エホバの証人の1998年「神の示す生き方」地域大会
1 地上の至る所にいる現代のエホバの崇拝者たちは毎年,大勢の人々が集まる地域大会を切に待ち望んでいます。この点で,それらの崇拝者は,エホバを崇拝するためエルサレムに向かう旅の途上,詩編 122編を喜びにあふれて歌った古代イスラエルのエホバの忠実な僕たちの精神を反映しています。その詩編の1節には,「人々がわたしに,『エホバの家に行こう』と言うとき,わたしは歓んだ」とあります。そのような大会では,霊感を受けて記されたイザヤ 2章2節と3節の言葉が成就している証拠が増えていることも分かります。
2 今年,地上の様々な国から何千人もの代表者たちが,より大規模な大会の幾つかに出席し,大会は国際色豊かなものになるため,わたしたちには歓ぶべき特別の理由があります。家族や友人を訪問するために帰国する宣教者たちが出席する大会も少なくないでしょう。ですから,他の土地における野外の経験や王国を宣べ伝える業の進展に関する報告が各地の大会のプログラムで大きく取り扱われるでしょう。
3 もちろん,そのような集まりに出席できるのは,国際大会が開催される地方の招待された会衆の人たちだけです。すべての大会が秩序正しく開催されるためには,すべての人がこうした制限を尊重するのは肝要なことです。今年の地域大会はすべて,プログラムの特定の部分や扱われる報告などにより,また宣教者が出席して会場に居合わせるかもしれないので,国際色の豊かな大会となるでしょう。
4 1998年「神の示す生き方」地域大会の準備が進められている今,大会のためのホテルの部屋を確保するため,皆さんにとって必要な幾つかの情報を再び考慮したいと思います。それらの点で十分協力することにより,皆さんのために設けられるすべての取り決めに個人的に感謝していることを示せるでしょう。
5 ホテルの予約をする: この折り込みが奉仕会で考慮される時に初めて,皆さんの地域大会の出席割り当てに関する手紙も会衆に対して読まれます。皆さんの大会のための「推薦されている宿舎の一覧表」は,その晩の集会後,会衆の掲示板に張り出されます。長老であれ他のだれであれ,2月2日,月曜日の午前9時までは,どのホテルに対しても電話で予約をすべきではありません。1回目の「推薦されている宿舎の一覧表」には,今年の大会で利用できるホテルの多くが載せられる予定です。これらのホテルが満室になって初めて,ホテルが新たに追加され,改訂された一覧表が皆さんの会衆に送られることになるでしょう。ですから,できるだけ,1回目の「推薦されている宿舎の一覧表」に基づいて2月中に予約をしてください。
6 もし選んだホテルが満室なら,別のホテルに電話をかけるという要領で予約を取ってください。一覧表に載っているすべてのホテルに電話をかけても部屋を予約できなければ,会衆の書記にそのことを知らせてください。書記は電話で宿舎部門と連絡を取ります。その電話番号は,「推薦されている宿舎の一覧表」の上部に記されています。ホテルが追加されると,改訂された一覧表が会衆に郵送されます。一覧表に載っていないホテルに予約をしたりせず,どうぞ,新しい一覧表が届くまで待ってください。火災防止ならびに安全規定のため,一部屋に泊まる人の数を4人以下にしてください。一部屋に5人以上泊まることをホテル側が認める場合は,その旨,「推薦されている宿舎の一覧表」に示されます。予約をする時は,必ず予約の確認番号をホテルに尋ねてください。
7 ホテルに内金を送金する: ホテルが内金を受領して初めて,部屋の予約が保証されます。内金が払い込まれなければ,ホテル側にはその部屋を他の人に使わせる権利があります。予約した各部屋につき,予約をしてから10日以内に一泊分の内金を払い込まなければなりません。内金はクレジットカード,銀行振込,あるいは郵便振替でも支払えます。現金をそのまま送ることはしないでください。銀行振込や郵便振替で送金する場合,忘れずにそれぞれの所定の用紙に確認番号を記入すると共に,約2週間後にホテルと連絡を取って,内金が受領されたかどうかを確かめてください。もし内金の支払いのためにクレジットカード番号を知らせるのであれば,クレジットカードから内金をすぐに引き落としてほしいということを予約担当者に知らせるべきです。これら一連の手続きを怠ると,知らないうちに予約が解除されることがあります。
8 ホテルの予約の変更,または二つ以上のホテルに予約をすることについて: 宿舎部門は,大会に先立って各ホテルに電話をかけ,出席者たちが予約した部屋の数を確かめます。大勢の兄弟姉妹が部屋を必要としていますから,いったん予約をしたなら,その予約を取り消さないでいただきたいと思います。たとえ後で送られる一覧表の中にもっと近いホテルや望ましいホテルが載せられたとしても,前の予約を変更して別のホテルに予約をすることはなさらないでください。ホテルが追加されるのは,まだ宿舎の必要な兄弟姉妹がいるからです。それは,すでに部屋を予約している人のために,もっとランクが高い部屋を提供する目的で追加されるのではありません。また,大会中に実際に用いるホテルの部屋だけを予約してください。予約をしてほしいと個人的に頼まれているのでない限り,他の出席者のために部屋を予約することはなさらないでください。部屋の重複予約は公正なことではありませんし,宿舎部門やホテル側に余分の仕事をさせる原因となります。
9 もし大会中にホテルとの間で問題が生じたなら,宿舎部門に知らせてください。大会の前か後に問題が生じる場合,「推薦されている宿舎の一覧表」の上部に記されている住所や電話番号を用いて,大会の宿舎部門と連絡を取ることができます。
10 協会の「推薦されている宿舎の一覧表」に載っているホテルと旅館だけを利用する: 協会は,兄弟姉妹にとってより便利な場所で大会を開催するよう努力しています。大会の場所が便利なため,大会会場へ通える兄弟たちも少なくありませんが,ホテルの宿舎は相変わらず必要です。昨年は25の別々の都市で41の大会が開催され,445のホテルや旅館が利用されました。1998年に備えて,協会は各々の大会会場に近いホテルの部屋を確保するよう試みています。わたしたちは,兄弟たちに対して,協会の「推薦されている宿舎の一覧表」に載っているホテルにだけ予約をするよう要請しています。この指示に留意すれば,何が成し遂げられますか。
11 兄弟姉妹のためにお金を節約できる: ホテル側が協会の取り決めに協力するとき,兄弟たちの宿泊料は安くなります。わたしたちのお金はホテルに支払う代わりに,兄弟姉妹の家族や世界的な業を支えるために,もっと有効に活用することができます。たとえ料金のもっと高い宿舎に個人的に泊まれるとしても,「推薦されている宿舎の一覧表」に載っているホテルだけを用いて,宿舎部門の努力を支えるべきです。それこそ,ヨハネ第一 3章17節に述べられている,他の人のことを気遣う精神であり,コリント第一 10章24節の背後にある原則なのです。
12 協会の指示に対する従順を実証できる: この点は,わたしたちがおもに心すべき事柄の一つです。ヘブライ 13章17節にはこうあります。「あなた方の間で指導の任に当たっている人たちに従い,また柔順でありなさい。彼らは言い開きをする者として,あなた方の魂を見守っているのです。こうしてあなた方は,彼らがこれを喜びのうちに行ない,嘆息しながら行なうことのないようにしなさい。そのようなことはあなた方にとって損失となるのです」。この点でわたしたちが協力するよう求められるのは毎年わずか,二,三日にすぎません。たとえ個人的な好みが異なっているとしても,わたしたちの良い手本は,兄弟たちと世の人々の目に留まるとき,愛と一致と協力の精神を促進します。―コリント第一 16:16; フィリピ 2:1-4をご覧ください。
13 特別な助けの必要な人: お年寄り,病弱な人,全時間奉仕者に加え,大会に出席する面で援助を必要としている人々がいるかもしれません。特別な助けを必要とするそのような人々の特異な事情に通じている親族や長老その他の人たちが,必要な取り決めを親切に設けることができます。そのようにして,家族や会衆の責務を大会組織に肩代わりさせないようにします。―テモテ第一 5:4と比較してください。
14 そのような方法で顧みることができない人たちに関しては,協会の準備した「特別な必要にこたえる宿舎申込書」を用いることができます。「申込書」の中には,提出するための資格が大まかに説明されています。この備えの対象となるのは,行儀のよい子供たちを持つ伝道者を含めて,会衆の奉仕委員によって承認された,良い立場を得ている伝道者だけです。また,経済的な理由から,ホテルではなく民泊を希望する方もおられることでしょう。それらの方々も「特別な必要にこたえる宿舎申込書」を用いて奉仕委員を通し,宿舎部門に申し込むことができます。「特別な必要にこたえる宿舎申込書」に記入する前に,用紙の下部に記されている情報を注意深く読んでください。この申込書は,できるだけ早く宿舎部門に送ってください。その申込書の裏面に記されている大会の宿舎部門の住所を用いてください。
15 ほかの大会に出席する: 会衆はそれぞれ最寄りの大会に割り当てられます。協会は,各大会に割り当てられている伝道者の人数を考慮して出席者数を予想し,十分の座席,宿舎,文書その他を用意します。ほかの大会に出席する予定を立てる場合には,宿舎や駐車券その他に関する情報が必要かもしれません。ご自分の出席する大会の宿舎部門の住所は,会衆の書記に尋ねれば分かります。その住所は,「特別な必要にこたえる宿舎申込書」の裏面に記されています。「推薦されている宿舎の一覧表」や,必要とする他の情報を求める際には,ご自分の住所を記して切手を貼った返信用封筒を忘れずに同封してください。その都市で大会が二つ以上開催される場合,ご自分の出席する大会の日付を必ず明記してください。
16 結論: ホテルの職員から寄せられた言葉によると,兄弟姉妹の皆さんは敬虔な特質を表わしておられるので称賛に値します。エホバの証人は,「お泊めした人々の中で最も上品で,最も行儀のよい人たち」ですと,あるホテルの経営者たちは述べました。もう一人の経営者はこう述べています。「私はホテルの職員一同に代わって皆様に感謝しなければならないと存じます。出席者の皆さんは,これまでお世話させていただいた団体の中で最高に気持ちのよい,にこやかな,礼儀正しい人たちとして称賛に値します。確かにこのことは,皆様の組織の価値観や人々に対する誠実な敬意の表われです。私どもは皆様をまたお泊めするのを楽しみにしております」。ある姉妹は昨年の大会のための部屋を予約していた時,予約係の女性からこう言われました。「エホバの証人からお電話をいただく時は,すぐそれと分かります。いつもとても丁寧で,温かくて,親しみ深い話し方をなさいますから。バプテスト派の教会員の私はいつも感心しております。皆さんは称賛に値する方々です」。このような言葉を聞くのは喜ばしいことではないでしょうか。こうした言葉を述べるよう人々を動かした兄弟姉妹の振る舞いは,確かにエホバの心を喜ばせるものです。
17 協会は,兄弟姉妹が自分たちのために設けられた取り決めに対する感謝の気持ちを言い表わした数多くの手紙を受け取っています。関東地方に住む一姉妹はこう述べました。「『神の言葉に対する信仰』地域大会が終わり,今は霊的食物をいっぱいいただき,感謝しております。私は全身性エリテマトーデスで薬の副作用から7年前から股関節が壊死を起こし,歩くのが少し困難な状態にあります。毎年の地域大会は近所のホテルに宿泊して出席しておりました。今年は協会の愛ある取り決めで宿泊代がいつもの半分以下ですみました。その分エホバにお返しすることができました。兄弟たちの払った犠牲に本当に感謝しております。エホバはいつもわたしたちの必要なものをご存じで,こうした取り決めをしてくださったのですね。エホバにますます,愛と感謝を表わし続けていきたいと思いました。兄弟たち本当にありがとうございました」。
18 わたしたちすべてにとって,エホバが年ごとの大会の取り決めを支持しておられることは明らかです。地域大会のために旅行する兄弟たちの多くは宿舎を必要としているのですから,わたしたちはエホバがそうした必要をも十分満たしてくださることを確信できます。「ごく小さな事に忠実」であることを示すなら,わたしたちはエホバに愛される人たちを待ち受けているすばらしい祝福にあずかる見込みを持つことができます。―ルカ 16:10。
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ホテルの予約をする
1. 通常の営業時間中に電話をかける。
2. 予約担当者に,予約の確認番号を尋ねる。
3. 内金を支払う。銀行振込の場合は「ご依頼人」欄に予約の確認番号と氏名を記入する。郵便振替の場合は「払込人住所氏名」欄に住所,氏名,電話番号を,「通信欄」に予約の確認番号を記入する。現金は送らない。
4. 銀行振込や郵便振替で支払う場合,2週間以内にホテルと連絡を取って,内金が受領されたかどうかを確かめる。
[5ページの囲み記事]
すべきこと
■ 2月中に予約する。
■ 自分がエホバの証人であること,あるいはものみの塔大会に出席する者であることを伝える。
■ 予約をしたら,直ちに内金を納める。
■ 自分が実際に使う部屋だけを予約する。
■ 最初の予約を変えない。
[6ページの囲み記事]
プログラムの時間
一日目と二日目
午前9時30分–午後5時00分
三日目
午前9時30分–午後4時00分