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目ざめよ! 1979
目79 5/22 30–31ページ

世界展望

金星のなぞ

◆ 1978年12月に行なわれたはなばなしい実験の際,宇宙船から五つの探査用ロケットが金星に落とされた。それらが金星の大気中を落下するにつれて地球に送った信号は,地球に近いこの惑星の大気の組成について驚くべき事柄を明らかにするものであった。すべての探査用ロケットは正常に働いたと言われる。大気中には少量の水蒸気が検出されたが,一研究者によると,これは「温室効果を説明するに足るもの」であるという。つまり金星の表面近くの温度が,摂氏480度という鉛を溶かすほどの高温に達するのはなぜかという疑問はこれで解けることになる。科学者によれば,太陽からのエネルギーは,温室と同じく,大気がある種の覆いとなって金星表面に閉じ込められるらしい。しかしひとつの発見は困惑させるものであった。ニューヨーク・タイムズ紙は次のように伝えている。「比較的多量と思われるアルゴンの発見は,この探査が明らかにした最も驚くべきなぞのひとつである。それは,太陽系生成の際に残されたものと考えられる気体アルゴン36が,地球や火星よりも金星に多く残留していることを示すものだ。それで内惑星の起源に関する学説は若干の見直しを迫られるかもしれないと,科学者は述べている」。

有力な島々

◆ 世界の大国が今や南太平洋の,どちらかと言えば小さな島々と友好関係を取り結ぶことに努めている。理由はマグロの漁業権である。1977年まではだれでも自由にその海域で魚をとることができた。しかしそれ以後,付近の10の島々の政府は,「世界一大きな“漁業禁止”の掲示を出すことに決めた」と,ウォール・ストリート・ジャーナル誌は伝え,さらに次のように述べている。「去る3月までにそれぞれの島は周囲200マイル(約320㌔)にわたって,魚類,鉱物などすべての資源に対する権利を宣言した」。これはわずか385平方㌔の陸地面積を持つ小さな島々が,実際には310万平方㌔の海洋を抱え込むことである。そしてすべての島々によって領有を宣言された太平洋の海域を合わせるなら,少なくとも1,550万平方㌔に及ぶ。

北極熊の毛の秘密

◆ その明らかな見かけの様子とは異なり,北極熊の毛は白くない。走査電子顕微鏡を用いて調べた結果,物理化学者マルコム・ヘンリーは,毛が微小な空洞の管で,色素を含んでいないことを発見した。内部の表面はざらざらしていた。そのためにそれは透明な雪片と同じく可視光線を反射する。太陽からの暖かい紫外線は管を通り抜け,北極熊を居心地よくさせる保温に役立つものと考えられている。同じ原理は人間の衣服にも応用できるものと期待されている。

中国に再び宗教?

◆ 一部の観測筋の見るところでは,中国は宗教に再び門戸を用心深く開放しつつあるようである。五世紀ころの仏教寺院の修理が成ったことを報ずる最近の新華社電を観測筋は重くみている。トゥー・ザ・ポイント・インターナショナル誌は次のように述べている。加えて,「去る三月に採択された新憲法には宗教に対する大幅な寛容と法律の緩和が盛り込まれている。それは崇拝しても崇拝しなくても良い自由および無神論をひろめる自由を保証している」。しかし崇拝が公に認められなかった世代の後で,何らかの動きが表面化するには時間を要するものとその記事は説明している。

ゴルフ用防弾チョッキ

◆ 「ゴルフ場で射たれる人が多いのには驚かされる。他のどこに金持ちの重役が居るだろうか」。防護具の製造業者は,その製品が最近,民間に需要の多い理由をこのように説明した。この業者は防弾自動車も専門に作っているが,そのあるものはフロントガラスに厚さ12-15センチほどの板ガラスを使い,車は7.62ミリの軍事用弾丸もはね返すことができる。それはその業者に言わせれば「かなり手のかかった代物」である。業者は更に次の言葉をつけ加えた。「戦争は防護具メーカーにとっては大きな味方であるが,先日,ある退役軍人と話していたところ,今ほど防護具が民間人に買われたことはかつてないとの事だった。我々はイタリアに工場を建てている。……イタリアでは需要をまかない切れない状態である」。

母乳にまさるものなし

◆ 米国医師会ジャーナル誌に載せられた報告によれば,最新の研究の結果,母乳は「乳児の栄養として最適」であることが確証された。母乳に含まれる種々の抗体は,赤ん坊の腸の障害を予防するのに役立つ。また,赤ん坊は生まれるとほとんど同時に母親の愛情を必要としていることを示す。情緒面での発達に肝要と考えられている母子間の「結びつき」は,母乳を飲ませることによって強められる。その報告によれば,「[小児科医は]新生児のためのすぐれた栄養補給として,手始めに最低六か月,母乳を与えることを提案している。勤めに出ている母親の場合,びんの中に手で絞り出した母乳を毎日,冷蔵し,24時間以内に与えるのが“代案となる”理想的な方法である」。加えて,母乳に含まれる鉄分の50パーセントが乳児に吸収されることも発見された。これは牛乳の場合の結果と大きな対照をなしている。母乳で育てられた乳児が鉄分不足や貧血に悩まされることはまずない。

全米科学アカデミー会報に載せられた報告によると,成長を促す強力な成分が母乳の中に発見された。出産後の初乳には,この成長を促す要素が普通の量の15倍も多く含まれている。

牛乳の確実な輸送方法

◆ 天候が荒れていて,アメラント島の70人の農夫のところから近くのオランダ海岸まで輸送船で牛乳を運べないときには,大量の牛乳がいつも無駄にされていた。オランダ人は六週間もしないうちに長さ15㌔ほどの世界初の海底牛乳パイプラインを敷設してこの問題を解決した。ポンプで送ると牛乳を傷めるので,毎日3万㍑の牛乳をゴム製の栓で分け,圧縮空気によって押し出す方法がとられている。

よろめくフランスのカトリック教会

◆ フランス人のカトリック信者を対象にした最近の調査が明らかにしたところによると,1971年以来毎回ミサに出席する人数が四分の一以上減少した。1971年当時定期的に出席している人は22%だったが,それが今では16%になった。では信仰についてはどうだろうか。フランス人のカトリック信者の中で,イエスが今日でも“実際に生きている”ということに同意した人はわずか三分の一ほどにすぎず,他の三分の二は同意しないか,ノーコメントだった。このような状態に対して主要な責任を負っているのはだれだろうか。フランス司教秘跡職委員会の主事で,“悩める”大司教のロバート・コフィは,「我々が,司教や司祭や他の(宗教的な)積極的行動主義者が確かに責任を負っていることを認識しなければならない」と語っている。

同性愛者がよみがえらせた病気

◆ 人間の結腸にアメーバの寄生するアメーバ症が,米国の大都市でこのところ急に再び見られるようになっている。メディカル・トリビューン誌に載せられた報告によれば,この病気は同性愛者の間で,憂慮すべき段階にまで達しているという。アメーバ症は衛生設備が改善されたことによって発生しなくなったと思われていたが,同性愛者の性行動はその乱交と相まってこの病気をよみがえらせた。1977年にサンフランシスコで報告された男性患者の80パーセントは同性愛者である。アメーバ病と診断され,その治療が済むか済まないうちに,結腸内の新しい別の寄生物の存在が医師によって確認される。調査の結果分かったのは,「患者は別の人と交渉を持って別の寄生物をうつされてきたということである。この新しい寄生物に対処するために治療が始められるが,病気にかかりたくないなら,男女とも患者は性習慣を変えるように指導されなければならない」。疫病予防局長のセルマ・ドリッツ博士によれば,これはサンフランシスコだけの問題ではなく,「同性愛者のたむろする都市ならば,どこにでも見られる」。

家出

◆ 「家族とのちょっとした問題」のために家出をした15歳のメアリー・ビンセントによれば,家出は決して問題の解決にはならない。その少女は車に乗せてもらった男に襲われ,男は暴行のあげく,少女の両腕をおので切断し,死ぬにまかせた。回復した後の記者会見でその少女は十代の若者に次のように訴えた。「私は家出をした若い人を大勢知っていますが,お願いですから,そんなに若いうちに世の中がどんなところか知ろうとして家を離れたりしないで,自分を愛してくれる人のいる家にもどってください」。片腕は切断されたまま,そして片腕には義手をつけた姿で聴衆の前に立ったその子はこうつけ加えた,「ヒッチハイクは危ないと人に言われていましたが,私は全然気に留めませんでした。その言葉は一方の耳から入って他方の耳から出ていったのです」。

歩行速度の世界一

◆ プリンストン大学の心理学者マーク・ボーンスタイン教授によれば,歩行速度が世界で一番遅いのはギリシャのサイクロ村に住む364人の人々である。同教授の測定によると,彼らの歩行速度は毎秒0.9㍍である。同教授は世界中の15の都市の歩行者を調べた。いちばん速かったのはニューヨークっ子で,彼らは毎秒1.5㍍の速さで歩くことが分かった。

“竜の歯”を抜く

◆ 1938年にアドルフ・ヒトラーは,ドイツとフランス及びベルギーの国境沿いに185㌔に及ぶコンクリート製の対戦車用要塞を築いた。“竜の歯”と呼ばれるピラミッド型の対戦車用障害物の列が,約45万人の人手を要してわずか15か月間で構築された。これらを爆破して撤去する作業が,戦後30年あまり行なわれているが,それでも100㌔ほどがまだ残っている。ところが,現在,保存を主張する人々が,その一部を史跡として残すことを提唱し,付近の住民の大きな怒りを買っている。“竜の歯”を全部“抜く”には,今世紀末までかかることも考えられる。

緑内障の新薬

◆ 失明することもある眼病として恐れられている緑内障の新しい治療薬が,カナダの一研究所で開発された。これは“緑内障治療の革命”と折紙がつけられている。チモロール・マルエイトと呼ばれるこの薬は,現在米国で使用が認可されている。伝えられるところによると,この薬は(点眼薬と同様)簡単に使用できる。エール大学が世界各地の患者1,000人以上について行なった調査では,「多数の」患者に著しい効果が認められた。

輸血に起因するマラリア

◆ マラリアがもはや脅威とはみなされていない地域で,今,「ひんぱんに見られるようになったのは,広く認められている輸血治療の合併症である」。貧血症に悩む57歳の一婦人が,血液の一成分である血小板の輸血を受け,意外にもマラリアにかかってしまった。その土地の血液製品センターで調べたところ,献血者はアフリカ旅行から帰国後に献血をしたことが分かり,次の日に発病した。献血者の血液は分留されたので,赤血球を含まない成分が病気をうつすはずはないと,血液銀行では考えていた。しかしそれは大きな間違いであった。

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