命を救うために再び訪ねる
1 神のご意志は,「あらゆる人が救われて,真理の正確な知識に至ること」です。(テモテ第一 2:4)助けを差し伸べるために何ができるでしょうか。真理を教えるという目標を持って再訪問を行なうことです。
2 「家族生活」の本から話し合った,親の立場にある人には,こう言えるかもしれません:
■ 「先日は,子供のしつけや言葉遣いなどに関する__さんのご意見を述べてくださりありがとうございました。家で子供をきちんとしつけても,どこで覚えてくるのか,教えてもいない乱暴な態度や汚い言葉遣いに驚くことがあるかもしれません。本当に子供は他の人からの影響を受けやすいものですね。こういう時代ですから,親の言動によって良い影響を与える必要がますます大きくなっているのではないでしょうか」と述べ,124ページ21-24節から親の手本が子供たちを形作ることを話し合います。次回,親が手本を通して,どのような「人生の最も重要な教訓」を伝えることができるのか,その副見出しから話し合うことを約束できるでしょう。
3 「家族生活」の本の8章から話し合ったのであれば,次のように言えます:
■ 「先日,__さんが述べてくださったように,わたしたちは子供が他の人のことを思いやれる愛情深い人に成長してくれることを願っています。そのような人に成長するなら,きっと他の人からも愛される人間になるに違いありません。同時に,それは親子関係にも良い影響を及ぼすと思われませんか」と述べ,「親の心を喜ばせる」と題する12章を開きます。そのような子供は親に対する感謝を忘れず,親を幸福にするかけがえのない財産となり得ることを,その章の2,3節を用いて話し合うことができるでしょう。
4 「真の平和と安全」の本から話した人の場合,もう一度4ページの挿絵を示し,家の人に次のように質問できるかもしれません:
■ 「先日受け取られた本をお調べになって,地上の楽園に関する神の約束についてお考えになったと思いますが,人類に対する神のそのすばらしい約束についてどう思われますか」。家の人の答えに感謝し,簡潔に所見を述べてから,2章と3章に注意を向け,宗教面からの努力を含め,平和と安全を目ざす人間の努力がなぜ失敗してきたのかを考えてみるよう勧めることができるかもしれません。
5 マタイ 7章12節を用いて「真の平和と安全」の本から話し合った人の場合,次のように再訪問できるかもしれません:
■ 「先日は,時間を取ってくださりありがとうございました。__さんも言われていたように,皆が他の人のことを考えて行動するなら,もっと住みやすい世の中になりますね。自分だけでなく,家族や周りの人々も幸福になる時初めて心から真の幸福を味わえるのではないでしょうか。きっと__さんも,この言葉に同意してくださると思います」と述べ,106ページの29,30節から他の人々との良い関係から真の幸福が得られることを話し合います。次回,人間関係だけでなく,環境そのものが変化するという聖書の約束について,同じ9章から話し合いたいと述べ,再訪問を約束できるでしょう。
6 再訪問を行なう際の目標は,聖書研究を始めることです。そのことを忘れないようにしましょう。「永遠の命に導く知識」という新しい本は,特に研究を司会するための本です。出版物の配布先を再訪問して,実際に研究が始まったなら,この新しい本に注意を向けるのは当を得たことです。研究生が救いのためにエホバを呼び求めるようになるとき,わたしたちは大きな喜びを味わえるでしょう。―使徒 2:21。