子供の足を守りましょう

英国のルートンという町に住む足治療者のエードリアン･グリアーは，「わたしたちは足の不自由な国民を生み出している」と心配しています。病院にある診療室で子供たちを診察していると，まだ6歳だというのに，すでに足が変形している子供たちがいます。原因は，足に合わない靴をはいているからです。わずか1年で，グリアーが診察した3,000人以上の子供のうち，合わない靴が原因で足を悪くした子供は600人もいました。「子供たちが早くからファッション･シューズをはき始めると，変形するのもそれだけ早く，変形の程度もそれだけひどいものになる」と，グリアーはルートン･ヘラルド紙の中で述べています。しかし，変形の原因は靴が合わないということだけではありません。足先までおおうねまきを赤ちゃんに着せると，赤ちゃんの足は初めから変形する恐れがあり，小さすぎるソックスも，同じような害を招くかもしれない，とグリアーは言います。

ですからいろいろな危険に注意を払い，形のよい靴を買うにもよく分別を働かせるなら，変形したり，つめが肉に食い込んだり，底豆ができたり，年を取ってから関節炎になったりするのを防ぐことができます。それでグリアーは，子供には，（大きくなることを考えて）足より2㌢ほど大きい，そしてつま先の丸い靴をはかせることを勧めています。

衣服といえば，靴をも含め，「服装については慎みと良識のある態度を取りなさい」という，クリスチャンの女性に与えられた古くからの助言は，すべての人にとって有益です。―テモテ第一 2:9，今日の英語訳。