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目ざめよ! 1980
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世界展望

『薬づけにされた社会』

◆ 米国の食品医薬品局の新しい局長は,同国の処方薬の投与量を減少させるキャンペーンを繰り広げる計画を進めている。食品医薬品局の局長としては初めての薬剤師であるジェレ・E・ゴーヤン博士は,先ごろ次のように語った。「この国では,薬が及ぼしうる有害な作用をよく知らずにあまりに多くの人々が薬を乱用している。我々の社会は薬づけにされてしまった」。同局長は薬物の摂取量を減らすために“教育”などのさまざまな手段を用いる計画である。そして「万病にきく薬はないことと,医者のところに行く度に薬を処方してもらう必要はないことをアメリカ人は知らなければならない」と述べた。

腎臓ガンと鎮痛剤

◆ オーストラリアの最近の調査が明らかにしたところによると,多量の合成鎮痛剤を服用していた人々は,そのような薬を使わなかった人より9,000倍も腎臓ガンにかかりやすい。オーストラリアの医師たちは,このような合成鎮痛剤の中でもフェナセチンが腎臓ガンの原因になると考えていたが,現在は,鎮痛剤内の化学物質の化合物を元凶と見ている。ブリスベーン病院の泌尿器科の入院受付担当医カートミル博士は,次のように述べている。「この病気が一番多いのはクィーンズランド(世界で最も鎮痛剤の使用頻度が高い所)だと思う。オーストラリア全部を合わせると,このガンの罹病率は恐らく世界一になるだろう」。

「文盲に対する戦い」で敗北?

◆ 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の理事長は,最近の“第14回国際非文盲デー”に臨み,あらゆる国々に文盲と戦うことを呼びかけた。同局長は「文盲との戦いは全地球的な規模で繰り広げられなければならない」と力強く主張し,今の状況は絶望的だと指摘した。そして次のように説明した。「仮に今の傾向がこれからも続くとすれば,文盲は人口の増加に伴って増え続け,1970年の7億4,200万人,1980年の8億1,400万人を経て,1990年には8億4,400万人に達するであろう。したがって,読み書きの方法を知らない8億人を含む現在の人類(10人の[大人]あたり約3人に相当する)は21世紀に入って,9億5,400万人の文盲の大人を抱えることになる」。

音楽の翼に乗って

◆ オーストラリアで車を運転していたある人が警官に呼びとめられ,スピードを上げ過ぎていたことをとがめられた。その運転者は「いつもはスピードを上げることはない」と法廷で弁明した。その人はこのとき,ヨゼフ・ハイドンの“二つのホルンのためのディベルティメント”変ロ長調を聴きながら運転していた。その人は法廷で次のように語った。「私は気持ちが浮き立って天にも昇るような気分になったため,ついアクセルを踏む足に力が入ってしまった」。法廷はその運転者の以前の良い記録と音楽の影響を考えて,その罪は不問に付すとの裁定を下した。

同性愛者の牧師を受け入れるメソジスト派

◆ メソジスト連合教会の最高議決機関である裁定評議会は,同性愛者であることを公言する人が,ニューヨーク市のワシントン・スクェア教会の牧師の地位にとどまることができるという決定を下した。同評議会は,同性愛者であるその牧師は「良い立場」にあり,グリニッチビレジ地域の会衆とも「良い関係にある」という判断を示している。その会衆自体,主に同性愛者で構成されている。

水素を用いた親時計

◆ 米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあるスミソニアン協会所属の天体物理学研究所は,水素を用いた親時計を製作した。この時計は水素原子の自然の振動を利用したもので,これまで作られたもののうちで最も精巧な時計ではないかと考えられている。3億年に1秒しか狂わない。

高くつく祈り

◆ 米国下院は,同議会の各会期を祈りで始めるため,ルター派の一牧師に毎年5万㌦(約1,200万円)支払うことを票決した。以前の礼拝堂付き牧師はこのような祈りに対し,毎年2万5,000㌦(約600万円)を受け取っていた。ニュース・コラムニストのジム・ビショップはこの問題について論評し,次のように書いている。「賃金や物価に対する大統領の指針は,議会の各会期をふさわしい(つまり簡潔な)祈りで始めることが仕事のこの敬虔な人物には当てはまらないようだ。……牧師はこの悪だくみ[詐欺]だけに加担しているのではない。今は,牧師が免税の債券に関心を持ち,ロサンゼルス・ドジャーズのために毎日奮闘するご時勢である。ある僧職者たちは彼らの永遠の報いを得たと主張して死ぬとき,かなりの資産を後に残すことになる」。

幹線道路における若者の死

◆ 世界保健機関の報告によると,15歳から24歳までの年齢層のうち,交通事故で死亡する人々の数が他と比べて均衡を欠くものになっている。30か国を対象にした一調査が明らかにしたところによると,1970-74年の期間のこの年齢層における事故死の割合は,1955-59年の期間と比べると著しく増加している。その増加率はメキシコで7.08倍,タイで5.48倍,ポルトガルで4.79倍,イタリアで1.52倍,スウェーデン1.48倍,西ドイツ1.41倍である。米国の場合,15-24歳の年齢層の死亡者数は1955-59年の8,770人から1970-74年の1万7,440人に増加したが,これは95%の増加に当たる。あらゆる種類の動力車を対象にしたこの調査は,若者の死亡者数が増加している主な原因としてアルコールの乱用を挙げている。

中国で広がる危険な病気

◆ 中国からの報告は,高血圧症,卒中,心臓発作が増加しつつあることを示している。北京の石景山<シーチインシャン>地区では,心臓発作による年間死亡率が60%上昇し,1955-59年の10万人につき73.8人から,1974-78年の118.4人へと増加した。卒中で死亡する人は,その同じ期間内に10万人につき43.1人から97.3人へと変わり,倍以上増えている。人々の健康がむしばまれてゆくこの状態と闘うため,テレビ,ラジオ,ポスター,パンフレットなどが,塩分と動物性脂肪の摂取量を減らすこと,定期的に体操すること,喫煙をやめることを中国の人々に勧めるようになっている。中国は依然としてたばこの消費量が世界一多い国である。

子守唄が復活

◆ 赤ん坊に子守唄を歌ってあげることは,ここ数十年の間にすたれてしまったかの観がある。しかし今,スウェーデンのいくつかの病院では,産科病棟で子守唄を歌う習慣を復活させようとする動きがある。ストックホルムのカロリンスカ協会のジョン・リンド博士は,子守唄は「母親と子供を結び付け,脳の発育を速め,親子のより健全な関係を促進する」と述べている。同博士は母親に子守唄を教えるため,幾人かの歌手を産科病棟に配属した。そして,子守唄には複雑な節まわしや歌詞は必要ではなく,実際に歌詞のない子守唄もあることを指摘し,さらにこうつけ加えている。「赤ちゃんは歌を聞き体をゆすられると喜びの声を出して反応する。これは赤ちゃんに対する母親の喜びを増し加える。その結果二人は互いに見つめあい,小さな声で笑ったり喜びの声を出したりして,また目の接触やほほえみによって意思の疎通を深めてゆく。これはその後の言語の発達において重要な役割を果たす」。

トルコでの輸血による死者

◆ トルコの新聞の報道によれば,最近の一週間のうちに,アンカラの幾つかの病院で少なくとも30人の人が輸血を受けた結果死亡した。血液びんの表示に過ちがあったか,古くなった血しょうが使用されたのではないか,と医師たちは考えている。こうしたことは実際に生じており,トルコだけの話ではない。

虎にかみついた母親

◆ クウェートの動物園で一匹の虎が7歳の少女を爪でつかんだ。少女の母親はほかからの助けが来るのを待ち切れず,虎の足を歯でかんだため,とうとう虎は娘を放した。

インフレの矛盾

◆ 観測筋の大半は,生活費の高騰を招いている主要な原因は食品であるとみなしている。しかし食料品の価格は急騰しているものの,アメリカ人が収入の中で食費につぎ込む割合は,1960年以降,事実上減少してきた。1960年当時,人々は飲食物に収入の20%以上を費やしていた。今はこれらの生活必需品のために収入のうち17%足らずしか用いていない。経済協力開発機構(OECD)によると,収入のうち飲食物のために用いられる割合は,カナダが21%,フランスが23.6%,西ドイツが27.1%,イギリスが31.6%,ポルトガルが47.5%であった。

心臓に油をさす

◆ クレタ島において最近開催された医学会議で,全世界から集まった心臓専門医たちが,クレタ島ではギリシャのほかの地域より,平均すると心臓病にかかっている人が少ないという見解を述べた。アテネ・デーリー・ポスト紙によると,科学者たちは,「冠状動脈疾患や他の心臓病の発病率が低いのは(クレタ人が)用いている[特殊なタイプの]オリーブ油の働きで静脈が健全な状態に保たれることに原因があるとの結論に達した」。同紙は,この専門家たちの会議が,「この現象を調査するために」召集された,と述べている。

やはり見て見ぬふりをするソ連の人々

◆ アメリカでは,犯罪を目撃しても,それに巻き込まれたくないために目をつぶってしまう市民の態度に対し非常な非難が浴びせられてきた。今ではソ連政府発行のイズベスチヤ紙が,ロシア人の中にも同じような態度を取る人がいるとして遺憾の意を表している。そこには,自分の見たことを通報しようとしない,犯罪の目撃者の側の「犯罪的消極性」の事例が幾つか引用されていた。

暗黒街の“僧職者”

◆ 昨年の10月,ニューヨークの司祭で元市会議員のルイス・ギガンテは法廷侮辱の罪に問われ10日間服役した。同人は,暗黒街の顔役が刑務所内で特別待遇を得られるように図ったのではないか,との大陪審の質問に答えようとしなかった。米国の最高裁判所は,ギガンテがその囚人に関する「司祭としての(当然の)義務」を果たした,という論議を退けた。その囚人は幾つかの州で賭博を行ない,連邦裁判所によって課された62か月の刑に服しているが,それに加えて,刑務所内の職員を買収したかどでも有罪を宣告された。しかし,ギガンテがこの囚人について,彼は「暴徒でも犯罪者でもない。会ってみれば,その人がこれまでに会った人の中でも,最も優れた人物の一人であることが分かる」と語ったことがニューヨーク・デーリー・ニューズ紙に掲載されている。同司祭は1978年の葬儀ミサでも,別の悪名高い暗黒街の人物とおぼしき人を「家族の友人」と称してその人物に賛辞を呈した。刑務所にいるギガンテを,ニューヨークのクック枢機卿が「おしのびで」訪ねた。同枢機卿は,法廷の判断を「宗教的任務を遂行する自由に対する憲法違反の干渉」として,やはり遺憾の意を表した。

百歳以上の人々の数

◆ 米国の社会保障局によれば,100歳以上のアメリカ人約1万2,000人が給付金を受けている。その中で最年長の,元奴隷だったチャーリー・スミスは最近死亡したが,没年は137歳と言われている。

太陽エネルギーによる放送局

◆ 米国オハイオ州の小さなラジオ放送局が,太陽発電によって得られた電気で放送を開始したが,太陽エネルギーを商業的に利用したのは米国ではこれが最初である。3万3,000個を超える,直径8㌢ほどの太陽電池が棚の上に置かれ,放送局の裏側にある1エーカー(約4,046平方㍍)の平坦な芝地の3分の1以上に広がっている。それらの棚は太陽エネルギーを最大限吸収できるような場所に設置されている。曇天の日であっても,この装置は蓄電池を充電させる十分のエネルギーを出すことができ,この蓄電池で放送局はほぼ2日の間操業できる。この装置が十分なエネルギーを出すことができないのは,雨天の日か,濃霧の日だけである。

お湯による不慮の事故

◆ 米国の消費者製品安全委員会によると,給湯設備の温度を高温にセットしておくことは,エネルギーのむだ使いになるばかりか,危険な事態を招きかねない。家庭のじゃ口から出る湯によって,注意していれば防げたと思われるやけどが毎年3,000件も発生している,と同委員会は語っている。摂氏55度の湯に15秒さらすだけで皮膚を痛めることがある。摂氏60度の湯であれば3秒でやけどを負うであろう。ところが多くの給湯設備は摂氏65度にセットされている。この温度では,ほとんど瞬間的にやけどをすることになる。

イスラエルの“ペンギン”

◆ 世俗の国家であるイスラエルで,一般生活に関係した宗教上の戒律を適用しようとする動きがあるが,宗教心の薄い市民は律法の目をくぐろうと幾つかの風変わりな企てを考えだした。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると,イスラエルのある農場では“ペンギン”が飼育されている。その“ペンギン”は,「体重が270㌔にもなり,巻いた尾を持ち,泥の中を転げ回り,『ブーブー』鳴き声を上げる」。同紙はこう説明している。「他の国では,こうした描写に合致する“ペンギン”はブタと呼ばれる。ところが,宗教上の伝統によってユダヤ人は豚肉を食べることを禁じられているため,イスラエルのブタは“ペンギン”に ― また時には“アヒル”に ― なりすまさなければならない。豚肉を出すレストランはこれを“ホワイト・ステーキ”と呼んでいる」。豚肉という言葉をこのように置き換えることは,「繁栄するこの産業の隠れみのになっており,……豚肉の大衆化に伴って広く行き渡っている心の動揺 ― おそらくは罪の意識 ― を覆い隠すためにイスラエルの人々が持ち出す複雑極まりない論議,また手の込んだ口実のほんの一端にすぎない」と,同紙は報じている。

都市が避難する

◆ 昨年の11月,カナダ,オンタリオ州,トロントのちょうど西にある田園都市ミシサウガで平時においてはカナダ史上最大の避難が行なわれた。24時間以内にカナダで九番目のその大都市はまさにゴーストタウンと化した。列車が脱線し,プロパンを積んだタンク車二両が爆発したのである。その衝撃音は50㌔近く離れた所でも聞かれ,炎が数十㍍の高さに吹き上げた。しかし,90㌧タンク車から漏れた猛毒の液化塩素にいっそうの関心が集まった。23万人が,家やアパートはもちろん,病院のベッドからも避難した。略奪を防ぐために,500人を超す警察官が同州全域から急派された。災害時にしばしば目にするように,ここでも人間味のあふれた思いやりが示された。被災地の外に住んでいる人々は見ず知らずの人々を自分たちの家に温かく迎え入れ,公共の救済センターの収容力が足りない分を補った。例えば,被災地に住む500人以上のエホバの証人は,その緊急時の間,全員,仲間のエホバの証人や親族の家に収容された。

映画を見に行く中国人

◆ 中国の熱烈な映画ファンを対象に毎年100億枚から250億枚の入場券が売られているものと推定されている。入場料は平均40円そこそこである。伝えられるところによると,輸入映画フィルムの制限が最近緩和されたのに伴い,映画熱が高まっている。US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌はこう伝えている。「中国でいちばん人気があるのはチャーリー・チャップリンである。チャップリンの制作した映画は北京から昆明<クンミン>に至る満員の映画館でほとんど全部見ることができる」。

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