「神の愛」の本を用いて聖書研究を司会する
1 「神の愛」の本の目的は何ですか。
1 「神の霊による導き」地域大会で,「自分を神の愛のうちに保ちなさい」という新しい本を受け取ったとき,わたしたちは大きな興奮を覚えたのではないでしょうか。知らされたとおり,この出版物は,聖書の基本的な教理を教えるためのものではなく,行動の仕方に関するエホバの規準を知ってそれを愛することができるように準備されたものです。家から家でこの本を提供することはしません。
2 この出版物をどのように用いることができますか。どんな人と学ぶことができますか。
2 この本は,『聖書の教え』の本を学び終えた研究生と2冊目の本として学ぶことができます。霊的成長の速さは人によって異なる,という点を忘れないようにし,1回の研究は,その研究生にとってちょうど良い速さで司会してください。討議している内容を研究生がはっきり理解できるようにしてください。大抵の場合,過去に何冊かの本を研究したものの現在会衆の集会に出席しておらず,学んだ聖書の真理に合わせて生活しようとしていないことが明らかな人と研究を始めるためにこの本を用いることはしません。
3 現在「神を崇拝する」の本で研究司会をしているなら,どうすべきですか。
3 現在「神を崇拝する」の本で研究司会をしていて最後の数章を学んでいるなら,その本を学び終えることにし,「神の愛」の本は研究生に自分で読むように勧めることもできます。あるいは,この新しい本に移行して,本の最初から学ぶのがよい場合もあるでしょう。『聖書の教え』の本と同じく,付録の各項目を討議するかどうかは任意です。
4 『聖書の教え』と「神の愛」を学び終える前に研究生がバプテスマを受けたなら,どうすべきですか。
4 2冊目の本を学び終える前に研究生がバプテスマを受けた場合も,「神の愛」の本の研究を最後まで続けてください。研究生がバプテスマを受けていても,時間と再訪問と研究の数を報告することができます。司会者と共に研究に参加する奉仕者も時間を数えることができます。
5 しばらく宣教奉仕に参加していない伝道者を援助するため,「神の愛」の本をどのように用いることができますか。
5 会衆の奉仕委員会の一人から,宣べ伝える業の面で不活発になっている人との聖書研究を割り当てられる場合,「神の愛」の本の幾つかの章を特に扱うように依頼されるかもしれません。そうした研究は,長期間行なう必要はありません。この新しい本には,何と優れた助けが収められているのでしょう。これは,わたしたちが「神の愛のうちに」とどまれるようにと準備されたものなのです。―ユダ 21。