成果が得られるなら,それを用いてください
1 「王国宣教」には,野外宣教で活用できる種々の提案が継続的に掲載されます。これにより,王国の音信に関心を呼び起こすための新鮮なアイディアが得られます。あなたも毎月それらの証言の一つかそれ以上を学ぼうとしておられるかもしれません。しかし,伝道者によっては,その一つを何度か用いたころには,別の号の「王国宣教」に新しい証言が掲載されるというのが実情でしょう。明らかに,以前の証言に熟達したうえで新しい証言を学ぶということがだれにでもできるわけではないでしょう。
2 もちろん,幾万もの開拓者をはじめ,野外奉仕にかなりの時間を充てている伝道者も大勢います。さらに,会衆によっては区域全体を数週間おきに回るところも多くあります。そうした状況で,伝道者たちは,音信を紹介する新しい方法やアイディアが与えられることを歓迎します。これは技術を高める助けになります。また,宣教はいっそう興味深く,実りあるものとなり,難しい場面で対応する助けになります。
3 いずれにせよ,ある証言を準備していて,それでうまく関心を高めることができるなら,引き続きそれを用いてください。成果が得られる効果的な証言を用いているなら,それを用いるのをやめる必要はありません。その月の提供文書に合わせて調整するだけでよいでしょう。「王国宣教」の提案を検討する際,自分の証言に取り入れたいと思うような興味深い点を探してください。
4 それで,新しい号の「王国宣教」を受け取ったなら,そこに掲載されている種々の証言は提案にすぎないことに留意してください。それらを活用できるなら,それは良いことです。しかし,区域で成果が得られる証言の方法をすでに見つけているなら,それを用いてください。大切なのは,良い方法で「自分の奉仕の務めを十分に果たし」,ふさわしい人々を探し,弟子になるようその人たちを助けることです。―テモ二 4:5。