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目ざめよ! 2007
目 07/2 10–11ページ

ヤナギ ― 用途の広い木

チェコ共和国の「目ざめよ!」執筆員

片方は,すらりとまっすぐに立ち,堂々としています。もう片方は,頭が垂れ下がり,前かがみになっています。その対照的な姿にもかかわらず,実は親戚関係にあるのです。いったい何の話でしょうか。ポプラとシダレヤナギの木です。どちらもヤナギ科に属しています。

ヤナギ科の木はたいてい川や浅い小川の岸辺に見られます。ここチェコ共和国では湿地帯でよく育ち,小さな枝から一斉に芽吹きます。樹高は30㍍を超えることもあります。ヤナギの細長い葉は,すらっと伸びた枝から優雅に垂れ下がっています。Salix lucida<サリクス ルシダ>という種類やネコヤナギの葉は,どちらかと言うと幅広です。

ヤナギとポプラの仲間は350種余り存在しますが,特に人々の関心を引くのはシダレヤナギです。セイヨウヤマネコヤナギと呼ばれる別の種類は,ふわふわした花穂つまり尾状花序が特徴です。花穂は葉より先に現われます。小さな花穂が枝に付き始めると,春はすぐそこまで来ていると言われます。

ヤナギの仲間

チェコの首都プラハのあるボヘミア地方では,ポプラの木をよく見かけます。ポプラは少なくとも35種あり,みなヤナギ科に属しています。最も一般的なのは,ヨーロッパクロヤマナラシでしょう。ボヘミア地方の小川の岸辺や,じめじめした林の中でよく見られます。ヨーロッパクロヤマナラシの変種であるセイヨウハコヤナギ(イタリアポプラ)は,幹が細長く,幹から出る枝は垂直方向に伸びています。この美しい木は高さが35㍍にも達します。11階建ての建物に相当する高さです。車道に沿って植えられることの多いセイヨウハコヤナギは,秋になると葉が輝くような黄色に紅葉し,田園風景を明るく彩ります。

ポプラには,英名でアスペンと呼ばれる種類もあります。丈はそれほど高くなく,木の先端が細くなっています。しかし,別の際立った特徴があります。そよそよと吹く風にも葉が揺れるのです。

聖書にヤナギが登場する?

ずっと南の中東にポプラの木があるとは思わないかもしれません。ところが聖書の中には,イスラエル人がバビロン捕囚の際,ポプラの木にたて琴を掛けたことが述べられています。(詩編 137:2)なぜそうしたのでしょうか。たて琴は神を賛美するために用いた楽器ですが,逆境の下にあったイスラエル人は悲嘆に暮れ,たて琴を奏でる気になれなかったのです。(イザヤ 24:8,9)また神の言葉によれば,取り入れの祭りの際,仮小屋を建てるのに他の木とともにポプラの大枝が用いられました。(レビ記 23:40)聖書のヨブ記は,怖いもの知らずのカバが川に住んでおり,「川辺の柳[他の訳ではポプラ]は彼を包む」と述べています。―ヨブ 40:22,「新共同訳」,共同訳聖書実行委員会。

今日,ポプラもヤナギもさまざまな商品に使われています。ポプラは,ベニヤ板,木箱,段ボールなどの紙製品に使われます。ヤナギもその有用性の点で高く評価されています。職人たちは,ヤナギのしなやかな枝で籠を編んだり家具を作ったりします。ヤナギ科の木は,実に用途の広い木なのです。

[10ページの図版]

アスペンの葉

[10ページの図版]

シダレヤナギ

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セイヨウハコヤナギ

[10ページの図版]

セイヨウヤマネコヤナギ

[10ページの図版]

ヨーロッパクロヤマナラシ

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