思いにも心にも訴えるようブロシュアーを用いる
1 聖書の真理は,思いにも心にも訴えるような形で伝えなければなりません。イエスは自分の話を聴いている人に真理を解き明かす際,その人たちが関心を持っていた話題を選んで心を動かしました。(ルカ 24:17,27,32,45)宣教で成功するかどうかは,自分の話を聴く人たちの霊的な必要を識別するよう努力することに大きく依存しています。
2 宣教で会う人たちの思いと心を動かす点で,ブロシュアーは効果的な道具となります。8月中に紹介する各ブロシュアーの音信に,どんな人がこたえ応じるだろうかと前もって考えてください。
―「見よ! わたしはすべてのものを新しくする」。聖書になじみのない人も,読みやすい大きな字と美しい挿絵によって示される将来の壮大な見込みに引き寄せられるでしょう。
―「神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか」。経済的に苦しい人や,悲惨な出来事を経験した人は,苦しみから解放される将来についての慰めとなる音信に感謝することでしょう。
―「人生の目的は何ですか ― どうすれば見いだせますか」。自分の将来についてまじめに考えている若い人は,このブロシュアーの聖書に基づく答えから益を受けることでしょう。
―「地上での生活を永遠に楽しんでください」。多くの挿絵や引照聖句は,幼い子供や読書能力の限られている人が神の目的を理解する上で役立つことでしょう。
―「楽園をもたらす政府」。政府と関係のある人たちは,神の王国が人類の難しい問題をどのように解決するかに関する音信にこたえ応じるかもしれません。
―「愛する家族を亡くしたとき」。家族を亡くした人々を慰めるためにこのブロシュアーを用いている奉仕者は少なくありません。二人の姉妹は,墓の前で祈っていた7人の家族に近づきました。このブロシュアーから慰めとなる音信を伝えた結果,次の日からその母親と聖書研究が始まりました。
―「あなたは三位一体を信ずるべきですか」。信仰心の厚い人は,キリスト教世界の基本的な教義の誤りを証拠文献に基づいて暴くこの書物に見いだされる真理にこたえ応じるかもしれません。
3 各々のブロシュアーに精通し,自分の区域でそれを用いる最善の方法を見極めてください。証言方法については,「王国宣教」1998年7月号の最後のページをご覧ください。人々の思いも心も動かすために払うあなたの努力をエホバが祝福してくださいますように。―マル 6:34。