ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 宣 96/7 3–6ページ
  • 「知識」の本によって弟子を作る方法

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 「知識」の本によって弟子を作る方法
  • わたしたちの王国宣教 1996
  • 関連する記事
  • バプテスマを目指して進歩するよう助ける(パート1)
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2020
  • バプテスマを目指して進歩するよう助ける(パート2)
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2020
  • バプテスマを受けた弟子となるよう,聖書を学んでいる人を助ける
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2021
  • 自分の「教えの術」に注意を払いなさい
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2008
もっと見る
わたしたちの王国宣教 1996
宣 96/7 3–6ページ

「知識」の本によって弟子を作る方法

1 すべてのクリスチャンにとって望ましい目標の一つは,他の人に真理を教え,「永遠の命のために正しく整えられた」人々を弟子とすることです。(使徒 13:48。マタイ 28:19,20)エホバの組織は,このことを成し遂げるためのすばらしい道具 ―「永遠の命に導く知識」の本をわたしたちに備えました。この本の表題は,家庭聖書研究が非常に重要であることを打ち出しています。永遠の命が唯一まことの神であるエホバと,み子イエス・キリストについての知識を取り入れることにかかっているからです。―ヨハネ 17:3。

2 現在,「知識」の本は,家庭聖書研究を司会する際に用いられる,協会のおもな出版物です。わたしたちはこの本を用いて,真理を分かりやすく,明快に,簡潔に教えることができます。これは,教えを受ける人たちの心を動かす助けになるでしょう。(ルカ 24:32)もちろん,研究司会者は良い教え方の技術を用いる必要があります。この折り込みは,その目的で準備され,効果的であることが実証された教え方に関し,提案と思い出させるための諭しを示しています。識別力を働かせながら,一人一人の事情に応じて,ここに示されている事柄の一部,もしくはすべてを徐々に当てはめることができるでしょう。この折り込みは保管しておき,頻繁に参照してください。その中の様々な点は,「知識」の本を用いて弟子を作るうえで効果性を増し加える助けになるでしょう。

3 進歩的な家庭聖書研究を司会する: 研究生をクリスチャンの弟子,また霊的な兄弟姉妹になる見込みのある人とみなし,研究生に心からの個人的な関心を払いましょう。温かく,友好的であり,熱心であってください。良い聴き手になることで,生い立ちや生活の状態を含め,その人を知ることができます。これは当人を霊的に援助する最善の方法を見極めるうえで役立ちます。研究生の益のため,自分を進んで与えてください。―テサロニケ第一 2:8。

4 ひとたび研究が軌道に乗ったなら,「知識」の本を章の順番どおりに研究するのが望ましいでしょう。そうすれば,研究生は真理の漸進的な理解を得ることができます。この本は,聖書的な論題を最も論理的な順序で発展させているからです。研究を簡潔で興味深いものとしてください。そうすれば研究は活気のあるものとなり,着実に進むでしょう。(ローマ 12:11)研究生の事情や素質にもよりますが,ほとんどの章は,慌ただしく研究しなくても,1回の討議として1時間ぐらいで扱えるかもしれません。教え手も研究生も毎週の研究の約束を守るなら,研究生はよりよい進歩を遂げることでしょう。このようにして,ほとんどの人は,この本の19の章をおよそ6か月で終えることができるかもしれません。

5 毎回,討議に入る前に,資料に対する関心を鼓舞する点を手短に述べてください。あなたは,各章のタイトルがその章の主題であり,強調すべき点である,ということにお気づきになるでしょう。それぞれの副見出しは,一つの要点を目立たせており,あなたが章の主題に焦点を合わせるうえで役立ちます。あまり話しすぎないよう気をつけましょう。むしろ,研究生の考えを引き出すよう心がけてください。研究生がすでに知っている事柄に基づいて,明確な誘導する質問を用いるなら,推論し,正しい結論に達するよう研究生を助けることができます。(マタイ 17:24-26。ルカ 10:25-37。「案内書」51ページ10節を参照。)「知識」の本の印刷されている情報にしっかり付き従ってください。細かい余分の点を持ち出すなら,要点から注意がそれたり,要点がぼやけたり,研究が長引いたりするおそれがあります。(ヨハネ 16:12)研究中の内容とは無関係な質問を受けるなら,たいていの場合,討議の終わりに答えることができるでしょう。そうすれば,本筋からそれることなく,その週の研究資料を扱うことができるでしょう。研究生には,研究が進むにつれて,ほとんどの疑問の答えはいずれ得られることを説明してください。―「案内書」94ページ14節を参照。

6 研究生が三位一体,魂の不滅性,火の燃える地獄,あるいはそれに類する偽りの教理を固く信じ,「知識」の本の説明だけでは納得しない場合,「論じる」の本や,その問題を取り上げた別の出版物を研究生に渡すことができるでしょう。研究生には,その問題については,資料を読んで考えていただいた後に話し合いましょう,と伝えてください。

7 エホバの導きと祝福を求める祈りで研究を始め,また終えるなら,研究は重んじるべきひとときとなり,敬意のこもった心構えが持てるようになり,真の教え手としてのエホバに注意が向けられます。(ヨハネ 6:45)研究生がまだたばこを用いているのであれば,研究のときにはたばこを控えるよう,いずれお願いする必要があるでしょう。―使徒 24:16。ヤコブ 4:3。

8 聖句,例え,復習の質問を用いて効果的に教える: 熟達した教え手は,資料を以前に何度も研究しているとしても,特定の研究生を念頭に置いて,毎回の研究に備えて十分の準備をするものです。これは,その研究生が尋ねそうな質問を予想するのに役立ちます。効果的に教えるため,章の要点をはっきりつかんでください。聖句を開いて,それが資料にどう当てはまるかを確かめ,研究中にどの聖句を読むべきかを決めてください。例えや,章の終わりの復習の質問を用いてどのように教えることができるか,考えてください。

9 聖句を効果的に用いるなら,自分は確かに聖書を研究しているという認識を持つよう,研究生を助けていることになります。(使徒 17:11)「知識」の本の14ページの囲み,「ご自分の聖書を大いに活用してください」を用いて,聖句の探し方を研究生に教えてください。研究資料の中の引用聖句の見分け方を教えましょう。時間があれば,引用されてはいない参照聖句を開き,朗読してください。聖句が節の記述をどのように裏付けているか,どのように明確にしているか,研究生に答えてもらいましょう。聖句のかぎとなる箇所を強調し,研究生が研究資料の要点の理由を認識できるようにしてください。(ネヘミヤ 8:8)普通,教え手は,本に出ていない余分の聖句を討議に組み込む必要はありません。聖書の各書の名前と順序を知ることの価値について話してください。研究生にとって,「ものみの塔」1991年6月15日号27-30ページを読むことは役立つかもしれません。ふさわしい時期に,「新世界訳」を用いることを勧めてください。欄外参照や聖書語句索引といった「新世界訳」の様々な特色をどのように活用できるか,徐々に示すことができるでしょう。

10 「神権宣教学校案内書」の研究34には,例えが思考作用を大いに働かせ,新しい考えをいっそう容易に把握できるようにすると説明されています。例えは理知に訴えるとともに,感情面の効果をも発揮し,事実の単なる陳述では多くの場合にもたらし得ない迫力をもって音信を伝えることができます。(マタイ 13:34)「知識」の本には,簡単で,しかも強力な教えるための例えがたくさん掲載されています。例えば,17章で用いられている一つの例えは,霊的に言って,エホバがわたしたちの衣食住をクリスチャン会衆を通して供給しておられる,ということに対する認識を築きます。「知識」の本の,視覚に訴える美しい挿絵や写真は,感情を動かすために効果的に用いることができます。185ページの「喜ばしい復活」という副見出しのもとで18節を考える際,86ページの挿絵を振り返るよう研究生に促すなら,18節はさらに強いインパクトを与えます。そうすれば研究生は,復活を,神の王国のもとで現実に起きることとみなすよう動かされるかもしれません。

11 聖書研究生は,毎回の研究によって霊的な進歩を遂げる必要があります。ですから,各章の終わりにある「知識を試してみましょう」という囲みに出ている復習の質問を忘れずに用いてください。研究した内容を知的に説明できるかという以上のものを求めてその答えを聴いてください。復習の質問の幾つかは,その人の心の反応を引き出すためのものです。例えば,31ページをご覧ください。「あなたは,エホバ神のとりわけどんな特質に引かれますか」と研究生に尋ねます。―コリント第二 13:5。

12 研究の予習をするよう研究生を訓練する: あらかじめ研究資料を読み,答えにしるしを付け,自分の言葉でどのように答えるかを考えておく研究生は,霊的に速く進歩します。あなたは手本を示し,励ますことにより,研究の予習をするよう訓練することができます。かぎとなる語句に下線を引くなどして目立たせてある,自分の本を研究生に見せてください。印刷された質問に対する直接的な答えを探す方法を説明しましょう。一つの章を一緒に予習するのは,研究生の助けになるかもしれません。自分の言葉で考えを述べるよう励ましてください。そうして初めて,研究生が資料を理解しているかどうかが明らかになります。本の答えを読むようであれば,この点をほかの人に自分の言葉でどのように説明しますか,と尋ね,考えるよう促してください。

13 毎週の予習の一環として,引用されていない聖句を調べるよう研究生を励ましてください。研究中にそれらの聖句をすべて読む時間はないかもしれないからです。研究のために払っている努力を褒めましょう。(ペテロ第二 1:5,7。「ものみの塔」1993年8月15日号13,14ページを参照。聖書研究からさらに多くのことを学ぶため,教え手と研究生の両方ができる事柄について,ほかにも提案が記されています。)研究生はこのようにして,会衆の集会の予習をし,集会で意味深い注解をするための訓練を受けます。研究生は,良い個人研究の習慣を身につけることができるようになります。その習慣は,その人が「知識」の本に基づく個人的な聖書研究を終えた後にも,真理において進歩し続けるための備えとなります。―テモテ第一 4:15。ペテロ第一 2:2。

14 研究生をエホバの組織に導く: 研究生の関心をエホバの組織に向けるのは,弟子を作る人の責任です。研究生は,エホバの組織に対する認識と感謝を抱き,組織に属する必要性を理解するなら,それだけ速く霊的な円熟に向かって進歩します。わたしたちは,研究生が神の民と交わることに喜びを見いだし,わたしたちと共に王国会館に行くことを楽しみにしてほしいと願っています。研究生は,クリスチャン会衆によって差し伸べられる霊的,および感情的な支えを王国会館で得ることができるのです。―テモテ第一 3:15。

15 「世界中で一致して神のご意志を行なうエホバの証人」のブロシュアーは,エホバがご意志を成し遂げるために今日用いておられる,目に見える唯一の組織について人々に知ってもらうために発行されています。ひとたび研究が軌道に乗ったなら,研究生にこのブロシュアーを一部渡すのはいかがでしょうか。研究を始めたときから,研究生を集会に招待し続けてください。集会がどのように司会されるかを説明しましょう。近日中に行なわれる公開講演の主題を告げたり,「ものみの塔」研究で考慮される記事を見せたりすることができるでしょう。恐らく,集会が行なわれていない時間に王国会館を見てもらい,初めて見知らぬ場所に行くことに対して抱いているかもしれない不安を和らげることができるでしょう。集会への交通手段を提供できるかもしれません。研究生が出席したなら,歓迎されて居心地がよいと感じられるようにしましょう。(マタイ 7:12)長老たちを含め,他の証人たちに研究生を紹介してください。研究生が会衆を自分の霊的な家族とみなすようになれば,それはうれしいことです。(マタイ 12:49,50。マルコ 10:29,30)研究生のために目標を立てることもできます。毎週一つの集会に出席するといった目標を立て,徐々に高い目標を掲げるのです。―ヘブライ 10:24,25。

16 「知識」の本による家庭聖書研究が進むにつれ,集会で会衆と共に定期的に交わる必要性を際立たせている箇所を強調してください。特に,52,115,137-139,159ページ,および17章に注目しましょう。エホバの組織に対するあなた自身の深い感謝の念を言い表わしてください。(マタイ 24:45-47)地元の会衆について積極的な点を話し,自分が集会で何を学んでいるかを話しましょう。(詩編 84:10; 133:1-3)研究生が協会のビデオを一つ一つ見ることができればよいでしょう。まず,「エホバの証人 ― その名前の背後にある組織」から始めます。組織に関心を向ける方法に関するこのほかのアイディアについては,「ものみの塔」1984年11月1日号14-18ページ,「王国宣教」1993年4月号の折り込みを参照してください。

17 他の人に証言するよう研究生を励ます: 人々と研究を行なう際にわたしたちが目標にしているのは,エホバのために証しをする弟子を作ることです。(イザヤ 43:10-12)要するに教え手は,聖書から学んでいる事柄について他の人に話すよう,研究生を励ますべきなのです。このことは,「この真理をご家族にどのように説明されますか」とか,「この点をお友達に証明するため,どの聖句を用いますか」などと尋ねるだけで行なえます。証言することを励ましている,「知識」の本の要所を強調してください。例えば,22,93-95,105,106ページ,および18章などがそうです。ふさわしい時に,研究生にパンフレットを幾らか渡して,他の人に非公式の証言をする際に用いてもらってもよいでしょう。研究に同席するよう家族を誘ってみることを提案してください。その人には,自分も研究してみたいという友人がいるでしょうか。関心のある人を紹介してもらえるかどうか,研究生に尋ねてください。

18 弟子となる見込みのある人は,神権宣教学校と奉仕会に出席することにより,良いたよりの伝道者になるうえで役立つ,付加的な訓練や刺激を受けます。研究生が神権宣教学校に入校したい,またはバプテスマを受けていない伝道者になりたいという願いを言い表わす場合,「務め」の本の98-100ページに述べられている原則が当てはまります。もし,生活のある面でその人が資格にかなっていないのであれば,問題と関係のある有益な資料を協会の出版物から探し,研究生に示すことができます。例えば,たばこや麻薬の常用癖をなかなか克服できない研究生がいるとしましょう。「論じる」の本には,クリスチャンがそのような有害な習慣を避ける,説得力のある聖書的な理由が記されています。そしてこの本の393,394ページには,こうした習慣を断つよう他の人を助ける際にうまくいった,一つの方法のあらましが示されています。その問題について共に祈り,助けを求めてエホバに頼る気持ちを培うよう教えてください。―ヤコブ 4:8。

19 ある人が公の宣教に参加する資格にかなっているかどうかを見極める際に踏む手順のあらましは,「ものみの塔」1996年1月15日号16ページ6節に示されています。研究生が資格にかなうなら,初めて野外奉仕に携わる日に備えて実際に練習することは有益でしょう。区域の人々に共通の反応や反論について,積極的な態度で話してください。できれば,まず家から家の業に取りかかり,次いで宣教の他の分野において徐々に訓練を施してください。あなたが短い,簡単な証言をするなら,研究生は難なく見倣うことができるでしょう。建設的であり,励みを与え,奉仕に喜びを表わしてください。そうすれば,研究生はあなたの精神態度に目を留め,それを反映するようになるでしょう。(使徒 18:25)新しい弟子は,良いたよりを定期的に伝える熱心な伝道者になることを目標とすべきです。多分,あなたは奉仕の実際的な予定を立てる点で助けることができるでしょう。その人が他の人に証言する能力を向上させるため,「ものみの塔」1984年8月15日号13-23ページ; 1988年7月15日号9-20ページ; 1991年1月15日号15-20ページ; 1994年1月1日号20-25ページを読むよう提案することもできるでしょう。

20 献身とバプテスマに向けて研究生に動機づけを与える: 心の正直な研究生は,「知識」の本の研究から,神に献身し,バプテスマの資格にかなうだけの事柄を学ぶことができるはずです。(使徒 8:27-39; 16:25-34と比較。)しかし,人が献身したいという動機づけを得るには,まずエホバに対する専心の念を培っておく必要があります。(詩編 73:25-28)研究中はいつでも,エホバの特質に対する認識を築く機会を探してください。あなた自身が神に対して抱いている深い愛着を言い表わしてください。エホバとの温かい,個人的な関係を培うという観点から考えるよう研究生を助けましょう。研究生は,神を本当に知り,本当に愛するようになれば,神に忠実に仕えるでしょう。敬虔な専心は,人格的存在としてのエホバに対してわたしたちがどんな気持ちを抱いているか,ということと関連しているからです。―テモテ第一 4:7,8。「案内書」76ページ11節を参照。

21 研究生の心を動かすよう努めてください。(詩編 119:11。使徒 16:14。ローマ 10:10)研究生は,真理が自分個人にどんな影響を及ぼすかを理解し,学んだ事柄に基づいて何をするかを決める必要があります。(ローマ 12:2)その人は,週ごとに教わる真理を本当に信じているでしょうか。(テサロニケ第一 2:13)その点を確かめるため,識別の助けとなる,見解を知る質問を用いて,研究生の考えを引き出すことができます。例えば,あなたはこのことについてどう思いますか,この点をあなたの生活にどのように当てはめることができますか,などと尋ねることができます。答えを聞けば,心を動かすためにさらにどんな援助が必要かを見極めることができるでしょう。(ルカ 8:15。「案内書」51ページ11節を参照。)「知識」の本の172,174ページの写真の説明文は,「あなたは祈りの中で神に献身しましたか」,「あなたがバプテスマを受けることに何の妨げがあるでしょうか」と問いかけています。これらの質問は,行動する動機づけを研究生に与える点で効果的かもしれません。

22 バプテスマを受けていない伝道者がバプテスマを受けることを希望する場合に踏む手順のあらましは,「ものみの塔」1996年1月15日号17ページ9節に示されています。「知識」の本は,長老たちが「務め」の本の付録にある「バプテスマを希望する人たちのための質問」をその人と復習する際,その人が答えられるよう備えさせるという目的で書かれました。あなたが「知識」の本の印刷された質問の答えを強調してきたなら,研究生は,バプテスマの準備として長老たちが司会する質問の討議に対し,十分の備えができているはずです。

23 家庭聖書研究を終える人たちを助ける: 神に仕えることに対するその人の誠実さ,また関心の深さは,「知識」の本の研究を終えるころまでには,はっきりと表わされているものと期待されます。(マタイ 13:23)そのようなわけで,この本の最後の副見出しでは,「あなたはどうされますか」と問いかけられています。結びの数節は,研究生に対し,神との間で培ってきたはずの関係と,それまでに学んだ知識を当てはめる必要性と,エホバへの愛を実証するために素早く行動する必要性についてじっくり考えるよう呼びかけています。「知識」の本を終えた人たちとそのほかの出版物を研究する取り決めは設けられていません。神に関する知識にこたえ応じていない研究生には,霊的に進歩するために行なうべき事柄を親切に,またはっきりと説明してください。時折その人と接触し,永遠の命に導く段階を踏むための道をその人のために開いておくことができるでしょう。―伝道の書 12:13。

24 真理を受け入れてバプテスマを受ける新しい弟子は,信仰において安定した者となるために,知識や理解の面でまだまだ成長を遂げる必要があるでしょう。(コロサイ 2:6,7)「知識」の本を終えてからも家庭聖書研究を続けるのではなく,必要に応じて,その人が霊的に円熟するための個人的援助をあなたがいつでも行なえるようにしておくことができます。(ガラテア 6:10。ヘブライ 6:1,2)その人は,聖書を毎日読み,「ものみの塔」誌や『忠実な奴隷』が発行する他の出版物を個人的に研究し,集会の予習を行ない,集会に出席し,真理について仲間の信者と話し合うことによって理解を広げることができるでしょう。(マタイ 24:45-47。詩編 1:2。使徒 2:41,42。コロサイ 1:9,10)「務め」の本を読み,そこに書かれている事柄を当てはめることは,その人が奉仕の務めを十分に果たすべく,神権的に組織されるうえで肝要な役割を果たすことでしょう。―テモテ第二 2:2; 4:5。

25 教える技術を開発しなさい: わたしたちは,「人々を弟子とし……教え(る)」という任務が与えられています。(マタイ 28:19,20)教える技術は,弟子を作ることと切っても切れない関係にあるため,わたしたちは教え手として自分を向上させるよう努めたいものです。(テモテ第一 4:16。テモテ第二 4:2)教える技術を開発する方法に関するこのほかの提案について,以下の資料を読みたいと思われるかもしれません。「案内書」の研究10と15の「教える技術を開発する」および「あなたの聴き手の心をとらえる」; 「洞察」第1巻,「教える者,教師,教える」; 「ものみの塔」誌の記事,「火に耐える材料で建てる」および「教えるときには心を動かしなさい」,1984年8月1日号; 「あなたは聖書から効果的に論じますか」,1986年3月1日号; 「弟子を作る業に喜びを見いだす方法」,1996年2月15日号。

26 「知識」の本を用いて弟子を作るように努める際,「成長させてくださる」方エホバが,王国の良いたよりを人々の心に伝えようとするあなたの努力を祝福してくださるよう,常に祈ってください。(コリント第一 3:5-7)永遠の命に導く知識を理解し,認識し,それに基づいて行動するよう他の人を教える喜びを,あなたも味わうことができますように。

    日本語出版物(1954-2025)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする