胃の具合いが悪くなるのを防ぐ方法
だれでも時々胃を悪くして,その原因を色々考えてみます。あの三度目のお代りか,サラおばさんのあの香料のきいた料理か,それとも“あわてて”かき込んだ昼食でしょうか。医師はこうした事柄すべてが胃を悪くする原因になることを認めますが,ほかの原因もあげます。例えば,脂肪分の多い食べ物,緊張,ある種の薬品,喫煙,さらにはウエストの部分が締まりすぎる衣服の着用などです。
大抵の場合,問題は食べた物にありますが,時として食べ方が問題であることもあります。十分にかんでいない食物をかき込むと,胃はそれを消化するためにより多くの胃酸を分泌します。この胃酸と急いで物をのみ込む際に胃の中に“送り込まれる”余分の空気が,胃の内側を刺激するのです。こうした原因によって胃を悪くしないようにするため,食べ物を十分かまねばならないことは明らかです。
胃を悪くしないようにする別の方法は,胃に負担をかける,“余分”のお代りをする誘惑に抵抗することです。こしょう,玉ねぎ,にんにく,唐辛子などの香辛料は,控え目に使うのが最善です。また,おなかに相談するのも良いことです。胃の送り出す“メッセージ”を読み取るのです。ある料理を食べるたびに胃の具合いが悪くなるのに気づいたなら,その料理を全く口にしないようにするか,それを調理する方法を幾らか変えてみます。また,食事をするときには,気分を楽にして,その日の思いわずらいを考えないようにします。それは胃のためになるでしょう。