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支部の手紙王国宣教 1973 | 1月
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表を発表いたします。ハワイ大会の取り決めについては,追って発表がなされるまで協会に問い合わせないでいただきたいと思います。
ノア兄弟はグアテマラおよびメキシコを旅行し,それらの地方で今年開催される国際大会の取り決めを援助して,最近,帰りました。メキシコでまもなく新しい支部事務所の建築工事が始まるのを知るのは,みなさんにとっても喜びでしょう。
わたしたちは,みなさんがマラウィの兄弟たちに非常に深い関心をいだいておられることを知っています。ご存じのように,協会は兄弟たちを援助するため資金を送りました。ニューヨークのブルックリンから世界のその地域に衣類その他の物資を船で送るには長い時間がかかりますから,現地アフリカで救援のわざを行なうのはたいへん実際的なことです。ザンビアの兄弟から11月初めに寄せられた報告によると,現在シンダ・ミサールの収容所にいるマラウィの兄弟たちのもとに,ザンビアや南アフリカ共和国の兄弟たちが提供した防水テント,毛布,衣類,食糧品を含む40㌧余の物資が届けられたとのことです。
ブルックリンでは再び王国宣教学校が開かれており,11月5日は50人の生徒が入学しました。さらに,アメリカ国内の他の3か所の王国宣教学校で合計75人ほどの兄弟たちが授業を受けることになりました。学校の課程は新たにされ,これまでに生じた組織の面での変化や,会衆や野外での必要にかなうよう,全面的に改訂されました。新しい「王国宣教学校の課程」は,大きな活字で筋書形式に印刷されています。生徒たちはこの新課程に対して熱意をいだいており,その課程がほど良い速さで進められているのを知って感謝しています。
神権組織のもとにあって,わたしたちが一致してこれからも前進するとき,エホバがみなさんすべてを祝福されますように。
みなさんの兄弟
東京支部事務所
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神の羊の群れを牧する王国宣教 1973 | 1月
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神の羊の群れを牧する
1 「聖書は人の胸に暖かく訴える次のようなことばをもって,エホバがその民を扱う方法を描写しています。『みよ〔主権者なる主〕エホバ能力をもちて来たりたまわん…主は牧者のごとくその群れをやしない その臂にて小羊をいだきこれをその懐中にいれてたずさえ 乳をふくまする者をやはらかに導きたまわん』。(イザヤ 40:10,11〔新〕)エホバはわたしたちの魂の『牧者また監督』であり,そのみ子をご自分の羊の群れの『主要な牧者』にしました。(ペテロ前 2:25; 5:4)そして,その羊の群れを世話するために,愛ある備えが設けられています。
2 「イエスは地を去って,天の父のみ前に戻ったのちに,クリスチャン会衆に『人々の賜物』を与えました。『彼は,ある者たちを使徒,ある者たちを預言者,ある者たちを福音宣明者,ある者たちを牧者また教師として与えました。それは,奉仕のわざのため,キリストのからだを築き上げるために,聖なる者たちの再調整を目的とするもので』した。(エペソ 4:8,11,12)最初は明らかに使徒たちがそうしたわざに率先し,良いたよりを公に宣明し,信者となった人たちを牧し,教えました。―使行 2:42; 5:40-42」。
3 「組織」の本の「神の羊の群れの牧者たち」と題する第4章は,前述の2つの節をもって始まります。今日においても同様に,エホバ神がご自分の神権組織をとおして,王国の宣明と弟子を作るわざに率先する牧者を親切にも任命しておられることは,なんと喜ばしいことでしょう。この神権的な取り決めを忠節に支持することにより,また王国の宣明と教えることとにみずからを費やすことによって,引き続きわたしたちは,わたしたちの神エホバからのあふれるばかりの祝福を楽しむことでしょう。
第35回「ものみの塔運動」
4 1月は4か月にわたる「ものみの塔」運動の始まる月です。この運動を始めるにあたって,わたしたちはなんとすばらしい号の雑誌を持っているのでしょう。12月号の「王国奉仕」の2ページに提案されている話やあなたの好きな他の筋書を十分に活用してください。1月1日号の「ものみの塔」を紹介するさいには,まず4,5ページに載せられているような絵に,それから9ページの地域大会における公開講演の印象的な主題に注意を引くのがよいかもしれません。また,雑誌の後半にある大会の写真も,今日世界の大勢の人びとが,神の支配権に実際に関心をいだいていることを認識さす助けとなります。家の人がわずか600円の寄付で,1年間の「ものみの塔」の予約をすることによって,同様の関心を示すように励ましてください。この寄付のほぼ半分は郵送料になるので,この予約を熱心に提供するのは,確かに,人びとの福祉に対するわたしたちの関心の表われです。1年の新予約に対しては,3冊の小冊子を進呈します。
5 多くの開拓者や会衆の伝道者たちは,1,200円の寄付で「ものみの塔」と「目ざめよ!」の両方の予約をすすめたいと思われるでしょう。家の人が特別の関心を示すなら,ぜひそうしてください。「ものみの塔」運動の期間中,「真理」,「ことば」,「進化」,「偉大な教え手」などのポケット版の書籍を数冊携帯するのは良いことです。家の人がすでに予約者であったり,その時予約することができなかったりしたなら,わたしたちはいつでもこれらの書籍のどれかをすすめることができますし,おそらく,家庭聖書研究を始めることもできるでしょう。予約がことわられた場合には,ポケット版の書籍1冊と見本の雑誌をそれぞれ1冊ずつすすめるとか,あるいは2冊の雑誌を50円の寄付ですすめるのがよいでしょう。10月に2万6,680の新予約を得るというすばらしい働きをみなさんは,しました。正月および1月にはいって特別の努力を傾けるなら,このすぐれた記録をしのぐことにさえなるでしょう。
6 過去に予約を得るのがむずかしかった人は,群れの牧者たちに相談してみてください。会衆,地域,そして巡回の監督たちはたいてい,雑誌を用いて王国を宣べ伝えるわざにすぐれた模範を示しています。それらの人びとはあなたに助けとなる何かの提案をしてくれるかもしれません。
大胆に語り続けなさい
7 これらの事柄について他の人びとに話すべき時はいつですか。いつでも良いでしょう。群れで行う野外奉仕の場合なら,週中世俗の仕事をする人たちにとって,週末が最善の時のようです。土曜日と日曜日に,もっと多くの時間を野外奉仕に費やすことができるでしょうか。戸別伝道のわざ,あるいは宣べ伝えるわざの他の面でさらに費やせるかどうか,自分の計画を調べてみてはいかがですか。
8 家庭の主婦の方は,子どものために,または責任のために,多くの時間家にいることが必要ですか。それでも,週中のある時に野外奉仕に出る機会を見いだせるかもしれません。家にいてさえ,良いたよりを宣べ伝え,本や雑誌を配布することができるかもしれません。商用で人が尋ねて来たとき,玄関先で証言をするのには勇気がいります。しかし,会話が世界の状態に向けられる場合は,その月に配布している文書を提供するよい機会と言えるでしょう。また,ある伝道者がしているように,伝道のさい,るすだった家に電話をかけることができるかもしれません。話す決意をしてください。他の人に神の真理を知らせてください。
9 あなたは最近,店から店の伝道または街頭伝道をしてみましたか。このわざには大胆さが必要です。道を歩いている人やバスを待っている人に簡単な会話を始めて,雑誌を提供することができます。いくつかの都市で見られることですが,伝道者がいっしょに働く場合,互いに雑談をしたり,雑誌を手にして何も言わずに立っていたりするため,雑誌を提供する多くの機会が失われています。それに反し,街頭伝道で多くの雑誌を配布し,多くの予約を得る年配の姉妹がいます。どのようにしていますかとの質問の対し,彼女は,値段を聞かれると,「1年わずか600円です,と答えます」と言いました。そして相手が予約しないなら,個々の雑誌を提供します。ご自分でやってみてはいかがですか。
10 会衆内の『職に任命された年長者たち』は,これらの貴重な雑誌 ―「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を人びとにすすめるわざを推進するにさいし,引き続き模範と親切な励ましをすべての人に示してください。
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任命された長老たちを神の羊の群れの牧者として受け入れる
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それはどのように取り扱われますか王国宣教 1973 | 1月
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それはどのように取り扱われますか
1 協会は,長老もしくは奉仕のしもべが移転したり,何らかの理由で任命された立場で奉仕できない場合にその問題をどう扱うか,また会衆内の5つの主要な奉仕の立場にどのような調整を加えるべきかに関する多くの手紙を受け取っています。
2 最初の点に対する答えは次のとおりです。長老もしくは奉仕のしもべが会衆から移転したり,悪行のゆえに,奉仕する資格がもはやないなら,どんな場合でもそのことを統治体に知らせなければなりません。監督の5つの主要な立場については,統治体は8月と9月に,今奉仕年度中これらの立場で奉仕するよう割り当てられた人びとを任命しました。これらの兄弟のうちだれかが移転したり,割り当てられた地位で奉仕を続けることができない場合,代わりにだれが奉仕すべきかを決めるのは土地の長老たちの一団です。統治体はこれらの立場にだれかを新しく任命するということはいたしません。それは年長者たちの一団によって,その土地で取り扱われます。(「組織」[英文]69ページ)
3 空席の監督の立場を埋めるために,現在奉仕している人たちがすべて交替して新しい立場につく必要はありません。長老たちの一団は,長老のひとりをその監督の残りの任期を勤めるべく選任することができます。もし十分の数の長老がいないなら,代理として奉仕のしもべを用いることもあります。どのように空席を満たすかは,やはり土地の年長者たちの一団の責任です。
4 主宰監督,野外の監督,聖書研究の監督として奉仕している人びとになんらかの変更があった場合には,どうぞこれらの兄弟たちの,郵便物の届く完全な住所と,もしあれば電話番号を必ず協会に知らせてください。
5 統治体は,普通1年に1回長老たちの一団が推薦状を提出する9月初旬に,新しい人びとを任命して長老や奉仕のしもべに加えます。もし,会衆内の兄弟たちがその年の間に資格にかなうようになってきたなら,土地の長老たちの一団は,会衆の事柄を助けるためにこれらの兄弟たちをどのように用いるかを決めることができます。しかし,長老たちの一団が統治体にこの種の新しい推薦を送るのは,9月まで待たねばなりません。(「組織」[英文]61,67-69ページ)
6 しかしながら,その年の間にすでに任命されている長老もしくは奉仕のしもべが会衆に移って来て,しかも会衆で必要があり,年長者たちの一団がその人の奉仕を望んでいれば,以前奉仕していた会衆の長老たちの一団に問い合わせることができます。その人がすべての聖書的な資格にかなっていることがわかれば,「組織」の本の66ページに述べられているように,長老たちの一団はその人を推薦することができます。(どうぞ,その人が以前奉仕していた会衆を知らせてください。)統治体はこの種の推薦を1年のどんな時期にでも考慮いたします。
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