あなたはそれを行なえますか
1 「何をですか」という疑問が生じますか。箴言 3章27節は「あなたの手に善を行なう力があるのに,それを受けるべき人から控えてはならない」と述べています。活動を増やし,補助開拓や正規開拓奉仕を行なう『力があなたの手に』ありますか。あなたはそれを行なえますか。
2 「1993 年鑑」によれば,日本で平均7万5,956人が正規開拓者や補助開拓者として働き,二人の伝道者につき一人の開拓者という割合になることが記されています。昨年,開拓奉仕を始めた人は8,415人にも上るのです。つまり,毎日およそ23人の伝道者が自分の状況を吟味し,宣教でもっと多くの事柄を行なえることに気づいたという計算になります。
3 補助開拓奉仕は他の人に善を行なう方法の一つです。昨年,補助開拓者は4万6,787人という最高数に達しました。これは非常にすばらしいことです。大勢の伝道者が,補助開拓奉仕を行なう回数をもっと増やそうと努力しています。
4 『それを行なう』ことができるかどうかを見極めるためには,まず自分の心からの願いについて考える必要があります。(マタイ 22:37-39)使徒 20章35節は,「受けるより与えるほうが幸福である」と述べています。伝道者あるいは開拓者として成功を収めるためには,そのような願いが不可欠です。
5 次に,現在の自分の状況について考えてください。全時間奉仕をするために日常の活動を調整できますか。すべての人がそうできるわけではありませんが,祈りをこめて自己吟味し,『それを行なう』方法があることに気づいた人は毎年幾千人もいます。(コロサイ 4:5。塔78 2/15 29ページ)例えば,ある家族は特定の月に,家族のだれかあるいは全員が補助開拓奉仕をすることにしました。また,家族の一人が正規開拓を行なえるよう家族で協力しているところもあります。こうした可能性について家族で考えたことがありますか。―箴言 11:25参照。
6 真理を知るよう他の人を助けるなら,伝道者あるいは開拓者として奉仕するとしても,真の満足が得られます。わたしたちは,他の人に善を行なうときに,真の喜びが得られることを知っています。特に,『わたしたちの手にそれを行なう力がある』場合はそう言えます。