良いたよりを伝える ― 聖書の実際的な価値を強調することにより
1 家族の衣食を備えるため来る日も来る日も懸命に働かねばならない人々にとって聖書がどれほどの価値を持つというのでしょう。この質問はわたしたちの区域に住む多くの人々の態度を言い表わしています。将来の安全も気にはかかるのですが,現在自分が置かれている状況を改善することの方に人々は関心があるのです。1月中わたしたちは,聖書が現在の生活を向上させ,幸福を得る助けを差し伸べると同時に,将来の壮大な希望をも差し伸べているということを認識するよう,聞く耳を持つ人々を助けます。「目ざめよ!」の予約をする人々は日常生活における聖書の原則の価値を認識するよう助けられるでしょう。
2 提案されている証言の一つをお知らせします。「ごめんください。わたしたちはご近所に住む皆さんに関心を抱いて訪問しています。このごろはほとんどの人が家族に衣食を備えて生活を立ててゆくのにとても骨折って,働いていますね。それに,そうしたことはますます困難になってきているのではないでしょうか。わたしたちが必要物をまかなう助けにもなり,生活状態を改善することもできる一冊の本があるのですが,ご存じですか。イエスは日ごとのパンや必要とするものを祈り求めるようにと教えられました。聖書の原則のあるものを当てはめると確かに家族の必要物を備える助けになる場合があります。聖書を著わした方についてイザヤ書 48章17節で何と述べられているかご覧ください。[読む。] そうです。聖書の神は,毎日の生活でわたしたちの益となることを教えてくださるのです」。「目ざめよ!」の中の興味深い点に家の人の注意を向け,提供します。
3 忙しい人に対しては次のような短い証言を用いられるかもしれません。「お忙しいと思いますからごく短くお話しします。わたしたちがこれほど忙しい理由の主なものとして暮らしを立てる必要のあることが挙げられます。『目ざめよ!』誌のこの特別号は,物質の必要物をまかなう上でわたしたちを助けることのできる一冊の本について論じています。もしかしたら聖書のことをそんな風にお考えになったことはないかもしれませんが,『目ざめよ!』誌は聖書の原則を適用する時わたしたちの今の生活がどれほど改善されるものか示していますからきっと楽しく味わっていただけると思います」。それから提供します。
4 自分には自分の宗教がある,という人には次の証言が効果的かもしれません。「お会いするほとんどの方々は自分の宗教を持っておられます。わたしたちは,毎日の生活の導きとして聖書を活用なさるようみなさんをご援助することに関心があるのです。聖書の原則を適用すると生活状態を改善する助けになります。イザヤ書 48章17節で聖書がその著者について述べるところに注目してください。[読む。] 聖書とその原則の真価を認めるようになると益が得られます。そしてそれこそ『目ざめよ!』の目的なのです。例えば,この『目ざめよ!』の特別号の主題は,『食卓に糧を備えることのできる本』となっています。ご自分の聖書と一緒に『目ざめよ!』を楽しく読んでいただけると思います」。それから提供します。
5 聖書が自分の生活状態を改善できるということが分かってくるなら,関心を持つ人々は,心の正しい人々をとこしえに祝福するための驚くべきエホバの取決めを学ぶようにもなるでしょう。―テトス 1:2。