あなたは手紙を書いていますか
1 どんな手紙ですか。コリント会衆にあてた霊感の音信の中で,パウロは次のように答えています。「わたしたちの〔手紙〕は,あなたがたなのである。……そしてあなたがたは自分自身が,わたしたちから送られたキリストの手紙であって,墨によらず生ける神の霊によって書かれ,石の板にではなく人の心の板に書かれたものである」。そうです,エホバの援助を得てわたしたちが弟子とする人々は,わたしたちが豊かな実を結ぶクリスチャン奉仕者であることを示す,生きた推薦状なのです。報告の示すとおり,4月にはそうした手紙が数多く書かれました。―コリント後 3:2,3,口語〔新〕。
2 『生きた手紙』を書くことに成功するか否かは,まず,わたしたちが宣教に忠実かどうかにかかっています。つまり,奉仕に引き続き定期的,かつ十分にあずかるかどうかにかかっているのです。6月の最初の週に,伝道者全員が奉仕に参加し,その奉仕を報告する計画をたてるなら,それはたいへんすぐれた目標ではありませんか。そして,「聖書はほんとうに神のことばですか」の本を配布することは,この目標を達成するためのたいへんすばらしい励みとなるでしょう。新しい伝道者すべてに愛ある援助を引き続き与えてください。そうすれば,その人々も絶えず着実に進歩し,そうした『手紙を書く』ことを学ぶでしょう。―「ともしび」186から192ページまで。
3 さて,実際にわたしたちの「手紙」を書く点について考えましょう。それはおもに,わたしたちが見いだした,関心のある人々と聖書研究を行なうことによってなされます。最近,本を求めた人々すべてを再び訪問しましたか。それらの人になかなか会えない場合,朝その区域で伝道を始める一番はじめか,別の日の晩,訪問してみてはいかがですか。夏の晩,たとえば水曜日か他の日の晩を利用して,本を求めた人々を再び訪問するよう,各会衆が強調するのは良いことでしょう。本を配布したところは全部再び訪問するようにしてください。6月の初めから,奉仕に十分あずかって,本や雑誌を熱心に配布し,羊のような人々と聖書研究を取り決めるよう忠実に働くなら,「墨によらず……霊によって……人の心の板に」,わたしたち自身の手紙を首尾よく書くための段階を,着実に進んでいることになります。