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  • 若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え,第2巻
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若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え,第2巻
質2 14章 121–127ページ

14章

学校で身を守るために何ができるだろう

次の文は正しいですか,間違いですか。

1. 身体的な危害を加えなければいじめではない。

❏ 正しい

❏ 間違い

2. セクシュアル・ハラスメントには必ず身体的な接触が伴う。

❏ 正しい

❏ 間違い

3. 女の子もいじめたりいやがらせをしたりすることがある。

❏ 正しい

❏ 間違い

4. いじめや性的いやがらせに対してできることは何もない。

❏ 正しい

❏ 間違い

学校でいじめられている多くの若者は,不安におびえる毎日を送っています。ライアンという少年はこう語ります。「スクールバスに乗っている15分間は非常に苦しく,何時間も続くかのように感じました。いじめは,ひどい言葉を浴びせることから,体を痛めつけることへとエスカレートしていきました」。性的ないやがらせを受けることもあります。「とても人気のある男の子が,わたしを廊下の隅に追い詰め,いやらしい感じでわたしに触り始めました」と述べるのは,アニタという女の子です。「触らないでほしいと丁寧に頼んだんですが,本気だとは思ってもらえませんでした」と語っています。

インターネット上でクラスメートからいやがらせを受ける人もいます。あなたもいやがらせの被害に遭っていますか。もしそうなら,その状況で何ができるでしょうか。できることはたくさんあります。しかしまず,冒頭に挙げた文について考え,一般的な見方の中で間違っている点をはっきりと理解しましょう。

1. 間違い。いじめの大半は暴力ではなく言葉で加えられます。脅しや侮辱,皮肉やあざけりもいじめとなり得ます。

2. 間違い。性的な含みのある“褒め言葉”,卑わいな冗談,いやらしい目つきで見ることもセクハラになります。

3. 正しい。男の子も女の子も,いじめやいやがらせをすることがあります。

4. 間違い。いじめをやめさせるために取れる手段があります。どんな手段があるか考えてみましょう。

いじめに打ち勝つ ― 暴力に訴えずに

いじめをする人の中には,相手の感情を逆なでして単にその反応を楽しもうとする人もいます。しかし,聖書は「自分の霊にせき立てられて腹を立ててはならない」という賢明な助言を与えています。(伝道の書 7:9)事実,『悪に悪を返す』ことは火に油を注ぐようなもので,問題を大きくしかねません。(ローマ 12:17)では,暴力に訴えずにいじめに打ち勝つには,どうすればよいのでしょうか。

軽く受け流す。相手が単に冗談半分でからかっているなら,気分を害すのではなく,笑って済ませましょう。「けんか腰の言葉を深刻に受け止めないようにするだけで丸く収まることもあります」と,エリウという若者は言います。いじめる人は自分の言ったことに効果がないと分かると,いやがらせをやめるかもしれません。

温和さを示す。『温和な答えは激しい怒りを遠ざける』と聖書は述べています。(箴言 15:1)親切な答えはいじめる人の意表を突くものとなり,緊張が和らぐこともあります。確かに,いじめを受けた時に冷静さを保つには,自分を制することが必要です。そうするほうがいつでも良い結果になります。箴言 29章11節には,「愚鈍な者は自分の霊をさらけ出し,賢い者は最後までこれを穏やかに保つ」とあります。温和さは強さのしるしです。いじめをする人がしばしば不安になったり,いらだったり,やけになったりする一方,温和な人は感情的なバランスを簡単には失いません。『怒ることに遅い人は力ある者に勝る』と聖書が述べているのには,もっともな理由があります。―箴言 16:32。

身を守る。事態が手に負えないようなら,“逃げ道”を見つける必要があるでしょう。箴言 17章14節は,「言い争いが突然始まってしまう前にそこを去れ」と述べています。ですから,今にも暴力を振るわれそうなら,立ち去るか,走って逃げてください。逃げられないなら,暴力から身を守るためにできる限りのことをする必要があるでしょう。

知らせる。親はあなたの身に何が起きているかを当然知る必要があります。また,実際的なアドバイスを与えることもできます。例えば,生徒指導の先生などに事情を話すよう勧めるかもしれません。親や先生は慎重に問題を扱い,被害にさらに遭うことのないようにしてくれるでしょう。

結局のところ,あなたが相手の期待どおりに反応しない限り,いじめる人があなたよりも優位に立つことはないのです。ですから,挑発に乗らないでください。むしろ,いま考えた提案を活用して,その状況をコントロールするようにしましょう。

セクシュアル・ハラスメントに対処する

もし性的ないやがらせを受けているなら,怒りを感じて当然です。問題は,それに対して何ができるかということです。できることはたくさんあります。幾つかの提案を取り上げましょう。

性的な誘いをきっぱりと退ける。誘いをかけてくる人は,あなたにその気がないことをはっきり理解しない限り,あいまいな“ノー”を実際には“イエス”と取り,少なくとも脈があると考えるでしょう。ですから,いいえがいいえを意味するようにしてください。(マタイ 5:37)くすくす笑ったり,はにかんだりするなら,戸惑いから出たとっさの反応だとしても,相手に誤ったメッセージを伝えることになるでしょう。きっぱりとした態度を取り,はっきりノーと言いましょう。それが最善の防御策です。

人前でとがめる。アニタはいやがらせをしてきた人についてこう言っています。「その子の友達の前で,触らないでと大声で言って,恥をかかせなければなりませんでした」。どんな結果になったでしょうか。「その子は友達みんなから笑われました。しばらくの間とても冷たかったんですが,数日後,自分のしたことを謝りました。そして後に,ほかの人がわたしを困らせようとしたとき,守ってくれることまでしたんです」。

口で言っても効果がないなら,立ち去る。走って逃げるほうがよいこともあります。逃げられない場合,性的虐待から身を守る権利があります。(申命記 22:25-27)クリスチャンの一少女はこう言います。「ある少年がわたしをつかもうとしたとき,思いっきり殴って,逃げました」。

相談する。「最終的にはそうしなければなりませんでした」と,16歳のエイドリエンという女の子は言います。「よい友達だと思っていた男の子が付きまとってくるようになったとき,両親にアドバイスを求めました。やめてと言えば言うほど,まるでゲームでもしているみたいに,しつこくなったんです」。エイドリエンは両親からの実際的なアドバイスのおかげで,問題に対処できました。あなたの親も力になってくれるに違いありません。

いじめやセクシュアル・ハラスメントに対処するのは,簡単なことではありません。しかし,忘れないでください。クリスチャンの若者は,いじめに対してなすすべがないわけでも,ただ耐えなければならないわけでもありません。また,性的ないやがらせをする人の言いなりになる必要もありません。この章の提案を活用することにより,あなたもそうした問題に対処できます。

第1巻,18章も読んでみましょう

次の章では…

仲間からの圧力は,対処しなければならない影響力の中でも特に強いものです。自信を持って立ち向かう方法を考えましょう。

かぎとなる聖句

「できるなら,あなた方に関するかぎり,すべての人に対して平和を求めなさい」。―ローマ 12:18。

アドバイス

いじめに遭っているなら,攻撃的な態度を避けつつも,思っていることをはっきり伝えてください。きっぱりした態度で,やめてと言いましょう。穏やかに立ち去ります。もしいじめが続くなら,だれかに知らせてください。

知っていましたか

不良グループ特有の格好をするなら,標的にされやすくなります。以前不良グループにいた人はこう言います。「だれかが仲間でもないのに自分たちと同じような服装をしていれば,間違いなく攻撃の的になりました。その人はグループに入ることになるか,痛めつけられるかのどちらかでした」。

やろうと思うこと

もしだれかから侮辱されたり挑発されたりしたら,こうする __________

いやがらせの原因を作らないために,こうする __________

この章の内容で親に聞きたいこと __________

考えてみましょう

● どうすればもっと自信や落ち着きを示して,いじめられる可能性を減らすことができますか。

● 性的いやがらせを受けたなら,何ができますか。(起こりそうな状況を想定し,どう対処できるか考えてください。)

● セクシュアル・ハラスメントを軽く見てはならないのはなぜですか。

[123ページの拡大文]

“けんかが始まりそうだと分かったら,かかわりを持たずに家に帰ることです。周りにたかっている子もいますが,そんな時に問題に巻き込まれるんです。”― ハイロー

[125ページの囲み記事]

セクシュアル・ハラスメントを防ぐには

異性の気を引こうとしない。気を引こうとするのは,いやがらせを身に招くようなものです。聖書はこう問いかけています。「人は火を,そのふところにいだいてその着物が焼かれないであろうか」。(箴言 6:27,「口語訳」,日本聖書協会)実際,異性の気を引くのは火で遊ぶようなものです。

交友に気をつける。周りの人は,あなたとあなたの友達の道徳観は同じだと判断します。カーラという女の子はこう言っています。「いろいろなことを言われるままになっている人や,注目されて喜んでいる人などと仲良くしていると,自分もセクハラを受けやすくなります」。―コリント第一 15:33。

服装に注意する。慎みのない服装をするなら,異性の関心を引きたがっているというサインを送ることになり,実際に関心を引きます。―ガラテア 6:7。

クリスチャンとしての立場を隠さない。もし隠すなら,あなたがクリスチャンの規準に従おうとしているとはだれも考えないでしょう。―マタイ 5:15,16。

[124ページの図版]

いじめる人の挑発的な言葉に腹を立てるのは,火に油を注ぐようなもの

[127ページの図版]

性的いやがらせに,はっきりノーと言いましょう

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