に訴えるものに反応を示すことを裏付けている。各地でテレビが増えていることは,それを示す一つの表われである。テレビの普及率は,確かに異常とも言えるほどであった。事実,大抵の国には,テレビよりも半世紀以上も昔に発明された自動車や電話を上回る数のテレビがある。ソ連には,5,000万台のテレビがあるのに対し,電話は約1,500万台,自動車は700万台弱を数えるにすぎない。

民衆の言語

◆ ギリシャ語の口語であるディモティキが,昨年から初めて,学校の教科書や国会の起草する法律に使用されるようになった。それまで教科書や法律などは,古代ギリシャ語に基づいて作られたカタレウサと呼ばれる文語体で書かれていた。これは1830年代の近代ギリシャの設立後,当時の話し言葉が『古代ギリシャ語の生れ変り』と呼ぶには余りに堕落していると考えられたため考案されたものである。

ギリシャ語の教師でもあり作家でもあるハリー・T・ヒオニデスは,「我々が古代ギリシャの伝統を受け継ぐ者である,と欧州から言われて,それを信じ込んできたのは,愚かで,非現実的なことであった」と語った。「一般の人々は,新聞,法律,また薬びんの注意書きさえ読めなかったので,[カタレウサ]は教育を受けたエリートの象徴,また権力や利益を得るための重要な源の一つとなってきた」とニューヨーク・タイムズ紙の報告は伝えている。

『貧乏だが幸福』?

◆ ジョージ・ギャラップ博士は,最初の世界的な世論調査結果を米国上院の一委員会に提出した。「世界のどこかに貧乏でも幸福に暮らしている人々の住む国があるだろうと期待していたが,そのような国は見当らなかった」と,同博士は語った。上院議員に対して博士の述べたことによると,調査員たちは,「今日世界に見られる貧困の深刻さに[驚きを感じていた]。先進工業諸国の人々にとって,十分の食べ物を得るために日々苦闘している人がどれほどいるかを理解するのは,困難なことである」。

斜塔のライバル

◆ イタリアのピサの斜塔のライバルとでも言うべき塔がインドにある。ニューデリーの近くにある71㍍のクタブ・ミナールは,現在中心から94㌢傾いている。775年前に建てられたこの塔は,最近12年間のうちに30㌢も傾いた。しかし,この塔が600年前に建てられたイタリアの斜塔と同じほど傾くまでにはかなり時間がかかる。54㍍のピサの斜塔は,すでに垂直面から5.2㍍も傾いている。

不道徳の報い

◆ ペニシリンを服用すれば淋病は直ると考えて,世界中の幾百幾千万もの人々は,相変わらず性の乱交にふけっている。ところが最近,実際にペニシリンを破壊する新種の淋病の存在が伝えられている。淋病はすでに世界的な流行病とみなされており,米国では全国的な流行病に認定されている。米国では,1975年に報告されただけでも100万件を数え,その上,未報告のものがさらに200万件はあると推定されている。ニューヨーク市の保健当局者はこう語っている。「淋病は今でも手に負えないほど広がっている。その上,[新種の菌が流行すれば]淋病はこれまでにないほど[流行する]であろう」。

ラマダーンに対する熱意

◆ 二人のトルコ人回教徒の妻たちは聖なる月ラマダーンの期間中に断食を正しく守らなかったために,より信心深い夫たちの手で殺された。イスタンブールのデイリー・ミリイェット紙によると,一人の正統派回教徒は自分の妻の反抗,および日没後断食を終えるために食卓をセットするのが遅かったことに腹を立てて猟銃を発射した。もう一人は,断食に関する激しい口論に結着を付けるために銃を使った。この二人は逮捕された。

ふさわしい呼び名

◆ 米国コネティカット州ハートフォードでは,教会の資金集めが興味深い転換を見せた。テレビ・ガイド誌の番組一覧表には,地元のカトリック大司教管区が運用するための貸し付け金を視聴者に懇請する二日間に及ぶテレビの特別番組が載せられていた。「人々が大司教管区に貸し付けをし,大司教管区はそれを投資して,それから生じる利子を使い,元金を貸し主に返却する」とその一覧表は説明している。この資金集めは,適切にも“BEGathon(乞うを意味するBEGとマラソンを一緒にした造語)”と呼ばれている。

空気を測定する

◆ 米国の各都市で,ニュースキャスターの発表する大気汚染の度合を示す数字は統一されているのだろうか。「環境活動」誌によるとそうではない。同誌は,25という指数が「シンシナティでは“優れた”空気の質を,マイアミでは“普通”を,サンフランシスコでは“ひどい”汚染を,ニューヨークでは“不健康”を」それぞれ表わしている点に注目している。政府の一対策委員会は,全国的に統一された大気汚染指数を採用するよう勧告している。

料理店での喫煙を禁ずるモスクワ

◆ モスクワ市議会は,しばしば米国で行なわれているように,レストランの中に禁煙席を設けるのではなく,市内のレストランの客席での喫煙を全面的に禁止した。喫煙は,法律で定められている特別の休憩室および手洗いでしか許されなくなった。

テレビの驚異的な普及率

◆ 主な発明品の中で,テレビほど急速に世の人々の間に普及したものはない。テレビは,1926年に発明され,電話(1861年)や自動車(1885年)と比べれば新しい製品である。ところが,世界中には3億6,400万台のテレビがあるのに対して,それよりもずっと長い間知られているはずの電話はわずか3億6,000万台,自動車は3億台あるにすぎない。

20年間の見落とし

◆ 最近,米国フロリダ州の外科医は,ある婦人の胃の中から約15㌢の外科用鉗子を取り除いた。それは20年前の手術の際に,誤って胃の中に置き去られたものだった。最近腸を患ったときに撮ったレントゲン写真に,その鉗子が写っていたのである。手術をした外科医のスポークスマンは,それが何の害も及ぼさなかったのだから,「彼女は幸運だったとしか言いようがない」と語った。

手荒い歓迎

◆ 最近,ニューヨーク市ブルックリンに住む親類を訪ねてフロリダからやって来た18歳の若者は,この大都市で手荒い歓迎を受けた。同一の不良少年のグループが,7時間のうちに三回その若者を呼び止め,殴打した上,強奪した。そのうち後の二回は,前に殴られた所を治療してもらうために病院へ行った帰りに襲われたものである。

マリファナの影響

◆ ニューヨークで出版された,「薬剤と治療法に関する医学書簡」と題する文献に,マリファナを吸うことに伴いがちな影響の幾つかが次のように説明されている。「長期の使用者だけでなく,初めてマリファナを吸った人にも,精神異常反応が認められる。……あるマリファナ使用者は車の運転中に幻覚症状に襲われた。……結膜の充血や目まい,吐き気,嘔吐などの症状も珍しくない。他に,体の震えや筋機能の失調という悪影響も見られる。長期間に及ぶマリファナの使用は,気管支炎や肺気腫を誘発するようである。もっとも,これらの患者の多くは,たばこの喫煙者でもあった。

「マリファナたばこの煙は,普通のたばこの煙と同様,組織培養中の肺細胞の悪性変質を促す。……マリファナを吸った後に,市街地で自動車を運転するという実験を行ない,これを詳細に調べた結果……少量吸った人の42%と……多量に吸った人の63%に……運転能力の減退が見られた」。

珍しい象の双子

◆ 生まれたばかりの子象の体重が約90㌔,立ち上がった時の背丈が約1㍍もあることを考えれば,象にはめったに双子が生まれない理由が分かるであろう。しかし,このほど,アフリカのタンザニアにある鳥獣保護区で,双子の象が生まれた。これは近年確認されて記録に残っている,象の双子の誕生例としては唯一のものと考えられている。

急騰する自動車の購入・維持費

◆ 米国における自動車の平均価格は過去4年間に35%高くなり,ガソリンの価格は約50%上がった。自動車の保険料は,修理費や治療費がインフレで高くなったため,各地で50%も値上げされた。自動車を1㌔走らせるのに要する費用も,1972年当時は平均28円であったが,現在では44円になっている。

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