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英国の諸教会は一致するだろうか目ざめよ! 1985 | 6月22日
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急激に落ち込むようになったのと時を同じくして,一致を促す大きな力が働くようになったのは印象的である」。
一致を追い求める動機が何であれ,これまで幾世紀にもわたって英国に見られた宗教上の不一致は,クリスチャンに対する使徒パウロの明確な次の勧めに反するものです。「互いに意見を一致させてあなた方の間に分裂がないようにし,思いと考えにおいて完全に結ばれているようにしなさい」― コリント第一 1:10,新国際訳。
次に,どんなことが起きるか
世界教会運動家<エキュメニスト>たちは,自分たちをめぐる宗教上の不一致や自分たちが幾度も遭遇してきた挫折を十分に認めながらも,調停をはかるその努力を続けています。彼らにとって一致は遠い将来に向けての敬虔な希望なのです。さしあたって,協力と相互理解の段階にこぎつけることができて喜んでいるようです。英国国教会・カトリック教会国際委員会の共同議長が述べたような,「併合なき連合」のことが話し合われています。
カンタベリー大主教はそれと同じ見解を示し,諸教派の代表者たちにこう語りました。「私は私たちのそれぞれの特異性を喜びとするものです。仮に私たちが融合し,持ち味を失って画一化されるとすれば,それは悲しむべき日と言えましょう」。ですから,予見し得る将来に向けて考えられている一致は,決して真の一致ではありません。1世紀の真のキリスト教へ戻ることでもなければ,聖書に帰ることでもないのです。
英国に住む幾万ものエホバの証人は,一致に関するこの論争においてどんな立場を取っているでしょうか。彼らは英国だけでなく全地のあらゆる人種や国籍の人々の間で,見事な調和と一致を実現しています。この一致が教理や活動,あるいは運営方法に関する論争で損なわれることはありません。諸国民が戦争に突入しても損なわれることはありません。エホバの証人は常に厳正中立の立場を守り,クリスチャンの兄弟関係を固く保つからです。
証人たちについてミルウォーキー・センチネル紙はこう書いています。「彼らの一致は,単に生活上のささいな事柄に関するものではなく,行動の規範,原則の固守,神への崇拝といった重要な事柄にかかわるものなのである」。
そのような一致がどのようにして実現されたかについて,英国の一新聞は次のように述べています。「証人が行なうどんな事にも,背後に聖書的な理由がある。それもそのはずで,聖書を……真理として受け入れることがその基本的な信条の一つになっているのである」。
証人たちは,本当にそのとおりかどうか調べてみるようお勧めしています。この次に証人たちが訪問したときには,そのことについて尋ねてみてはいかがですか。
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『毎日274人が早死にする』目ざめよ! 1985 | 6月22日
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『毎日274人が早死にする』
カナダのトロントで発行されている「ジャーナル」誌は,最近,上記の見出しで記事を掲載し,英国医師会がたばこ業界の行なう様々な宣伝方法に反対する運動に乗り出した,と伝えています。その記事には,同医師会の幹事であるジョン・ハーバード博士の次のような言葉が引用されていました。「たばこ業界は,宣伝や広報活動,および販売促進の専門家を雇うために幾百万[英]ポンドも費やし,病気や疾患や死の直接原因となることが知られており,業者も十分それを承知しているはずの製品の販売促進の手助けをさせている。
「宣伝,スポーツや芸術活動の後援,賞品つきのゲーム,商標<ブランド>名を入れた衣類,休暇の旅行,これらはみな消費者に喫煙は魅力的で健康的で望ましいものと思い込ませる企業の試みに含まれている。
「ほかならぬこの消費者たちが我々の患者なのであり,我々は真相を知っている。すなわち,喫煙によって恐ろしい病気が引き起こされ,非常に多くの人が死ななくてもよいのに死んでいるのである。年間10万人が早死にするというこの数字は,とても理解できるものではない。
「無神経にも医学上の事実を無視する一産業によって全世界的に行なわれている大隠ぺい工作は,たばこ会社の責任である」。
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