会衆の研究で用いられる新しい本
1 5月6日に始まる週から,わたしたちは新しい「唯一まことの神の崇拝において結ばれる」の本を会衆の書籍研究で用います。その本は非常に鼓舞する,また実際的な討議のための基盤を備えるでしょう。
2 わたしたちの大部分の書籍同様,ほとんどの研究用の質問に対する答えはその節の中にあります。しかしこの本には,特定な幾つかの節の終わりに小さい活字で,参照聖句の助けを得て答える付加的な質問があります。群れで節を読む人がそれらの質問も読むよう勧められています。それらの質問をほどよい速さで読めば,出席している人々にどう答えるか考える機会を与えることになるでしょう。次いで,司会者はそのページの下部にある指示に従って一度に一つずつそれらの質問をし,群れの人々に注解を求めます。出席者で速く考えることのできる人や真理において長年の経験を持つ人は,これらの点についてすぐに自発的な注解をするかもしれません。しかし,司会者がそれ以外の人々も参加するよう愛ある励ましを与えるのは良いことです。
3 研究資料には引照されている優れた聖句が含まれています。それらを見過ごさないでください。時間が許す範囲でそれらの聖句を読んでもらい,討議している資料にどうあてはまるかを注解するよう促してください。時には幾つかの注解が求められるかもしれません。本の最初の章で指摘されている通り,聖句に照らして質問を効果的に推論するのを学ぶことは,神中心の思考力や識別力を発達させるのに寄与します。(箴言 5:1,2。フィリピ 1:9-11)これらは,クリスチャンとしてわたしたちに大切な能力です。
徹底的な準備が必要
4 この本は,わたしたちが毎週一つの章全体を網らできるように意図されていますが,司会者は進む速さを注意深く計画する必要があるでしょう。多くの聖句が引照されている章では,司会者は読む聖句を前もって選ぶべきで,他の聖句については簡潔な注解をするよう軽く勧めることができます。章の冒頭の幾つかの節は,さらに中身の濃い後の節と比較してそれほど多くの時間をかける必要は普通ありません。節の末尾に討議用の質問が含まれているページは,ほかのページよりも多くの時間を要することでしょう。より易しい節での注解を簡潔なものに保てば,一層の考慮を求められる部分の討議を急いで行なうようなことにはならないでしょう。
5 各章の終わりには復習の質問があります。それらは司会者にとって助けとなるに違いありません。しかし,注解が表面的なものとならないように注意してください。研究で討議した幾つかの特定な点を自分自身の言葉で述べるよう出席者を励ましてください。
6 わたしたちは,すべての方々が前もって書籍研究のために準備し,時間を取って聖句を調べるよう強くお勧めします。そうすることにより,各人が研究に貢献し,研究から最大のものを得ることができます。聖書そのものから取られた要を強調したこの本に基づく討議がわたしたちを一致した崇拝において互いに引き寄せるものとなりますように。何にも増して,その討議が,唯一まことの神,宇宙の主権者,すべての子供たちの愛ある父であるエホバに対するわたしたちの認識を築き上げるものとなりますように。