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残された時は少なくなっている王国宣教 1970 | 1月
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特別号を用いて特別活動
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良いたよりを伝える ― 人々は知っていますか王国宣教 1970 | 1月
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良いたよりを伝える ― 人々は知っていますか
1 アメリカ,フロリダ州の一伝道者は次のような手紙を寄せてきました。「わたしは興味ある雑誌活動の日を待ち望んでいました。その朝わたしたちは一区画を伝道し,数多くの雑誌を配布しました。ある家で,雑誌を受け取った家の人はいつもそれを読んでいると言いました。わたしたちが何度か再訪問したところ,夫婦とも話をよく聞き,訪問するごとに,ふたりは関心を深めました。やがて聖書研究が始まり,ふたりは真理の新鮮な水を得て大変喜びました。数回の研究の後,主人は,もしこの聖書研究の取り決めを知っていたなら,もっと早くお願いしたのに,と語りました。彼は,雑誌を配布することだけがわたしたちの仕事と考えていたのです。これを聞いたわたしは,文書を配布した人すべてを再訪問して聖書研究の機会を差し伸べる必要を痛感しました」。
2 雑誌の日に会う人々に,聖書の理解を助けたいとのわたしたちの願いを知らせる方法が何かありますか。はい,あります。聖書研究を勧めるちらしには,聖書研究に関するあらましが非常によくしるされており,雑誌活動でそれを用いた人は,すばらしい研究をたくさん始めています。一組の雑誌に1枚のちらしを添えるのはいかがですか。雑誌活動の際,「真理」の本を数冊携えて,家の人がいつもより強い関心を示すときは,最近号の雑誌とともに目ざとくこの本を配布してよい成果を収めている人もいます。「真理」の本がいったん家の人の手に渡ると,ちらしを簡単に討議して研究を始めることはむずかしくありません。
3 ある伝道者は,ちらしに自分の名前,住所,電話番号を書き込んでおくのが役だつことに気づきました。ワシントン州から次のような手紙が寄せられてきました。「土曜日の午前の野外奉仕中,わたしは若い男の人に一組の雑誌を配布しました。翌週の月曜日,彼はわたしに電話をかけ,ちらしには聖書を理解できると書いてあるので,その方法を知りたいと言うのでした。そこで,一兄弟とともにその日の晩に再訪問する取り決めを設けました」。この人と聖書研究が始まり,順調に進歩しています。ある種の区域で奉仕する場合,ちらしに自分自身の名前や住所を書く代わりに,家の人から電話や,手紙を受けることに同意した監督や他の兄弟の名前と住所をしるし,その兄弟から知らせを受ける方が賢明であることに気づいている姉妹もいます。
4 このちらしを使うのが実際に役にたつことを示す別の伝道者からの手紙があります。「わたしはある家を訪問しましたが,家にはだれもいませんでした。そこで,『聖書の教えを知りたいとは思いませんか』のちらしを置いてきました。後日,わたしがその家を再び訪問したところ,婦人がわたしを招き入れ,ちらしを置いていったのがわたしかどうかを尋ねるのでした。わたしは訪問の目的を説明し,『真理』の本を見せましたが,婦人はそれを取らず,『目ざめよ!』の予約を申し込みました。その後二,三回訪問した後に,聖書研究が始まりました」。
5 これらの経験は,雑誌のわざが人々に御国の良いたよりを伝えるだけでなく,聖書研究への扉を開くものであることを知らせて協会事務所に寄せられるものの,二,三の例にすぎません。わたしたちは,1月を雑誌活動の面でこれまでの最高の月にし,また予約の最高の月にしたいと願う一方,聖書研究のことをいつも考え,人が真理を学ぶのにこれが効果的な手段であることを十分認識しましょう。
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神権的ニュース王国宣教 1970 | 1月
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神権的ニュース
◆ ハワイで開かれた「地に平和」大会には,11,000人以上が出席しました。日曜日の出席者数は15,443人で,バプテスマを受けた人の数は314人でした。日本から,伝道者と宣教者を含め約90人が出席できたことは喜びです。
◆ 同じ大会がニュージーランドでも開かれ,すばらしい支持がありました。公開講演には8,400人が出席し,432人がバプテスマを受けました。エホバはこの一連の大会を通じて御自分の民を祝福しておられ,エホバの備えられる霊のうたげにより,わたしたちは大いに強められています。
◆ 新しい会衆が,札幌・豊平,北九州・若松,そして北海道の岩見沢に設立されました。
◆ 山形市で開かれた巡回大会には,331人が出席し,5人がバプテスマを受けました。この巡回区の伝道者数は著しく増加し,1年前に191名であったのが,今年は251名になりました。これは32%増加に相当します。岡崎巡回大会には736人が出席し,16人がバプテスマを受けました。新潟における巡回大会には312名が出席し,4人がバプテスマを受けました。この巡回区の「ものみの塔」研究の出席率は46%増加しました。
◆ キューバは8月に伝道者の新最高数を記録し,一昨年の8月より3,200以上多い聖書研究を司会しました。
◆ チリは伝道者6,450人を報告しました。これは連続5番目の最高数です。伝道者の平均時間は11.7時間,聖書研究は1.1です。
◆ 数年前,エホバの証人の一家族が北海道の八雲町に引っ越しました。この孤立した所で妻は正規開拓奉仕を始め,家族の残りの者は伝道者として奉仕しました。この群れは今どんな進歩を示していますか。現在7人の伝道者がいますが,そのうち6人はバプテスマを受けた人で,平均時間15.3,5.4の再訪問,0.7の聖書研究,17.7の雑誌を報告しています。最近の巡回のしもべの講演には31人が出席しました。
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質問箱王国宣教 1970 | 1月
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質問箱
● 会衆内に病弱の人,からだの不自由な人,また病気の人がいる場合,その人々をどのように助けることができますか。
わたしたちすべてには愛を示し合う責任があります。(ヨハネ第一 3:17,18)「孤児とやもめとをそのなやみの時に」世話するのは,神に対するわたしたちの崇拝の一部です。(ヤコブ 1:27; 2:14-17)ほとんどの場合,このことはそうした人々を助けたいとの愛に基づいて個人的,また自発的になされています。
会衆のしもべは,老人や病気の人の状態に注意している必要があります。愛の世話を必要としている人々について,会衆に知らせることもできます。そして,その人々が毎号の「御国奉仕」を受け取っているか,もし集会に出席することが可能ならその面で援助が差し伸べられているかも調べるべきです。だれかが援助を必要としていることを聞いたなら,会衆の他の人々はその人の家に立ち寄って,野外奉仕を助けたり,集会にさそったり,あるいは必要ならば,買い物や家のそうじ,洗濯などを援助できます。時々,病気の人のために暖かい食事を用意するだけでも深く感謝されます。目の不自由な盲人に書物を読んであげたり,集会に出席できない人のために話や集会のある部分をテープに録音することも親切な行ないです。―「ものみの塔」1962年12月1日号726-730ページと1966年5月1日号284-286ページを見なさい。
霊的に円熟した人は,他の人々の世話になることや,他の人から金銭的な援助を受けることを要求しようとはしません。会衆内の老人や病気の人の物質的な必要は,たいてい,その人自身の資産や親族の資金,もしくは国家によってまかなわれています。(1966年5月1日号「ものみの塔」287ページを見なさい)これらの援助が何もない人に対しては,会衆は必要に応じてできる範囲内で,それらの人々に金銭的援助を与える必要を感じるかもしれません。―テモテ前 5:9,10。ガラテヤ 6:10。また「ともしび」の134ページをも見なさい。
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