-
わたしたちすべてが教える業にあずかる王国宣教 1982 | 9月
-
-
家庭聖書研究など宣教のいろいろな分野に携わりますが,これらすべてはバプテスマを受けたイエスの弟子を生み出すという宣教の最終的な目的に向けて努力が結び合わされたものであるべきです。(1)家から家の奉仕や雑誌活動により,わたしたちは王国について証しをすると共に,関心を示す人々を探し出すことができます。(2)関心を示した人々を再訪問することにより,王国についてさらに証言を行なうことに加えて,示された関心を高め家庭聖書研究を取り決めることを目ざします。そして(3)家庭聖書研究により,徹底した証言を行なうことに加えて,学んでいる人がキリストの真の弟子,つまりバプテスマを受けた弟子となるように援助できます。この一つ一つの段階は鎖の環のように関連したものですから,最終的な目的を達成するためにどの段階もおろそかにできません。
6 わたしたちは宣教の目的を十分に認識し,それに向かって良心的で,意欲的な努力を続けてゆきましょう。家から家に奉仕する際,文書を求めたり関心を示したりする人がいるならば,必ずノートに書き留めるようにすべきです。場合によっては,何ら出版物を配布しなくとも,尋ねられた質問や示された関心のゆえに,家の人が誠実に真理を探し求めている人であることがわかります。ではこれらの人々をノートに書き留め,早い機会に再訪問を行なうようにしましょう。
7 再訪問を行なうことは難しいことのようにお考えになりますか。しかし,もしあなたが家から家の奉仕を行なっておられるなら,再訪問はそれよりもやさしい奉仕であることに気付かれるでしょう。なぜなら再訪問は最初の訪問で何らかの関心を示した人々に親しい友好的な訪問を行なう活動だからです。親しみ深い態度で,短い訪問を何度も繰り返し行なうことにより,家の人の関心を高めることに成功し,研究を取り決めることができるのです。エホバのご意志を喜んで行なおうとする態度と隣人に対する誠実な愛はわたしたちをこの業に動かすはずです。
8 いろいろな報告によりますと,新しい奉仕者がどこの会衆でも大勢いるので,これら新しい方々が教える資格を十分に備えた奉仕者となるために組織的な援助が与えられねばなりません。会衆や群れごとに援助の取決めを徹底し,特に再訪問や研究といった教える業で助け合いましょう。奉仕の友として二人が一緒に再訪問を準備し,練習し,野外で共に働くのは良いことです。家から家の奉仕が終わる時,前回の奉仕の際,何らかの関心を示した人々を一緒に再訪問するようにしましょう。再訪問を繰り返すことにより,関心は高められ,家庭聖書研究を行なうことができるようになります。
9 再訪問や家庭聖書研究など教える活動によく慣れていないと思う方がおられるなら遠慮なく,長老や群れの司会者に近づいて援助を求めてごらんになってください。喜んで共に働く奉仕の友を取り決めてくれるでしょう。『行って,人々を教え弟子としなさい』との命令を与えられたイエスはこう続けておられます。「見よ,わたしは事物の体制の終結の時までいつの日もあなた方と共にいるのです」。イエスが共にいてくださるのですから,教える業に参加することがわたしたちにとって不可能だとか,難しいと考える必要はありません。大切なことは,わたしたちを業に用い,指導を与えてくださっているエホバとイエス・キリストに信頼し,導きと助けを求め,滅びゆく体制に残されている真理を求める人々に純粋な愛の動機で援助を差し伸べることです。伝道者各人が少なくとも一つの家庭聖書研究を司会するとしたら,さらに多くの人々を助けることができるでしょう。それを目ざして努力しましょう。
-
-
弟子を作るのに助けとなる集会王国宣教 1982 | 9月
-
-
弟子を作るのに助けとなる集会
9月12日に始まる週
103番の歌
10分: 歓迎,会衆の発表。会計報告を含める。9月23日の特別活動の取決めを発表する。「巡回大会から益を受ける」。簡潔な話。
18分: 「とこしえの命に導く真理を広める」。質問と答えで扱い,5-7節に基づいて三つの実演を準備して行なう。
17分: 会衆の必要のために用いるか,1982年8月1日号「ものみの塔」の『あなたの貴重なものをもってエホバを敬いなさい』の記事に基づく話をする。
81番の歌と祈り。
9月19日に始まる週
89番の歌
10分: 歓迎,会衆の発表。「発表」欄も扱う。次の土曜日が第4土曜日であることを知らせて,雑誌活動を楽しむように励ます。10月の提供と「会話するための話題」にもふれる。
17分: 「わたしたちすべてが教える業にあずかる」。奉仕監督が質問と答えにより扱う。時の緊急さと教える業の重要性を強調し,8節の援助の取決めに関し実演で示す。援助を望む人が遠慮なく申し出るように励まし,すべての人をこの業に励ます。
18分: 魂をこめてエホバに仕える。「組織」の本,132-134ページ。資料を聴衆と共に討議する。本の136,137,140,141ページのふさわしい点を用いて,補助開拓奉仕と正規開拓奉仕を励ます。
105番の歌と祈り。
9月26日に始まる週
36番の歌
10分: 歓迎,会衆の発表。次いで,聴衆の注解を十分含めて支部の手紙と「神権的ニュース」を扱う。
15分: 「一致のうちに共に働く」。記事を聴衆と共に討議する。聖書の原則を適用することによって,他の伝道者と仲良くしてゆくことや一層十分共に働く点でどのように助けられたかに関する伝道者たちの注解を含める。
20分: 10月の予約活動に備える。長老の一人が扱う。10月と11月は「ものみの塔」,「目ざめよ!」の予約活動の月。このプログラムが扱われる頃までにすでに会衆に届いている10月号「王国宣教」の中から,「会話するための話題」が何であるかを示し,用いられている聖句に注意を払い,どのように会話できるか聴衆と共に考慮する。次いで最新号の雑誌の中からどんな点を家の人に示せるか聴衆の提案を聴く。(前もって何人かの人々に割り当てておく。)この活動に持参すべきものとして,筆記用具,予約用紙,見本となる興味深い過去の雑誌など必要となるものを思い出させる。そして模範となる実演を行なう。時間があれば「予約の正しい取り扱い方」(S-11)の用紙の中から注意すべき一,二の点を指摘する。すべての人を予約活動に励ます。次の日曜日は10月の第1日曜日になるので,予約を提供するための良い準備をして皆が参加するように励ます。
85番の歌と祈り。
10月3日に始まる週
73番の歌
8分: 歓迎,会衆の発表。10月11日が振替休日なら特別活動を取り決め,発表する。
15分: 「若い人は尋ねる……人に負けない ― それが人生のすべてなのか」。1982年5月22日号「目ざめよ!」16-18ページの記事を聴衆の参加を含めて討議する。若い人に向けられているこれらの記事を雑誌の業でどのように目立たせることができるかを示す。
15分: 「良いたよりを伝える ― よく訓練された若者として」。質問と答えで討議する。5節と7節に提案されているように,訓練をどのように与えることができるかを,親と年若い伝道者に実演してもらう。
7分: どのように野外奉仕を始めたかを示す,良い模範となっている若者たちの経験。また,若者もおとなもすべての人が土曜日の雑誌を用いる野外宣教に参加するように励ます。
88番の歌と祈り。
-