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目ざめよ! 1980
目80 3/8 28–29ページ

世界展望

“児童の力<チャイルド・パワー>”

◆ 国際児童年は,児童の「権利」を明確に定めようとする幾つかの過激な行動を生み出した。ドイツでは,私設児童擁護グループの一スポークスマンが,児童は「自分の物事を自由に決定すべきであり,大人の定めた目標に向かって教育されるべきではない」と語ったことをフランクフルター・ルンドシャウ紙が伝えている。そのスポークスマンは次のように言葉を続けた。「未来の学校は,朝早くから夕方遅くまで開かれ,自発的に学習のできる場所,また出席を強制されることがなく,いつでも授業を受けられる場所となるべきである。勉強したくない児童は学校の遊び場で時間をつぶすがそこではソーシャルワーカーが子供の世話をする。教師はもはや教授者ではなく学習の助け手となり,……行なわれる物事を利用したいかどうかの決定は学童に任されることになるだろう。結局のところ,自分たちの必要を一番よく知っているのは,学童である」。はたしてそうであろうか。

体罰の是非

◆ 長い間,児童心理学者たちは,子供に体罰を加えることに強く反対してきた。しかし今では,かなりの数の人々が,程度の差こそあれ,自分たちの見解を変えつつある。例えば,心理学者であるフィッツヒュー・ドットソンは,「何度か打ちたたくこともせずに子供を育てるのは不可能なことである」と語った。子供が『わがままであったり,周囲に迷惑をかけたりする』時は,『一,二度打ちたたくと事態を一転させる』ものである。また,米国コネティカット州ニューヘブンにあるゲゼル児童発達協会のルイス・ベイト・アメスは最近,次のように言明した。「体罰は自分が怒っていることを子供に知らせる以外,子供に何も教えることにならない。もちろん,子供が時折それを知るのは悪いことではない」。人間の創造者は,体罰も,思慮深い仕方で与えられれば子供に益になることをはっきり告げている。どんな人も罪と不完全さを受け継いでいるからである。―箴 19:18; 22:15; 23:13,14; 29:15。

刺激性の強い保護物

◆ 最近公表された医学研究によれば,たまねぎおよび(または)にんにくには,発作や高血圧症から人を保護する特性があるように思われる。米国の首都ワシントンにあるジョージ・ワシントン大学の医師たちは,発作の誘因となる血液の凝固作用を抑制する化合物がこれらの野菜の中に含まれていると報告した。さらにイーストテキサス州立大学の研究者たちも,ホノルルで開かれた化学会議の席上で,たまねぎの抽出成分を使って動物実験を行なったところ,その動物の血圧が急激に低下するという事実を発見した,と述べている。「我々も,高血圧の治療にたまねぎやたまねぎのジュースを用いる人がいることはちょくちょく聞いてきた」と科学者たちは述懐した。この“民間療法”には科学的な根拠がありそうである。

それは本当に犯罪か

◆ ソ連の日刊紙モルダビアは,最近,「とこしえの命に導く真理」という,聖書の教義を記した本1万冊の印刷を秘密裏に頼まれたある印刷業者の“忠節心”を激賞する記事を掲載した。その印刷業者はソ連警察に通報したため,モルダビア紙は,「ボリス[印刷業者の名]の警戒心のおかげで,重罪を未然に防ぐことができた」と手ばなしで喜んでいる。しかしソビエト政府は,聖書の知識を広める試みを“重罪”と呼ぶべきであるとする大きな圧力をほかのところから受けていたと思われるふしがある。「法的資格を有する政府は,これらの人々を起訴しないという決定を下した」からである。しかし同誌は,非難めいた調子でこう述べている。「エホバの証人が示す信仰への執着は,どこか人目を引きやすく不自然だ」。

“黒人英語”?

◆ 米国の一連邦判事は,最近,“黒人英語”を話すと伝えられる子供たちを教育する際には,その“言葉”を考慮に入れるべきであるという裁定を下した。その判決の述べるところによると,「黒人英語は英語の中でも他と区別される,分類の可能な言語であるとされてきた。……それは明確な言語様式と統語論と文法と歴史を有している」。しかし有名な黒人指導者のロイ・ウィルキンスは次のように述べている。「それはナンセンスもはなはだしい。英語は“黒”でも“白”でも“黄色”でも“赤”でも“茶色”でもない。黒人の子供たちが学ぶ英語には,特別な文法の規則や統語論や綴りや発音はない」。この人はさらに言葉を続け,「もし黒人英語なるものが存在するとしたら,それは無教育で貧しい白人のある人たちが使っているぞんざいな英語と基本的に同じものである」と説明した。

また,黒人のコラムニスト,ジューン・ブラウン・ガーナーはデトロイト・ニューズ紙の中でこう書いている。「女性新聞記者としての長い生活の中で,私は黒人英語を話す黒人に何千人となく出会った。黒人の子供たちは,話そうと思えばより良い英語を話せることを知っていたので,私は自分のいるところでは黒人英語を話させなかった。ちょっと頼むだけで良い英語を聞くことができた」。人種の違いにかかわりなく,人が正しく話す努力を払うべきなのは論をまたないところである。

世界一の減量

◆ 1978年の3月に,米国のワシントン州に住むある男の人が動くことも話すこともできぬままシアトル大学病院に運ばれてから,400㌔以上も体重が減ったと報じられている。ロバート・シュワルツ博士はこう語った。「ジョンの病状が悪化していたので体重は計れなかったが,約1,400ポンド(約635㌔)はあったと思われる。それ以上だったかもしれない。ジョンは記録に残る最も重い人より,少なくとも300ポンド(約135㌔)は重かった」。消防士たちはこの病気の男の人の家の窓をこわし,その人を厚い合板にのせて病院へ運んだ。この人は「12月までに140㌔になることを希望しており,目標の約95㌔までやせてから退院することを考えている」とニューヨーク・ポスト紙は報じている。

虫たちはご用心!

◆ 現在,政府の科学者たちによって栽培されているじゃがいもが,「1920年代にシカゴのギャングが使ったセメントの上ぐつに似たもの」によって,殺虫剤にも免疫になった虫から守られている,と英国のエコノミスト誌は述べている。この交配植物につく害虫は,茎と葉を覆うように生えている短い毛の一部分を傷つける。すると,酸素にふれるとねばりけの出る液体が流れ出し,「虫はたちまち“セメント”の中に閉じ込められる」と同誌の報告は述べている。その不運な虫は極度の疲労と飢えのために死んでしまう。ケンブリッジ付近にある植物栽培協会は,今,収量の少ないこの交配種のじゃがいもを改良しようと努めている。

性転換手術が中止される

◆ 米国ボルチモア市の名高いジョンズ・ホプキンス病院は,過去13年にわたって100件以上の性転換手術を行なってきたが,今はその処置を中止している。「一般精神医学資料集」に含まれている一報告には,この結論に達したのは,50人の性転換者を調査した結果,手術では「根本的に精神医学的な不安を治療することも,患者が必ず社会復帰すると断言することもできない」と分かったからであると書かれている。

読書をしてローズ奨学金を獲得

◆ 英国のオックスフォード大学で学ぶための有名なローズ奨学金が,初めて米国の黒人女性カレン・スティーブンソンに贈られた。この奨学金は学識と運動能力に基づいて授与される。この女性は優れた知性を身につけることができた理由として何をあげているだろうか。スティーブンソン嬢は次のように述べた。「図書館の貸出票を持っていましたが,本を返すのが遅れていつもいざこざを起こしていました。週中はテレビを見せてもらえませんでした。特に見たいものがあるときには……その前の日曜日にそのことを[母に]話し,計画を立てなければなりませんでした」。

どれくらいの死者が出るか

◆ 米国議会で公表された一研究は,全面的な核戦争が起これば,米国の人口の約75%が死亡することを明らかにしている。それは約1億6,500万人に相当する。負傷者は合計3,300万になると考えられ,そのうちの多くはその後,放射能に起因する病気で死んでゆく。遺伝子の異常によって幾百万もの人々がさらに損なわれる。このように事実上全国民がどのみち死を遂げるか,健康障害を起こすことになる。

価格の上昇

◆ 米国農務省の行なった調査は,軽食のスタンドで求めるハンバーガー,フレンチフライ,ソフトドリンクという標準的な食品が,平均1.7㌦(約340円)することを示している。3年前と比べると48%の上昇である。同じものを家で準備すると経費は83セントとなるが,これも同じ期間内で51%上昇している。

海運業界最大の損失

◆ 超大型タンカーのアトランティック・エンプレス号が去年の8月に衝突事故のためカリブ海に沈没したが,これは今までに失われた商船の中で最大のものとなった。そこに積まれていた27万5,000㌧の原油自体の損失も,一隻の船としては最大のものだった。保険会社の一代表者は,被害総額は8,500万㌦(約170億円)に上るのではないかと述べている。

最年長のイギリス海峡横断泳者

◆ 最近,ジム・(ドック)・カウンシルマンは58歳でイギリス海峡を泳ぎきり,同海峡横断泳者としては最年長者になった。また,カウンシルマンは214人目の完泳者であった。海峡の横断には13時間7分を要した。風に流されてコースからそれたため,8㌔余分に泳がねばならなかった。米国のインディアナ州で水泳コーチをしているこの人は,海峡の横断を行なった理由を問われてこう語った。「年配者の潜在体力を我々はかなり見くびっていたように思う。わたしの年齢で峠を過ぎたなどと言える人がいるだろうか。……50歳を過ぎてから,いかに多くの実り豊かな年月が残されているかを悟らなければならない」。

ソロバンの復調

◆ 電卓の登場に伴って,日本からソロバンが姿を消すのではないかと考えていた人が少なくない。「『一時期,あらゆる出版物がソロバンに別れを告げるべき時なのかと問いを発したことがあったが,それは過去の話である』と,8,500人のソロバン教師の団体の事務局長,森田孟氏は語っている」。何年間かにわたって販売量は減少したが,ソロバンの生産量は目下増加している。小野ソロバン製造業者協同組合によると,1977年には前年の3%増に当たる210万丁が生産された。ほとんどの商店主はいまだにソロバンを使っている。ソロバンを上手に使う人は,電卓とほとんど変わらない速さや正確さで数多くの計算を行なうことができる。教師は生徒がソロバンを使用するよう望んでいる。ソロバンを使うには数学の基本概念を学ぶ必要があるからだ。ある政府当局者はこう語った。「ソロバンの操作の大半は頭の中で行なわれる。日本人は数学に強い。ソロバンは頭の中で行なわれている事柄の具象化されたモデルの役を果たしている」。ソロバンのさらに優れている点は,「電池で動かさなくてもよいことと木製の玉は故障しないこと」である。

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