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目ざめよ! 1989
目89 6/22 28–29ページ

世界展望

ボパールの決着

ボパールでの化学薬品漏出事故の補償を求める犠牲者たちにとって,「結末は全く見えない」と,インディア・トゥデー誌は述べていたが,やっとある意味での結末がついたようである。(「目ざめよ!」誌,1989年4月8日号参照。)弁護士たちは30億㌦(約3,900億円)を要求していたが,最近,ユニオン・カーバイド社は,その災害の犠牲者に対する4億7,000万㌦(約611億円)の支払いに同意し,示談が成立した。犠牲者たちは,平均1万4,460㌦(約188万円)を受け取ることになり,英国の雑誌「エコノミスト」によると,その額は,「米国では,一人当たりざっと100万㌦(約1億3,000万円)に相当する」。同誌はまた,その補償額が低すぎたので,大企業は,事故の犠牲者に対する補償金が低額で済む貧しい国々に危険な工場を建設するようになるかもしれない,と述べている。低額の補償金で済んだことによって,ユニオン・カーバイド社の株価の上昇さえ引き起こされた,とエコノミスト誌は付け加えている。

割礼の利点

アメリカ小児科学会は,割礼の問題に関する立場を翻さなければならなくなった。1971年に,同学会は,生まれたばかりの男児に機械的に割礼を施すことを正当化する「確かな医学的根拠はない」と考えていた。しかし,最近の研究によって,極めて危険なものとなり得る,腎臓や尿路の感染症を避けるのに割礼が役立つかもしれないということが示された。割礼を受けない男の子が,割礼を受けた男の子より,11倍も尿路の感染症にかかりやすかったことを示す研究結果もある。小児科学会は,割礼には「医学的な益や利点が潜在している」と言うようになった。クリスチャンは,割礼を要求したモーセの律法に拘束されてはいないが,こうした新しい発見は,律法を守った古代イスラエル人にとって律法が実際に役立っていたことを確かに示唆している。

胎児が聞いているもの

研究者たちは最近,胎児が外界の音をどれほど多く聞いているかを知り,驚嘆した。医師たちは,子宮内の赤ちゃんの頭付近にマイクをセットして,約3.5㍍離れたところでの会話や,閉ざされたドアの向こうの廊下を通る台車の音など,外部からの様々な音をはっきりと聞き取ることができた。同じようなことだが,アイルランドの一心理学者も,新生児は,母親が妊娠期間中に定期的に見ていたテレビ番組のテーマ音楽を識別できるらしいことに気づいた。こうした発見によって,これらの音すべてが胎児の小さな耳に及ぼす影響に関する研究がさらに進むかもしれない,と米国の雑誌「女性の世界」は伝えている。

死の作物

米国国務省によると,世界中の麻薬の生産が急速に高まっている。1987年から1988年にかけて,マリファナは22%,アヘンは15%,ハシッシュは11%,4か国で生産されたコカの葉は7.2%,それぞれ収量が増加した。逮捕者が増えても,麻薬の押収や作物の破壊が増加しても,国際協力を約束する条約が多くなっても,それにはお構いなく,死の作物は大量に生産された。ニューヨーク・タイムズ紙によれば,国務省の報告書は,「独力で麻薬と戦う米国の無力さをあらわにする毎年恒例の告白になってしまった」。

中国のキリスト教世界

ニュージーランド・ヘラルド紙は,中国の公式の新聞「ニューズ・ダイジェスト」から引用し,「近年,中国では,キリスト教が普及してきている」と述べている。3年前,中国でクリスチャンを自称する人々の大半は,年配者,文盲の人,かろうじて読み書きができる人のいずれかであると言われていた。しかし最近の調査によって,中国にいる,キリスト教世界の700万人の信者のうち,25%というかなり多くの人々が,医師,大学教授,学生,作家,技術者といった“知識人”であることが示された,とニューズ・ダイジェスト紙は述べた。

ドイツにおける子供の虐待

ドイツ連邦共和国では,10分に一人の子供が,病院に行かなければならないほど厳しく殴打されている,とシュトゥットガルター・ナーハリッヒテン紙は伝えている。毎年,襲われる1万1,000人の子供たちのうち,100人が死亡している。さらに,専門家たちは,15万人の子供たちが,家族や親戚から絶えず性的な虐待を加えられていると推定しているが,警察に通報されるのは,そのうちのほんの一部 ― およそ1万件 ― にすぎない。一専門家は,身体面や精神面の,あるいは性的な虐待を絶えず加えられている子供たちの合計数を30万人と推定した。犠牲者の中には男の子も女の子もおり,まだ赤ちゃんである場合も少なくない。

受刑者用のポルノ雑誌

米国アイオワ州の刑務所の収容者は,露骨なポルノ雑誌を含め,受刑者ではない人々と同じ雑誌を予約購読する権利を有するという判決が,連邦地方裁判所で下された。刑務所では,裁判所の命令に従って,ポルノ雑誌を置いておく公認の“ポルノ閲覧室”を設けた。しばらくの間,受刑者には,それほど露骨ではないポルノ雑誌を予約して,自分の独房に届けてもらうことが許された。露骨なポルノ雑誌を予約する許可が与えられる前には,その受刑者の心理的に見た立場や記録を再考しなければならないが,どんな犯罪をおかしていても自動的に不適格とはされない。もっとも,すべての人がその判決を喜んだわけではない。アイオワ州の住民で,「そもそも攻撃的な行動がもとで刑務所に入った人の欲情を刺激するのが賢明なのかどうか,疑問に思った」人は少なくない,とニューヨーク・タイムズ紙は述べた。

タイは森林を保護する

タイ政府は,減少を続ける森林を救うための窮余の一策として,最近,国内の樹木の伐採を全面的に禁止した。政府筋の推定によれば,第二次世界大戦後,森林はタイ国土の70%を占めていたのに,現在は18%にまで減少している。自然保護論者たちによる最近の数字は12%にまで下がった。同国南部で先頃起きた洪水と地滑りで350人が死亡したが,その原因はおもに不法伐採だった。政府が,林業関係者の強硬な反対にもかかわらず禁止措置を課したことの背後にはその災害があった。

4本足のニワトリ

フライドチキンの業者にとっては願ってもないことが,広島県のある中学校の教師にとっては頭痛のタネとなった。ニワトリの絵を描くように言われた153人の生徒のうち12%余りは4本足のニワトリを描いた。絵に関して9項目をチェックしたところ,「正しく書けていた生徒は三人だけ」だった,と朝日新聞は伝えている。「自然とのかかわり方が昔より薄く」なっていると,調査を行なった教師は説明している。

法王の教区に関する報告

ローマの教区司祭たちは,自分たちの司教,つまり法王も臨席する今年の年次集会で,法王に気の滅入るような報告をした。カトリックの新聞「アッベニール」によれば,一司祭は,「ミサに出席する人は3%にすぎず,結婚するつもりの人のうち90%は,『宗教について何も知らない』という,自分の教区における恐るべき非キリスト教化の波」について嘆き,続けて,「昨年,18件の葬式が行なわれたが,秘跡を依頼した人は一人もいなかった」と述べた。同紙は,教区司祭たちが直面しているもう一つの問題はエホバの証人の存在であり,「その成長は広範囲に及んでいる」と付け加えた。ある司祭は当惑顔で,エホバの証人は「ローマを,ヨーロッパ,アジア,アフリカにおける自分たちの首都にした」という見当違いの主張さえした。

ソ連の水中出産

ソ連の女性の中には,変わった方法で出産する人がいる。水中で出産するのである。場所は自宅の場合も海の場合もある。ソ連の雑誌「スプートニク」は,700件のそうした出産のうち,合併症や死産という結果を迎えたケースはなかった,と伝えている。水という環境は,新生児がそれまで置かれていた環境に類似していると考えられる。同じ記事は,この方法で生まれた子供は他の子供と比べると,早くから座ったり立ったり歩いたりする傾向があると主張している。確かにそうした子供は早くから泳げるようになる。「そのような赤ちゃんは,生まれて4時間もしないうちに,独力で水に浮くことができる。わずか数か月後には,数キロの距離を泳ぐことができる」と,同誌は伝えている。しかし,ソ連の一部の医師たちは,水中出産に賛成してはいない。その理由は,「殺菌もしていない,温度も不適当という環境を赤ちゃんが通り抜ける」こと,それに出血の問題が起こり得ることである。

受動喫煙が子供を脅かす

ザ・ウィークエンド・オーストラリアン紙は,オーストラリアにおいて,毎年10ないし20人の子供たちが死亡する責任の一端は,たばこを吸う親にあるかもしれないと伝えている。入院している子供たちはそのほかに幾千人もいる。その記事は,呼吸器の病気で入院している500人ほどの子供たちに関する調査に言及しているが,その研究者は,子供の世話をする人々が吹かすたばこの煙を吸い込むことが,子供たちの病気の要因になっていることを示す強力な化学的証拠を発見した。その記事は,受動喫煙と,肺炎,インフルエンザ,小児喘息,SIDS(乳児突然死症候群)などとの関連も取り上げ,結論の部分で,「非常に気がかりなのは,女性喫煙者の増加である」と述べた。

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