「信仰の霊」を表わす
1 神の王国に関する音信を大胆に語るためには純粋な信仰が求められます。使徒パウロは次のように書きました。「さて,わたしたちは……書かれているのと同じ信仰の霊を持っているので,わたしたちも信仰を働かせ,それゆえに語ります」。(コリント第二 4:13)エホバの民は今日その信仰を有しています。そして,1984奉仕年度中に5億500万時間以上語ることをしたのです! この純粋なクリスチャンの信仰を示す面で率先した人たちの中に開拓者がいます。会衆の伝道者も称賛に値する仕方で純粋の信仰を示しました。
2 王国伝道者としてあなたは,現代の神権社会における主要な立場を占めておられます。今が終わりの日であるとの信仰と緊急感によって,あなたは王国伝道者として,ことによると開拓者としてさえ一層多くのことを行なえるかどうか調べるため,祈りをこめて自分の事情を吟味するよう動かされるかもしれません。あなたには家族の務めがありますか。会衆内の責任がありますか。健康が最善ではないかもしれません。経済的に制約されている人たちもいます。なおかつ,他の人々は年を取りすぎていると感じるかもしれません。ある人々にとってこれらは,いま開拓奉仕に入らない正当な理由かもしれません。しかし幾万人もの兄弟姉妹たちは,自分の前に開拓奉仕という目標を保ち,事情が許すようになった時に,喜びにあふれて開拓者の隊伍に加わりました。
3 クリスチャンとしてわたしたちが持っている「保証された期待」はわたしたちの決定に影響を及ぼし,わたしたちの生活を大いに動かすはずです。もしあなたが間もなく高等学校を卒業するなら,次のように自問してみてください。『若い,妨げるもののない者として持っている自由を用いて,神とキリストに対するわたしの愛をどのように最善の仕方で示せるだろうか』。物質の追求によって,家族のうちだれかが奉仕を増し加える喜びを奪われていますか。世俗の仕事を退いた人で,新しい状況により開拓奉仕への戸口が開くのに気づいた人たちがいます。あなたの状況がどのようなものであれ,正規開拓者として奉仕するつもりで事情を正直に評価することにより,より一層の信仰を表明することができます。―ヘブライ 11:1。
4 1985奉仕年度が始まった昨年の9月に,開拓者の隊伍は1万9,706人から2万935人へと増加しました。1984年8月の1か月間に,9月と10月の正規開拓奉仕申込書を1,370通受け取りました。今年の9月と10月にも同様のことをできるでしょうか。開拓奉仕申込書は1か月前に提出すべきです。しかしながら,今年の9月1日から開拓奉仕を始めたいと思われるなら,今からでもあなたの申込書を会衆の奉仕委員に提出することができます。遅すぎることはありません!
5 あなたは少なくとも1年間開拓奉仕をする明確な計画を立てることができますか。はっきりと約束をしたという気持ちは一層の励みを与えるものになります。正規開拓者として奉仕するよう今すぐ事情を調整できないなら,会衆の伝道者としての奉仕を改善したり,できれば周期的に,または継続的に補助開拓者として奉仕できますか。信仰は,働かせる時に成長します。補助開拓によりあなたの信仰と確信を養うことができ,あなたは,エホバの助けと祝福により正規開拓者として奉仕できることをさえ悟るかもしれません。―マラキ 3:10。ルカ 14:28-30。
6 「信仰の霊」は今日エホバの民の間で真に表わされています。9月か10月から正規または補助開拓者になることにより,ご自分を霊的に富ませることを是非真剣に考慮なさってください。