再訪問することにより気遣いを示す
1 一軒一軒,関心ある人を探す業に携わることは,他の人に王国の音信を聞く機会を差し伸べたいという願いの表われです。ですから,1月中に出版物を配布した方を必ず再訪問するようにしましょう。これは他の人への気遣いを示す良い方法だからです。
2 「人生」の本から話ができた人を再訪問する際,次のように言えるでしょう:
■ 「先日の訪問で有意義な生き方をするのに必要な点について一緒に話し合えてうれしく思いました。__さんもお感じになっている点だと思いますが,目的のある人生を送ろうとしても,大抵何かの問題が生じたり,自分ではどうにもならないと感じたりして結局はあきらめてしまうことが多いかもしれません」と述べ,14章から悪い環境が周囲の状況を難しくしていることを指摘します。その後,犯罪や不公正が取り除かれるという聖書の約束について話し合うことができます。
3 「王国」の本からは,次のように話題を切り出すことができるかもしれません:
■ 「人々が安心して生活を送れることを可能にする政府について,共に話し合いができました。__さんもご関心のある平和な社会を絵にするとこのようなものになると思います。[4,5ページのさし絵に注意を向ける。] この点について詩編 72編7節は次のように述べています」と述べ,神による政府が永続する平和をもたらすことを指摘します。このように約束されているにもかかわらず,なぜ依然として世の中が変わらないのか疑問に思うことに理解を示しつつ,その答えがこの本から得られることを説明します。
4 「真の平和と安全」の本を配布した場合,このように言えるかもしれません:
■ 「先日は__さんが気にかけている問題について話し合うことができうれしく思います。[前回の話題を簡潔に振り返る。] 今日はその解決策がどこにあるか共にお話し合いできればと思いお寄りしました」と訪問の目的を述べ,これまで多くの人々が住みやすい世の中を作るべく誠実な努力を傾けてきたにもかかわらず,依然として問題を抱えていることについて15ページ以降の三つの副見出しのいずれかから手短に言及します。神による政府に希望を託すことができることを話し,次の訪問で,そのことを信頼できる理由について94ページ以降から話し合うよう約束します。
5 『神は気遣っておられますか』のブロシュアーを配布した場合,次の提案を用いることができます:
■ 「先日お渡ししたブロシュアーには,『神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか』という重要な質問が提起されています。__さんももし本当に神がいて,これだけの問題が地球で起きているのを知っておられるとすれば,どうして苦しんでいる人をほうっているのだろうとお考えになったことがあるかもしれません。[答えてもらう。] 実のところ,聖書は,神がこのような所で人が生活することを望んでいることが述べられています。[2,3ページのさし絵を示し,心に訴える新しい世の特色を幾つか指摘する。] このような世界で生活したいと思われませんか」と述べ,真の関心を持っている神が人間に何を求めておられるかを知ることの重要性を共に考慮するよう勧めます。
6 エホバは,羊を世話する愛ある牧者として完全な模範を示しておられます。(エゼキエル 34:11-14)愛ある世話をされるエホバに見倣おうとするわたしたちの真剣な努力は,エホバを喜ばせ,わたしたちの愛を実証し,他の人に祝福をもたらすものとなります。