1997年「神の言葉に対する信仰」地域大会
1 使徒パウロは,「聖書全体は神の霊感を受けたもので(ある)」ことをテモテに思い起こさせました。(テモ二 3:16)神の言葉は霊感を受けて記されているので,み言葉に信仰を働かせるべき十分の理由があります。今年の地域大会の主題は「神の言葉に対する信仰」というものです。わたしたちが長年にわたって真理を知っていても,あるいはつい最近エホバの組織に交わるようになったとしても,大会のプログラムは聖書に対するわたしたちの信仰を強めるものとなります。わたしたちは皆,大会のプログラム全部に出席できるように計画すべきです。新たに関心を抱くようになった人,とりわけわたしたちと一緒に聖書を研究している人が出席すれば,どんなにか築き上げられることでしょう。
2 3日間の大会: 今年もわたしたちの益となる3日間の地域大会のプログラムが計画されています。「目ざめよ!」1997年6月8日号には日本で開催される41の一連の大会が列挙されています。皆さんはすでに,それぞれの会衆に割り当てられた,ご自分の出席する大会について知らされており,3日間のプログラム全部に出席するための明確な計画を立てておられることでしょう。必要な休みを取れるよう雇い主と話し合われましたか。
3 日本語のほか,日本手話,中国語,英語,ポルトガル語,およびスペイン語でも大会が行なわれます。
4 プログラムは毎日,午前9時30分に始まります。各大会会場の開館時刻以前に場内に入ることができるのは,大会の仕事の割り当てを受けている人たちだけですが,それらの人も一般入場者のための開館時刻まで座席を取ることは許されていません。―フィリ 2:4。
5 注意を払うのはよいこと: 使徒ペテロは,暗い所に輝くともしびのように,預言の言葉に注意を払うのはよいことであるということを1世紀のクリスチャンに思い起こさせました。(ペテ二 1:19)わたしたちも同様です。サタンの支配下にあるこの古い世で生活するのは,暗い所にいるようなものです。わたしたちは霊的な闇の中から呼び出されたことを感謝しています。(コロ 1:13。ペテ一 2:9。ヨハ一 5:19)光のうちにとどまるためには,霊感を受けて記されたエホバのみ言葉に注意を払うことにより,自分の信仰を強い状態に保つ必要があります。今年の夏の地域大会は,まさにそうする励みを与えるでしょう。
6 プログラムに注意を集中するには,努力が要るかもしれませんが,そうする人は確かに祝福されます。休息を十分取って大会会場に臨むよう努力すべきです。そうすれば,プログラム中,よく注意を払えるでしょう。毎日,プログラムが始まる前に座席に着くことができるようにするため,大会会場に着くのに必要な十分の時間をみておくようにしてください。そのようにして,毎日,その日のプログラムが始まる際,最初の歌と祈りに和してください。大人は模範を示すべきですし,親は子供たちを訓練すべきです。―エフェ 6:4。
7 毎日,プログラムが始まる前に,各部分の題に目を通しておけば,それぞれの部分が扱われる際にどんな点が取り上げられるかを予想してみることができます。そうすれば,提供される資料に対するわたしたちの関心は高まります。わたしたちは,神の存在と神を誠実に求める者に神は報いてくださるという確かな約束を自分が信じている理由について他の人に述べる際に役立つ点を探せるかもしれません。(ヘブ 11:1,6)これまで,プログラムの要点を記憶するのに役立つ簡潔なノートを取るよう勧められてきました。ノートを取りすぎると,書くことに忙しすぎるため,ある重要な点を聞き漏らすかもしれません。
8 昨年,プログラムの進行中に,「忠実で思慮深い奴隷」がわたしたちの益になるよう備えたものに耳を傾けないで,当てもなく通路を歩いたり,場外を歩き回ったり,ほかの人のところに行ったりする大人や若い人が少なくありませんでした。イエスは,時に応じて霊的な食物をわたしたちに与えることを約束されました。(マタ 24:45-47)ですから,わたしたちはその食物から益を得るため,その場にいるようにすべきであって,感謝の欠如を表わしてはなりません。(コリ二 6:1)また,ある子供たちは落ち着かなくなると,席を立って歩き回る言い訳として大抵,トイレに行きたいと言うようです。家でよくしつけているなら,普通,何度もトイレに行かなくても済むでしょう。年上の若者たちが離れた場所で一緒に座り,話し合ったり,ひそひそ話をしたり,メモなどを交換したりしている場合もあります。今日,様々な圧力を受ける,わたしたちの中の若い人々は,プログラムが進行中,ほかのことをしたりせずに,提供される資料に注意を集中する必要があります。聖書の原則と調和しない,若い人特有の欲望は退けなければなりません。(テモテ第二 2:22と比較。)大人も若い人も皆,よく注意して話を聴くなら,エホバを敬い,エホバを歓ばせることになります。
9 会場整理係がこうした事柄に関して,だれかに助言を与える必要がある場合には,それをエホバからの愛ある備えの一つとして受け止めるべきでしょう。(ガラ 6:1)わたしたちは皆,大会に出席する努力を払うのは,『聴いて学ぶ』ためであることを思い起こす必要があります。(申 31:12)また,「賢い者は聴いて,さらに多くの教訓を取り入れ」ます。(箴 1:5)プログラムの進行中は座席にずっと座って,プログラムから十分の益を得るため,注意深く聴く必要があることを家族で話し合ってください。
10 エホバに喜ばれる飾り: エホバの民は世界中で見せ物になっています。(コリ一 4:9)わたしたちは大抵,服装や身なりの点で立派な規準に従っていることで知られています。テモテ第一 2章9,10節やペテロ第一 3章3,4節にある聖書の原則を当てはめた結果,クリスチャン会衆と交わり始めたころとは風さいが大きく変化した人は少なくありません。これは,世に見られる服装や身なりの規準がしだいに低下しているのとは著しい対照をなしています。わたしたちは,風変わりな服装をしたり,世で流行しているヘアスタイルを奨励したり,慎みのない服装をしたりして,風さいの点で世の人のようにならないよう用心したいものです。わたしたちの模範的な服装や身なりは,大会に出席する新しい人たちにとって,クリスチャンはどのように身を飾るべきかを理解するのに役立つものであるべきでしょう。
11 昨年の大会の成果として,一般の人々に与えた印象は大変良いものでしたが,一部の兄弟姉妹たちにとって,とりわけくつろぐ時に,この世的な服装や身なりをすることが依然として問題になっています。それで,大会に出席する計画を立てる際,服装や身なりについて自分のことを調べてみるべきでしょう。親の皆さん,幼い子供や十代の子供たちはどんな服を着るつもりでいるかを目ざとく調べてみてください。この世的なスタイルや流行のために,クリスチャンとしてのわたしたちの風さいに決して悪影響が及ばないようにしましょう。
12 いつも立派に行動すること: 立派な行動は真のクリスチャンの印です。(ペテ一 2:12)わたしたちはどこにいても ― 大会でも,レストランでも,ホテルでも,また旅行中でも ― 自分の振る舞いが立派な証しとなり,神とみ言葉に対する信仰が人にどんな益をもたらし得るかを理解するよう他の人々を助けることができます。その結果,ある人々は心を動かされてエホバを知るようになるかもしれません。(ペテロ第一 3:1,2と比較。)わたしたちには自分の行動によって神の栄光をたたえる特権があります。しかし,エホバの民としての良い評判を保つために,いつも注意を怠らないようにする必要があります。
13 今年から日本でも宿舎に関する新しい取り決めが始まり,これまでになく大勢の兄弟姉妹が公共の宿泊施設を利用することでしょう。関西に住む一人の姉妹は,この取り決めについて協会に手紙を書き送ってきました。「親愛なる兄弟たち,今集会の準備を終えたところです。『神の言葉に対する信仰』地域大会の取り決めに対して心からの感謝をお伝えしたくてペンを取らずにはいられませんでした。『推薦されている宿舎の一覧表』が発表される明日の奉仕会まで待てませんでした。兄弟たちが多大の時間と努力をかけて交渉してくださったこと,またこの指示によって成し遂げられる数々の益について実感する時に感謝の気持ちで一杯になりました。私は難聴の息子(17歳)との母子家庭ですが,手話会衆の備えや地元の会衆を通して子供が霊的に進歩し,数え切れない祝福を経験してきました。昨年から手話通訳の大会が福岡で開かれるようになり,旅費等で挑戦となりましたが,それ以上の益をエホバが考慮してくださっていることを思うと,何としても出席したいと願ってきました。幸いにも兄弟姉妹を通しての援助を受けたり,宿舎を提供していただいたりして,これまでの大会にはすべて出席できました。3月の『王国宣教』をいただいてさっと読んだ時に,『今年の大会もたいへん……』と思ったりしましたが,こうしてしっかり予習して黙想してみて,本当に感謝の気持ちがあふれてきました。このような親切な取り決めを設けてくださり,本当にありがとうございます。さらに,特別な助けの必要な人への取り決めなど,組織として,しかも個人個人の必要を顧みてくださっていることを考えると,本当に感謝の気持ちで一杯です。こんな組織が他のどこにあるでしょうか。息子は今,春休みを利用して補助開拓奉仕を楽しんでいますが,会衆の姉妹のご主人を通して車のワックスがけのアルバイトをいただき,今から大会のための貯金ができそうです。兄弟たちの精力的な働きとすべての大会の上にエホバ神からの祝福をお祈りし,明日の集会を心待ちにしながら,感謝と共に」。わたしたちもエホバの備えに対する同様の深い認識と感謝を示したいものです。
14 すでにこの宿舎の取り決めを経験してきた他の支部の観察を含め,わたしたちすべてが注意を払う必要のある分野について取り上げるのは賢明なことと思います。子供たちがホテルで勝手に走り回って他の宿泊客に迷惑をかけないよう子供を監督することは大切です。また,子供たちが監督を受けずにプールの中やその周りで遊んだり,ホテルの廊下や人目につく所で走ったりすることがないよう見守る必要があります。あるホテルの支配人は午後11時以後に,子供たちの幾つかのグループが他の証人たちを探して各部屋のドアをノックする音で二度も目を覚ましました。大会では仲間の兄弟たちを訪ねて交わる機会がありますが,親はやはりいつでも子供を監督する義務があることを銘記していなければなりません。それはエホバがすべての親に課しておられる責任です。(箴 1:8。エフェ 6:4)監督を受けていない子供たちの行動は,他のエホバの証人が一生懸命努力して築いてきた良い評判を損ないかねません。―箴 29:15。
15 宿泊中,ホテルがバイキング形式の朝食を出す場合,それを昼食のための食物を取っておく機会と考えてはなりません。一部の兄弟姉妹がビニール袋を持って来て,後で食べるために果物や種々のパンをいっぱい袋に詰めたので,他の宿泊客のための食べ物がほとんど残らなかったと報告してきたホテルもあったようです。朝食の際に食べる以上のものを取るとすれば,実際,貪欲の精神を表わすことになるでしょうし,またそうするのは不正直なことです。もし仲間の証人たちが不適当な態度を取っているのを目にしたなら,どのように振る舞うべきかを思い起こさせるのは親切なことでしょう。また,ホテルの部屋では台所が備わっていない限り,室内で料理をすべきではないことを覚えておきましょう。アイスボックスを宿泊室に持って行く場合には,水がもれたり,にじみ出たりして,じゅうたんや家具,あるいは部屋の壁を傷めたりすることがないよう確かめてください。
16 大会の経費を賄う: わたしたちすべてには大会の出席に関連して出費があります。それに,考慮すべき別の出費があります。大会に使用される施設にも多額の費用がかかります。ほかにも支払わねばならない種々の出費があります。大会でのわたしたちの寛大な自発的寄付は深く感謝されます。―使徒 20:35。コリ二 9:7,11,13。
17 座席: 「席を取ってもよいのは,あなたの直接の家族の成員およびあなたと同じ車で通っている人たちのために限られる」という指示は,これまで何年間も出されてきましたが,これからも適用されます。最近,さらに多くの人がこの指示に従っている様子を見るのはうれしいことです。その結果,大会では一層愛のこもった雰囲気が感じられます。大抵の会場では,ある座席は他の座席よりも利用しやすい場合があります。どうぞ,思いやりを示し,より便利な座席はそれを必要とする人たちのために残しておいてください。
18 カメラ,ビデオカメラ,カセットテープ・レコーダー: カメラや録音機器は大会会場で使って差し支えありません。しかし,それらのものを使用する際,他の出席者の注意をそらすことがあってはなりません。話が行なわれている際に歩き回って写真を撮ったりすべきではありません。そのようにすれば,プログラムに注意を集中しようとしている他の人に迷惑をかけることになるからです。何であれ,録音機器をコンセントや音響装置につないだり,そうした機材で通路や道路をふさいだり,他の人の視界を妨げたりすべきではありません。
19 救護: 救護部門は救急処置を施すためにだけ設けられています。慢性的な病気の人のお世話をすることはできません。ですから,ご自分と家族の健康上必要な事柄は事前に考慮しておくべきです。アスピリン,消化剤,包帯,安全ピンその他,同類の用品は大会では入手できませんので,各自ご持参ください。発作,インシュリンショック,心臓の問題などが起きるおそれのあることが分かっている場合,必要なものを事前に考慮して,できるだけ用意しておくべきです。そのような人は必要な薬剤を持参すべきですし,家族の成員か,その人の事情を理解している会衆の成員がその人といつも一緒にいて,必要な援助を何でも行なえるようにすべきです。慢性的な健康問題を抱えている人が一人だけにされていて,病気になり,大会中に問題が起きたことがあります。大会の管理部門はそういう人を病院に連れて行くため,救急病院に連絡しなければなりませんでした。健康上特別な必要があっても,援助してくれる家族の成員がいない人の場合,会衆の長老たちはその事情について知らせてもらい,援助するための必要な取り決めを設けなければなりません。大会では,アレルギーの問題を持つ人たちを世話する特別室は設けられません。
20 大会での飲食物: 大会で給食サービスが行なわれなくなった結果,どのプログラム中でも,より多くの人が給食サービスの仕事から解放されて霊的食物に注意を集中することができるようになりました。その取り決めが実施されて以来,こうした簡素化に対する感謝の言葉が多数寄せられました。出席者は皆,「わたしたちの王国宣教」,1995年3月号の折り込みの18-23節で提案されているように,昼の休憩中の食事のために,実際的で栄養価のある食物を持参するよう計画すべきです。ガラス製の容器やアルコール飲料類を大会施設内に持ち込むべきではありません。食物を入れるクーラーは,自分の座席の下に収まるような小型のものでなければなりません。聴衆の中には,プログラムの進行中に食べたり飲んだりする人のいることが観察されています。それは敬意の欠けた行為です。大会の施設内に食べ物の売店がある所や建物の外に売店がある所では,プログラムの進行中に一部の兄弟たちがそうした売店を盛んに利用している様子が観察されています。それはふさわしい行ないではありません。
21 わたしたちは霊的な宴と,昼の短い休憩の際に,くつろいだ穏やかな雰囲気の中で楽しめる交わりを本当に感謝しています。この取り決めの目的と一致して,昼の休憩中に大会施設を離れて食物を買いに行く代わりに,何か食べる物を持参なさってください。そうすれば,兄弟姉妹ともっと長い時間楽しく交われるでしょう。
22 「神の言葉に対する信仰」地域大会が間もなく始まるのは何と喜ばしいことなのでしょう。わたしたちは皆,大会に出席してプログラムを全部聞く準備ができたかどうかを確かめたいと思います。そうすれば,エホバがご自分の組織を通して用意してくださった霊的な宴を存分に楽しむことができます。わたしたちはそのようにして,今後の日々においても,「あらゆる良い業に対して全く整えられた者となる」でしょう。―テモ二 3:17。
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地域大会の覚え書き
バプテスマ: バプテスマ希望者は,二日目午前のプログラムが始まる前に,指定された区画に座るようにしてください。バプテスマを受けることを計画している人は,各自慎み深い水着およびタオルを持参してください。これまで,ある人たちの装いがふさわしくなかったため,この行事の真価が多少損なわれるようなことがありました。バプテスマ希望者と共に「務め」の本の質問を考慮する長老たちは,各人がこうした点を理解しているかどうかを確かめるべきです。話し手によるバプテスマの話と祈りの後,午前の部の司会者は歌を紹介します。その歌を最後まで歌った後,会場整理係はバプテスマ希望者を浸礼場に誘導します。献身の象徴としてのバプテスマは,当人とエホバとの親密で個人的な性質の事柄です。したがって,バプテスマ希望者が互いに抱き合ったり,手をつないだりしてバプテスマを受けるのは,ふさわしいことではありません。
バッジ: 大会の開催都市にいる間,またその都市への往復の際,どうぞ,1997年のバッジをいつも着けてください。そうすれば,良い証言をする機会がしばしば生まれるでしょう。大会会場ではバッジとバッジケースを入手することができないので,会衆を通して求めておくようにしてください。大会が始まる数日前になって初めて,ご自分と家族用のバッジを求めるようなことはなさらないでください。ご自分の最新の「医療上の事前の宣言および免責証書」を携帯することを忘れないようにしてください。
宿舎: 宿泊者は皆,大会組織によって設けられる宿舎一覧表のホテルだけを利用するよう協力していただきたいと思います。もし協会の取り決めを無視して,承認された一覧表に載っていないホテルに宿泊を予約したり,一覧表に載っているホテルで協定料金よりも高い料金を支払ったりするなら,より有利な料金で宿泊できるようホテル側と交渉している兄弟たちの懸命な努力を少なからず台なしにしてしまいます。また,大会用宿泊料金は木曜日や日曜日の夜にも適用されることを念頭に置いてください。もしホテルとの間で問題が生じたなら,大会に出席している間に,どうぞ,遠慮なく宿舎部門にお知らせください。そうすれば,直ちに問題を解決するよう援助できます。ホテルに宿泊を予約する際,禁煙の部屋を申し込んでも,みんながそのような部屋に宿泊できない場合もあることをご理解ください。ツインベッド,ダブルベッドなどに関する希望についても同様です。会衆の書記は,「特別な必要にこたえる宿舎申込書」が該当する大会本部の住所あてに必ず速やかに転送されるようにしてください。特別な必要にこたえる宿舎の取り決めに基づいて予約した宿舎をキャンセルしなければならないなら,直ちにその旨,家主もしくはホテルと大会の宿舎部門の両方に知らせるべきです。そうすれば,その部屋は別の人に割り当てることができます。
ベビーカーと長椅子: 大抵の場所の公の大会会場ではベビーカーは使用できません。ベビーカーを通路や廊下,もしくは座席の列の間に置くことは消防法令その他の法律に触れる場合も出てきます。大勢の人で混雑する場合があるので,ベビーカーは赤ちゃんにとっても,またベビーカーにだれかがつまずくかもしれないので,そのような人にとっても危険なものとなる可能性があります。ですから,どうか,ベビーカーは大会会場に持って来ないでください。ベビーチェアは使えます。それは親の隣の席に取り付けることができるからです。長椅子は持参なさらないでください。大きな公共施設の中ではそれは危険ですし,使用することは許されていません。皆さんの協力は重要なことであり,また感謝されます。
自発奉仕: 大会では幾らかの時間を取り分けて,どれか一つの部門で手伝いをすることができますか。兄弟たちに奉仕することは,たとえ二,三時間だけでも,大変助けになりますし,個人的にも十分満足感を味わえます。手伝うことができるなら,大会の自発奉仕部門においでください。16歳未満の子供も,親または他の責任ある大人の指図を受けて働くことにより立派に貢献できます。
注意を一言: 不必要な難しい問題に遭わないようにするため,問題が起きる可能性のある状況にいつも油断なく気を配るようにしてください。多くの場合,窃盗その他,無節操な人々は大抵,家庭環境から離れた状態にある人を食いものにします。車にはいつも必ず鍵をかけ,車内に押し入ろうという気をだれにも起こさせないようにするため,車内には何かを見えるまま残さないようにしてください。窃盗やすりは大勢の人が集まる場所に注意を集中します。何にせよ,会場の座席に貴重品を置いたままにするのは賢明なことではありません。周囲の人が皆,クリスチャンかどうかを確かめることはできません。何であれ誘惑となるような状況をなぜ作り出すのでしょうか。子供たちを誘い出そうとする外部の人がいることも報告されています。お子さんを見失わないようにいつも見守ってください。
多くのホテルで利用できるテレビやビデオのサービスは,劣悪なポルノ番組を扱っている場合が少なくありません。そのようなわなに油断なく気を配り,子供たちが監督を受けずに室内でテレビを見るのを許してはなりません。親は宿泊中,そのようなテレビ番組が映らないようにしてもらうようホテル側にお願いして,ホテルの自分たちの部屋で子供に“有料テレビ”を見させないようにしたいと思うかもしれません。
大会会場の管理者に電話をしたり,手紙を書いたりして,大会の事柄に関する何らかの情報を求めるようなことはなさらないでください。もしそのような情報を長老たちから得られないなら,会衆の掲示板に張り出されている「特別な必要にこたえる宿舎申込書」の裏面に載せられている住所気付で,該当する大会本部あてに手紙を書くことができるかもしれません。