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野外奉仕のための集会王国宣教 1985 | 2月
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野外奉仕のための集会
2月4日-10日
ドアを開けない人
1. ある人々はなぜドアを開けようとしないのか。
2. ドアを開けて話を聞くよう勧めるのは効果的か。
3. どうすれば首尾よく証言できるか。
2月11日-17日
子供たちを見守る
1. 野外奉仕の間,子供がいつも自分のそばにいるように見守るのはなぜ重要なことか。
2. 家の人に対する礼儀として子供にどんなことを教えることができるか。
3. 子供はどのように証言の一部に参加できるか。
2月18日-24日
次のことはなぜ大切か
1. ふさわしい声量で話すこと。
2. 家の人を見ること。
3. 聖書や文書をきちんとした状態にしておくこと。
2月25日-3月3日
次のように言われたら何と言うか
1. 「関心がありません」。
2. 「忙しいです」。
3. 「前に求めたので文書はいりません」。
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そのことをなおいっそう行なってゆきなさい王国宣教 1985 | 2月
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そのことをなおいっそう行なってゆきなさい
1 西暦50年ごろ,使徒パウロとその仲間がテサロニケ人の間で「神の良いたより」を宣べ伝えた時,多くの人々がそれを「神の言葉」として受け入れ,学んだ事柄に基づいて行動しました。―テサロニケ第一 2:8,13。使徒 17:1-4。
2 パウロは,「どのように歩んで神を喜ばせるべきか」についてこれら信者たちを教え諭しました。彼らが堅く立ち続けているとの知らせを受けたパウロは,揺らん期にあったこの会衆の成員に,なおいっそうの熱心さと決意をもって真理に従い続けるようにと勧めました。そうです,パウロは彼らが『そのことをなおいっそう行なってゆく』ことを願ったのです。―テサロニケ第一 4:1。
3 テサロニケ人に与えられたこの諭しを自分に当てはめる時,わたしたちも,熱心な王国の活動により自分の信仰を一層十分に表明すべく努力したいと思います。わたしたちは,命を意味する音信を他の人々に宣べ伝える一方,自分自身真理のうちを歩み続けなければなりません。(ヨハネ 17:3。テモテ第一 4:16)2月中再びわたしたちは,「ものみの塔」と「目ざめよ!」を予約して,それらの雑誌の中の優れた情報で定期的に養われるよう隣人に勧めます。
努力を増し加えれば,祝福された結果がある
4 より効果的に予約を得る方法に関する優れた提案が1983年4月号「わたしたちの王国宣教」の折り込みで与えられました。その折り込みを復習することは今でもきっと役立つことでしょう。1983年5月にわたしたちは,1982年4月と5月を合わせたよりも多くの予約を得たのです! 1984年10月にも,前年同月の合計を4,000件上回る3万498件の新予約が得られました。真の希望を与える唯一の音信をより多くの人々の家に届けるために払われた余分の努力によって何と祝福された結果が得られたのでしょう!
優れた躍進を続ける
5 予約を得ることに関してわたしたちが受けた優れた提案を引き続き当てはめることは賢明ではないでしょうか。次のように自問してください。『あらゆるふさわしい機会に予約を提供することに関して,わたしは消極的な態度を取っているだろうか。それとも,積極的な態度を取っているだろうか。わたしは,その人が予約をしたいか,あるいは予約をする余裕があるかを予断しているだろうか。それとも,その人に決めさせているだろうか。わたしは,まず2冊の雑誌だけを提供し,それから,特別な関心が示されたら予約を提供するだろうか。それとも,最初に予約を提供するほうが良いことに気づいているだろうか。わたしは,戸口から戸口に積極的な提供をすることに加えて,仕事仲間に,街路の証言で,雑誌経路で,隣人や親族に,予約を提供しているだろうか』。
6 熱意のこもった予約の提供は,雑誌の中の優れた情報に感動した心から生じるものです。わたしたちの「学校案内書」は,熱意は『自分の話そうとしている事がらが聴衆にとって必要であることを確信している』ことから生じると的確に述べています。(「案内書」163ページ1節)そのことは,わたしたちが人々に読んでもらいたいと思う情報に関しても真実です。それで,区域で会いそうなさまざまな種類の人々を考慮に入れ,その人たちが雑誌を定期的に受け取る必要性を悟るよう助けることのできる幾つかの点を選んでください。
7 後で予約することを約束する人々の予約用紙を最初の訪問の時に記入すると助けになることに気づいた伝道者たちがいます。それに続いて,約束した時に再び訪問することを確実に行なわなければなりません。それで,家から家の正確な記録を保ってください。
8 ただ一つの記事によって命の道を歩み始めるよう助けられた人たちが時々いることを認めるなら,確かにわたしたちは,予約するよう他の人々に積極的に勧めて,良いたよりを分かつ肝要な業を『なおいっそう行なってゆき』たいと思います。あなたは,今月の個人的な予約の目標を定めましたか。わたしたちは,ふさわしい時に『永遠に生きる』や「崇拝において結ばれる」の本を紹介し,家庭聖書研究の取り決めについて説明したいと思います。箴言 3章27節が述べる通り,『善を受けるべき人から控えてはなりません』。
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神権的な種々の目標に向かって働く王国宣教 1985 | 2月
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神権的な種々の目標に向かって働く
1 わたしたちすべては,なぜ自分自身のために神権的な目標を定めるべきですか。一つの理由は,目標はエホバの奉仕において骨折って働くようわたしたちを鼓舞するということです。「わたしたちはそのために骨折って働き,また努力しているのです。わたしたちは生ける神に希望を託しているからです。神はあらゆる人,特に,忠実な者の救い主です」。(テモテ第一 4:10)そうです,わたしたちは,自分自身の救いを得,また忠実であるよう他の人々を助けるという目的に向かって骨折って働くのです。あなたは今,どのような神権的な目標に向かって働いていますか。
神からの教育を追い求める
2 自分のために定める神権的な優れた目標として,全時間奉仕のさまざまな分野があります。しかし,何がそのような神権的な目標からある兄弟をそらせてしまうのでしょうか。その一つは世俗の教育,特に高等学校終了後の教育かもしれません。「王国の増加」地域大会においてわたしたちは,「神からの教育は王国の実を増し加える」と題する,第二日目の劇に感動しました。あなたは次の要点をまだ覚えておられるに違いありません。霊的な目標を持ち続け,神からの教育を拡大し続けていないなら,この世にある最も良い世俗の教育でも何の意味もないのです! これがあなたの見方になっていますか。
3 イエスは,「全世界をかち得ても,それによって自分の魂を失うなら,その人にとって何の益になるでしょうか」と尋ねられました。(マタイ 16:26)わたしたちの若者の多くは,世俗のより進んだ教育を含む,この世の物質的な目標を追い求めることの無益さについて気づいています。親と共に彼らは,危険に遭遇してまでそのような目標を追い求める価値はないと結論しました。そのような目標を達成することから得られる益は,せいぜい,全き終わりに向かって今急いでいるこの体制の間だけ存続し得るに過ぎません。神からの徹底的な教育は,全時間奉仕のさまざまな分野など,やりがいのある神権的な種々の目標を追い求めるようにわたしたちを備えさせ,最終的にはとこしえの救いに導くのです。―テモテ第二 3:1-5,14-17。
全時間奉仕の種々の目標
4 多くの親たち,また若者たちは,最近幾年かの間に示した霊的な進歩ゆえにほめられるべきです。ますます大勢の若者たちが王国の関心事を第一にしていることは注目されています。1983年10月に,日本で正規開拓奉仕をしている十代の人々は324人でした。1984年12月現在,554人の十代の正規開拓者がいます。このことは,高等学校卒業後ほどなくして正規開拓奉仕に入った人たちの数がこの期間に71%も増加したことを意味しています。そのような神権的な目標に向かって働いてきた親や子供たちが気づいている益には多くのものがあります。
5 わたしたちすべては,エホバが増加をもたらしておられることを歓んでいます。この増加により,さらに多くの文書が必要となります。それゆえ,ベテルで奉仕するより多くの兄弟たちが必要とされています。1979年9月から1984年12月までに,150人以上の兄弟たちを海老名ベテルでの奉仕に招く必要がありました。それらの兄弟たちは,神権的な目標にはっきりと焦点を合わせ続けただけでなく,この顕著な奉仕の特権に求められている神権的な高い規準に達しなければなりませんでした。目標としてギレアデでの訓練と宣教者奉仕を追い求めた人々についても同じことが言えました。
目標を定めるよう若者たちを助けなさい
6 賢明な親は,自分の子供が幼い時から神権的な目標を持つよう助けてきました。旅行する監督たちやその妻たち,宣教者たち,ベテル奉仕者たち,正規開拓者たちを客としてもてなす機会を活用して,全時間奉仕をしている人たちとの交わりに子供を伴うことにより,そのことを成し遂げた親たちがいます。そのようにして子供たちは,それら全時間奉仕者の喜びを直接観察しました。正規開拓奉仕,ベテル奉仕,宣教者奉仕において,成功した生き方を今楽しんでいる大勢の人々は,若い時のそのような健全な交わりをなつかしく思い出します。あなたの家族の定期的な日ごとの話し合いの一部に,そのような神権的な種々の目標を含めてください。
7 わたしたちの若者たちは,霊的な目標に関する現実的な見方をする必要があります。特に,全時間奉仕という生き方の益を悟るよう彼らを助けてください。この夏の地域大会における,「神からの教育」の劇の結びで次のように述べられました。「もしあなたに,世俗の高等教育を重んじる傾向があるようでしたら,王国の実を増し加えるためには,神からの教育に普通以上の注意を払う必要がある,ということを忘れないでください」。パウロのように,クリスチャン会衆の親や子供たちは,「キリスト・イエスに関する知識の優れた価値」を認識したいと思います。(フィリピ 3:7,8)神からの教育により,わたしたちは神権的な種々の目標をはっきりと見つめ続けることができるに違いありません。
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弟子を作るのに助けとなる集会王国宣教 1985 | 2月
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弟子を作るのに助けとなる集会
2月10日に始まる週
12分: 会衆の発表および「発表」。「日本の野外奉仕報告」とそれに関する注解,「神権的ニュース」の際立った点を励みとなる仕方で取り上げる。会計報告。
18分: 「そのことをなおいっそう行なってゆきなさい」。質問と答え。5節を扱う時,1983年4月号「わたしたちの王国宣教」の折り込みにあったどの提案が,予約の提供を改善する上で役立ったと思うか,前もって選んだ二,三人の伝道者または開拓者に述べてもらう。
15分: 「教えるときには心を動かしなさい」。1984年8月1日号「ものみの塔」,13-17ページの記事に基づく話。子供との研究や家庭聖書研究に適用するように励ます。
126番の歌と結びの祈り。
2月17日に始まる週
15分: 会衆の発表。第4土曜日の雑誌活動を支持するよう励ます。一,二の提案をよく準備された実演で示す。予約を得た経験や関心を示した人を再訪問した経験を前もって尋ねておき,幾つか述べてもらう。
18分: 「神権的な種々の目標に向かって働く」。全時間奉仕の何らかの背景を持つ長老による討議。そのような長老がいなければ,奉仕監督が扱う。一人か二人の正規開拓者または全時間奉仕の業を捕らえようと努めている若者たちをインタビューする。この体制の中で生涯の仕事を持つよりも,そのような目標を追い求めているのはなぜか,話してもらう。また,「王国の増加」地域大会における「神からの教育」の劇を見て覚えている幾つかの教訓を振り返る。
12分: 春の月々に奉仕を拡大する。3月以降,補助開拓者として奉仕を拡大するのがふさわしいどんな理由があるか聴衆に尋ねる。3月は五つの週末が含まれる。4月の記念式や特別講演に備えて,関心を持つ人々がエホバの組織と交わるように励ます良い機会。3月に補助開拓奉仕を計画している幾人かの伝道者をインタビューする。春休みを考慮に入れて補助開拓奉仕を考えている若者がいれば含める。どんな理由や目標をもって行なうのか述べてもらう。計画している人たちが申込書を早めに提出するように勧める。
183番の歌と結びの祈り。
2月24日に始まる週
5分: 会衆の発表。
10分: 「あなたはお子さんが何を読んでいるか知っていますか」。1985年1月22日号「目ざめよ!」,12-14ページの記事に基づく話。
15分: 「良いたよりを伝える ― 個人的な喜びを見いだすような仕方で」。奉仕監督による熱意を込めた討議。時間が許せば,自分に喜びをもたらした経験を述べるよう聴衆を招く。
15分: 3月の会話するための話題。「発表」に注目し,3月と4月の野外での提供を復習する。会衆として,主に使うよう励ましたい幾つかの文書があれば,それらの本の名前を明確に告げる。3月号「王国宣教」の「会話するための話題」を聴衆とともに分析する。次いで,会衆で用いられる本に合わせて,よく練習された実演を示す。
次のように言ってもよい。「わたしは__という者です。短い時間お会いして,不安のない世の中に住める見込みについてお話し合いしています。物価の値上がりや汚染,犯罪の増加などわたしたちの生活を脅かすものが多い世の中ですが,そのほとんどは利己的で貪欲な精神から引き起こされていますね。悪い人々のために誠実な人々が不安や危険に遭わされるような事態は,やがてはなくなると思われますか。(相手の意見を聴く。)人間をあてにした場合,確かに見込みはおぼつかないものかもしれません。でも,幸いなことにもっと高い権威を持たれる方がこのように約束しておられます。(詩編 37:10を読む。)このように悪が根絶やしにされたらどんなに良いと思われませんか。一方,ご主人やご家族のような誠実な方々にはどんな希望があるでしょうか。(詩編 37:29を読む。)このように,不安のない世の中に永遠にわたって住めるという希望があります。この希望がどれほど確かなものか,またその新しい時代にご家族と共に住むために何が求められているかを調べていただくために,このような優れた聖書の手引きをご紹介しています」。次いで,提供する本の中から関連する事柄を簡潔に説明し,提供できる。
既に同じ本を持っている家の人に会った場合,何を行なえるか,聴衆に提案を求める。その本の中の興味深い点を説明するために再訪問の取り決めを設ける良い機会ともなることを思い起こさせる。用いる本の内容に目を通し,証言をよく練習して,確信を持って積極的に提供するように皆を励ます。
190番の歌と結びの祈り。
3月3日に始まる週
10分: 会衆の発表。第2土曜日の雑誌活動に備えて,その週に用いる雑誌を提供するところを実演で示す。
20分: 「あなたは,必要とされる助けを与える立場におられますか」。話。4-8節は聴衆の参加で扱う。5,6節で言われていることと調和して,一人の長老がふさわしい提案を述べることができる。7節で,必要の大きなところで奉仕することについて協会に手紙を書く前に,計画を長老たちと話し合う必要を強調する。
15分: 『互いへの愛に満ちあふれる』。組織の急速な成長に伴い,互いを気遣う必要が大きいことを強調した,テサロニケ第一 3章12節に基づく話。互いにもっと知り合うためにもてなしの精神を示しなさい。(ローマ 12:13)野外奉仕の面で援助の必要な人がいるだろうか。あなたは援助を差し伸べることができるか。援助する機会を探し求めなさい: 年配の人たちを愛をもって; 野外奉仕に参加できるように,子供の世話で助けを必要としているかもしれない,子供を持つ母親たちを; 霊的に元気がなく,強められる必要のある人たちを; その他。兄弟たちの行なっていることをほめ,互いへの愛に引き続き満ちあふれてゆくように勧める。(「崇拝において結ばれる」の本の17章にある資料が,話を準備するのに役立つかもしれない。)
221番の歌と結びの祈り。
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