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目ざめよ! 1984
目84 7/8 29–31ページ

世界展望

反復の行為?

● 「今日の世界の出来事は70年前の第一次世界大戦前夜の写しである」と,カナダのトロント・スター紙の一記事は言明している。「今日の指導者たちは,もう一度生じようとしている大変動の進路をそらすための措置を取れるだろうか」。その記事は第一次世界大戦へと発展した当時の状況を引用し,こう続けている。「1914年以前の状況を構成していた要素すべてが今日も見られる。実際,その規模は70年前より脅威的である。国際政治は全世界的な規模で分極化しており,現代兵器は数百万人の若者を殺害できるだけでなく,諸国民全体を一掃できる。しかも,世界の至る所で一触即発の状態が見られる」。

その記事は東西両陣営が対立する場合に常に超大国が取る片意地な立場について語り,こう述べている。「このままでゆけば,1914年の場合と同じように,いずれかの紛争が最終的には必ず爆発して大きな戦争になる。ただし今回は,ヨーロッパの火が消えるだけでなく[第一次世界大戦ぼっ発時の英国の外務大臣グレーの言葉に言及している],全地を核の闇が覆うことになる」。

深まる恐れ

● 「米国と他の国々は1984年のテロ行為の急増を懸念し,中東でも自国内でも,保安に関する多数の付加的な予防措置を急きょ講じている」と,US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌は伝えている。保安措置の強化されたホワイトハウスや国際連合の米国代表部などの公の建物の外にはバリケードが設けられ,金属探知機により訪問者のチェックをするときには犬も用いられ,爆弾がないかどうか車とトラックの臭いをかぐ。ホワイトハウスでは空からの襲撃に備えて対空ミサイルも用意されている。政府高官たちは大衆の前に出る機会を制限するように勧められており,重要人物には特別な保護が与えられてきた。今年のロサンゼルスのオリンピック大会,ニューオーリンズの万国博覧会,米国の党大会などの行事が,自らの大義に注目を促すことを願うテロリストの目標になるのではないかと危惧されている。米国上院議員のダニエル・モイニハンは,「1984年が,戦争を我々のそばにたぐり寄せる年となる公算は極めて強い」と述べている。

増加率は下がるが人口は増える

● UNFPA(国連人口活動基金)の年次報告によると,世界人口は現在47億でなお増え続けているが,その増加率は下降している。1965年から1970年までの期間は年平均2.4%であったが,1980年から1985年までの期間には1年当たりわずか2%に下がるものと予想される。同報告によれば,両国合わせて世界人口の40%を占める中国とインドは,子供の数を減らすという考えを受け入れてきたが,この考えは幾つかの発展途上国にも広まっている。事実,中国の年間増加率はすでに1.5%に下がった。ワールド・ヘルス誌の伝えるところによると,この下降は次の三つの大きな要素に起因している。つまり,収入が増加し,安定した老後を送るために子供に頼る必要が薄れたこと,厚生事業が改善され,家名を残すために子供をたくさん産む必要性が薄れたこと,働く女性が増え,子供を育てる時間が減少したこと,である。UNFPAは,21世紀までに世界人口は102億人になり,その数で安定する,と予告している。

ビキニ島の浄化

● ミクロネシアのマーシャル群島の一部を成し,ビキニ環礁にある23の島の中で最大のビキニ島は人間が住める安全な所に変わる,と科学者たちは述べている。1946年にこの島から167人の島民を移住させたため,同島で23回の核実験を行なうことができた。その実験により土壌はセシウム137で汚染されたが,この物質は栽培して得られるどんな食物にも蓄積される放射性元素である。今や1,100人を数えるビキニ島民の大半は,ビキニ環礁の684㌔南方に位置し,同環礁の6分の1の面積しかないキリ島で生活している。ニューヨーク・タイムズ紙によると,科学者委員会の説明では,汚染された土壌を46㌢の深さまで新しい土壌と入れ替えることが必要であり,そのためにはビキニ島だけでも約1億㌦(約240億円)かかる。他の解決方法も研究されている。核実験に使われた別の環礁であるエニウェトクは,1970年代の後半,ほぼ同じ費用で米国の手によって浄化された。

ヨーグルトはいかが

● 牛乳を飲むと腸に不快感が残るだろうか。そうであれば,蛋白質源をヨーグルトに代えてはどうか,と研究者たちは述べている。赤ちゃんは乳糖を消化できるラクターゼという酵素を造り出すが,大半の大人はそれをほとんど造り出さず,牛乳をきちんと消化できない。一方ヨーグルトはすでにこの酵素を含んでいるので,食物は体の中で消化されるようになる。その研究の責任者であるジョセフ・C・コラーズ博士は,「この研究は,ともかくヨーグルトは体にいいという意見の正しさを実証している」と述べている。

鳥と飛行機

● 米国だけで,鳥と飛行機の衝突が毎年約1,500件報告されており,飛行機のエンジンに幾百万ドルもの被害が及んでいる。時には飛行機が墜落し,人々の命が失われることもある。なぜ鳥のためにこれほど多くの事故が起きるのだろうか。ハーバード大学のアレン・カウンター教授によれば,飛行場の滑走路の近くに巣を持つ鳥の聴覚が奪われ,飛行機の音や,飛行機を見つけた鳥たちの警告の鳴き声が聞こえなくなっているためである。ボストンのローガン国際空港のカモメを研究した同教授は結論として,鳥たちがさらされている40秒ごとに90ないし100デシベルという騒音は,「鳥の聴覚を狂わせ」て「脳を混乱させ」,そのため「脳の反応が失われてしまう」と述べている。

婦女暴行に抵抗する

● 社会学者のポーリン・バート女史は暴行魔を撃退した女性を研究し,「戦術の数が多ければ多いだけ,婦女暴行を免れる可能性は高くなる」と結論している。「一種類の戦術しか用いなかった女性で婦女暴行を免れた人はごく少ない」。カナダのエドモントン・ジャーナル誌の報告によると,同女史の研究には,叫ぶこと,逃げること,あるいは腕力などの数種の戦術を用いるのが最善であると示されている。バートはこう述べた。「抵抗することにより,女性が婦女暴行を免れる機会は非常に高まる。抵抗しないからといって,優しく扱われるという保証が得られるわけではない」。同女史は加えてこうも述べている。「腕力による戦術を用いても暴行された女性は,暴行魔に腕力で抵抗せずに暴行された女性よりも抑うつ状態に陥ることが少ない」。

世界最大の宮殿

● ブルネイのサルタン,ムダ・ハサナル・ボルキア国王の支配する国は世界でも最も小さな国の一つだが,このサルタンが自分の王宮に費やしたお金は少額ではない。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,「1,788室を有するこの新御殿は,首都を遠望する高さ100フィート[30㍍]の,一部人間の手を加えた丘の上にあり,世界最大の王宮と考えられている」。ボルネオ島北岸のわずか5,765平方㌔のこの国の中で,四つの互いに連結した3階建てのサルタンの建物は,造園の施された121㌶の庭園の中心部にあって約20㌶の土地を占めている。元の記録保持者はバチカンで,1,400室を5㌶の中におさめていた。サルタン御殿のご自慢は,四つの王座(外国の王室の夫妻の訪問に備えて),4,000名収容の公共宴会場,ヘリポート,800台収容の地下駐車場,ポロ(四人一組の2チームで行なう馬上球戯)の練習場を含む,個人用の広いレクリエーションセンター,それに最新の科学技術を駆使した警備装置と空調設備である。そのお値段は,約3億㌦(約720億円)になると同タイムズ紙は伝えている。

需要が大きい?

● トロントの神学校で入学者が増加している,とグローブ・アンド・メール紙は伝えている。「仕事の場が失われていること,クリスチャンの女性優位運動が台頭したこと,1975年に英国国教会が女性の叙任を決定したことなどにより,広い層の学生たちにとって教会が魅力ある職業になっている,と学校当局者は語っている」。カトリック教会が司祭の職に対する関心を高めるため広告板を使ったことも,こうした結果をもたらした一つの理由である。司祭になることを真剣に考えている100人以上の男子がそれに答え応じたと報じられている。一僧職者は,「教会に人が集まるのはほかに仕事がないからだという言い方をひどい言い草と考える人もいるが,僧職は仕事の機会を提供する重宝な職業の一つとなっている」と述べている。とはいえ,その宗派について何一つ知らず,神学上対照的な見解を抱いている志願者たちをふるい分けるための注意は払わなければならない。

「最も安全な都市」

● 警視庁の見解によると,東京は「世界で最も安全な都市」である。ただし,他の大都市と比べた場合の話だが。英文毎日の報道によると,132件の殺人事件はロサンゼルス市の17分の1にすぎない。殺人と強盗を含む東京での犯罪は昨年の最初の11か月間で合計約22万1,300件に達したが,これは1日平均663件に相当する。同紙によれば,警告として受け止めなければならないのは,年若い犯罪者の増加である。「今日の日本で行なわれる犯罪の犯人の半数以上は20歳未満であり,14歳の若者たちが最も犯罪に走りやすい」と同紙は伝えている。初めてのこととして,14歳から19歳までの年齢層の人々による犯罪のうち,少女によるものが20%を超えた。日本の法律では,14歳未満の若者は犯罪の責任を問われない。

中国における名前の問題

● 北京<ペキン>から約650㌔北東にある中国の瀋陽<シェンヤン>市には,李という名字が多い。同市の女性は“淑珍”(麗しく貴重である,の意)という名を好む。その結果,李 淑珍という名の女性は4,800人を超える。この種の,また類似の同姓同名ゆえの問題があるため,中国東北部の当局はほとほと手を焼き,子供の命名に関する指導書を著わした。「光明日報」紙の報道によると,一つの職場だけでも李 偉という名の男性が10人いる。“偉大な”を意味する“偉”には人気があるからである。それらの人々は,混乱を避けるため,“李 偉ナンバー2”,“長髪の李 偉”,“大きな目の李 偉”などと呼ばれている。

食糧の損失

● 世界食糧会議の議長ユージン・ウェランは,中国で食糧のほぼ半分が無駄になっている,と主張している。時代遅れの貯蔵施設ゆえにトウモロコシ,大豆および他の穀物の5割近くが失われる,という事態が生じなかったなら,中国は困窮している国々に多量の食糧を輸出できた,と同議長は言う。ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところでは,ウェラン氏は同会議の最高責任者としての公人の立場で中国を訪問した。「これらの穀物を生産する人民公社には多額のお金が支払われるが,その後に穀物を貯蔵する所がない。この国の貯蔵施設は我々が100年前に用いていたものと同じで,低温で貯蔵する方法はと言えば,全く存在していないも同然である」と同氏は述べた。一方,アフリカの22の国々は深刻な食糧不足を経験している。

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