なぜ彼らはそうするのか
毎年,世界各地のエホバの証人は,幾千人という単位で大会に集います。証人たちはそこで仲間との交わりを楽しみ,優れたプログラムを通して聖書の教えを学びます。中には,そうした大会に多大の努力を払って出席する人もいます。例えば昨年,マラウイの60代半ばの一夫婦は,大会に出席するため,息子夫婦とその赤子を連れて自転車で80㌔の旅をしました。一行は村を朝6時に出発し,15時間後に大会の会場に到着しました。
モザンビークでも,一群の人々が,大会に行くために自転車で三日間旅をしました。ある夜,野宿をしていた時,近くでライオンのほえる声が聞こえました。その動物のいるほうに火のついた薪を投げたのですが,ライオンは夜明けまでその周辺にいました。その同じ大会に出るために旅をしていたもう一人の男性の証人は,路上で1頭のライオンとはち合わせしてしまいました。この人は,ライオンが立ち去るまで身動きせずにじっと立っていました。大会でそれら証人たちは,自分たちがどのように「ライオンの口から救い出された」かを楽しそうに語りました。―テモテ第二 4:17。
多くのエホバの証人は,崇拝のため大会に,いえ,毎週の会衆の集会に出席するためにさえ多大の努力を払っています。なぜでしょうか。次の記事は,集まり合うことがなぜそれほど重要なのかを理解する助けになるでしょう。