エホバはわたしたちの牧者
1 わたしたちはなんとすばらしい時代に住んでいるのでしょう。エホバを自分たちの牧者として認め,その目的を理解し,かつその御心の遂行にあずかれるわたしたちは,他の人々よりもはるかに恵まれているではありませんか。わたしたちが楽しんでいる,天の父との親密な暖かい関係に動かされて,わたしたちは『わたしたちの魂の監督』である神に心からの熱意をもって仕えるのです。―ペテロ前 2:25。
2 過去1年間,エホバへの奉仕に携わる際,わたしたちは「真理」の本を用いてきました。みなさんがご承知のとおり,この本を用いることによって驚異的な成功が引き続き収められています。本の題を単に示すだけでなく,家の人に最も関心ありそうな章を示すことにより,多くの伝道者はきわだった成果を収めています。それで,7月中もそうなさることをお勧めします。目次に目を通し,区域のいろいろな型の人にどの題が訴えるかを考慮して,その選んだ題に基づいて人々に「真理」の本を提供してはいかがですか。
3 たとえば,年配の人を訪問するときには,第4章の「わたしたちが年老いて死ぬ理由」という個所を示すのはどうですか。地上の楽園では,死亡告知欄の代わりに復活者の名を発表することがあるかもしれないとしるしてある109ページの記事と4章の題とを結びつけるなら,かなりの関心を起こさせることができるでしょう。
4 区域内の多くの家族の場合はどうですか。家族の中の全員が「真理」の本を持っているわけではありません。あなたが話しかけている人が一家の頭あるいは母親であるとわかったなら,「幸福な家庭生活を築く」と題する20章をその人に示してはいかがですか。
5 区域内の警察官・教育者・公務員のことも考えてください。第18章の「法に対するクリスチャンの服従」という箇所はその人たちの関心を引き起こすのではないでしょうか。では,7月中,それらの人々のところに「真理」の本を携えて行きましょう。法と秩序に関するこの6ページの短い章は,力強く人の心を動かします。その結果,もっと親しい話し合いの糸口が開かれ,聖書研究を始めることができるかもしれません。他の人と同じく,その人たちも良いたよりを必要としているのです。
6 また,あなたの親族はいかがですか。ご家族の人たちはめいめい「真理」の本を持っていますか。まだこの本を提供していないのでしたら,その人の最も興味を引くと思われる章を選んで,何か適当な説明を加えて提供してください。もしほしくないなら,親族の人はその旨を知らせるでしょう。しかし「真理」の本には驚くほど訴える力がありますので,それが成し得る事柄を過小評価しないほうが賢明です。
7 わたしたちが偉大な牧者に従順に奉仕をささげるにあたり,「人々を弟子とする」わたしたちの目的を心に留め続けたいと思います。他の人々が偉大な牧者の「めぐみとあわれみ」を認識して,わたしたちとともに『とこしえにエホバの宮に住める』よう導くわざにまさる特権はどこにもありません。―マタイ 28:19,20。詩篇 23篇。
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牧者であられるエホバの監督を求めなさい