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コリント第二の概略

    • D. 偽使徒の影響を打ち消す論議(10:1–12:21)

      • 1. パウロは自分の奉仕の正当性を論じる(10:1-18)

        • 使う武器は人間的なものではなく神によって強力にされたもの(10:1-6)

        • パウロは,弱々しいという非難に応える(10:7-12)

        • パウロは任務の範囲を超えて誇ったりしない(10:13-18)

      • 2. パウロと優秀な使徒たち(11:1-15)

        • パウロは,神と同じ思いで深く気に掛ける。コリントのクリスチャンを「貞潔な処女」として「キリスト」に差し出したいと思う(11:1-5)

        • 誰にも負担を掛けないというパウロの決意(11:6-15)

      • 3. パウロが使徒として経験した苦難(11:16-33)

      • 4. パウロの見た幻と,「体に」ある「1つのとげ」(12:1-21)

        • 第三の天とパラダイスの幻(12:1-7前半)

        • パウロは「体に1つのとげ」があることと神の惜しみない親切について語る(12:7後半-10)

        • パウロは優秀な使徒たちに劣っていない(12:11-13)

        • パウロはコリントのクリスチャンのことを心配する(12:14-21)

コリント第二 11:1

  • 少し無分別に思えても: パウロは,誇ることで無分別に思われるかもしれないと分かっていた。(コ二 11:16)しかし,コリント第二の手紙の後半で自分の使徒職を擁護しなければならないと感じた。(実際,パウロはコ二 11章と12章で,「無分別」と訳されるギリシャ語アフローンとアフロシュネーを8回使った。コ二 11:1,16,17,19,21; 12:6,11)「優秀な使徒たち」は,パウロやその教えに対する敬意を失わせることによって会衆に大きな害を与えていた。偽りを教えるそのような人たちがいたので,パウロは自分が神から権威を与えられていることをはっきり示すために誇らなければならなかった。(コ二 10:10; 11:5,16。コ二 11:5の注釈を参照。)こうした状況でパウロが誇ったのは,決して無分別なことではなかった。

索引

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    目64 2/22 28

コリント第二 11:2

  • 私は神と同じ思いで,皆さんのことを深く気に掛けています: 「思い」(直訳,「熱意」)と「深く気に掛けて」と訳されているギリシャ語は,どちらも強い感情を表し,その感情が良い場合も良くない場合もある。この節では良い意味合いで使われている。どちらの語も,強い関心を示し深く気に掛けていること,誠実な愛情の表れを意味している。パウロは,聖なる力によって選ばれた仲間の信者のことをそのように気に掛けていることを表現していた。その人たちを1人の夫イエス・キリストと婚約した貞潔な処女に例えた。パウロは,会衆の皆がキリストのために傷のない状態でいられるよう,神との関係に悪影響を与えるものから守りたいと思い,深く気に掛けた。それで,「神と同じ思い[直訳,「神の熱意」]」という表現は,エホバの愛と愛情に,愛する人たちへの強い関心だけでなく悪影響から守りたいという強い気持ちも含まれることを示している。ここのギリシャ語動詞の良くない意味合いについては,コ一 13:4の注釈を参照。

    貞潔な: または,「清い」。キリストの花嫁は聖なる力によって選ばれた14万4000人から成っていて,一人一人,世から離れていて,道徳や教理に関して清い状態でいることにより,比喩的な意味で処女でいる。(啓 14:1,4。コ一 5:9-13; 6:15-20,ヤコ 4:4,ヨ二 8-11,啓 19:7,8と比較。)

欄外参照

  • +マル 2:19; エフ 5:23, 27; 啓 21:2, 9

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  • リサーチガイド

    「洞察」

    「洞察」

  • 出版物索引

    洞-1 1072,1188;

    塔77 392; 自 64,147; 塔66 381-382; 事 235; 塔65 111; 目65 11/22 3; 塔64 463; 塔63 217,310; 塔62 240; 目62 10/22 27; 塔61 143; 塔56 466; 塔53 267

コリント第二 11:3

脚注

  • *

    または,「清さ」。

欄外参照

  • +創 3:4, 5, 13; ヨハ 8:44; テモ一 2:14
  • +テモ一 6:3-5; ヘブ 13:9; ペ二 3:17

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  • リサーチガイド

    「神の愛」192ページ

    「ものみの塔」

    2002/10/15,8ページ

    1986/8/1,11-12ページ

  • 出版物索引

    愛 192; 塔02 10/15 8; 塔86 8/1 11-12;

    塔83 4/15 19; 塔79 9/1 25; 塔73 415; 塔72 383,398; 事 160; 塔65 111; 塔59 268; 見 17; 塔55 455; 塔52 6-7,84

コリント第二 11:4

欄外参照

  • +ガラ 1:7, 8; ヨ二 10

索引

  • 出版物索引

    塔72 383

コリント第二 11:5

  • 優秀な使徒たち: パウロはここで,「超使徒たち」,「大使徒たち」とも訳せる表現を使っている。イエス自身が任命した使徒よりも自分たちの方が上と考えていたと思われる高慢な人たちを指して,このいくらか皮肉めいた呼び名を使っている。パウロは,実際にはサタンの奉仕者だったその人たちを「偽使徒」と呼んでいる。(コ二 11:13-15)その人たちはキリストについての独自の良い知らせを教えた。(コ二 11:3,4)また,パウロをけなして中傷し,神から与えられた使徒としての権威に挑戦した。

欄外参照

  • +コ二 11:23; 12:11, 12

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  • リサーチガイド

    「聖書全体」216ページ

  • 出版物索引

    感 216;

    塔65 111; 目64 2/22 28; 目58 11/22 15

コリント第二 11:6

欄外参照

  • +コ二 10:10
  • +エフ 3:4

コリント第二 11:7

脚注

  • *

    直訳,「高く上げられる」。

欄外参照

  • +使徒 18:3; コ一 9:18

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  • リサーチガイド

    「徹底的に教える」148-150ページ

    「ものみの塔」(研究用)

    2019/4,4ページ

    「洞察」

  • 出版物索引

    洞-2 999-1000; 徹 148-149; 塔研19.04 4;

    目64 2/22 28; 塔57 155

コリント第二 11:8

  • 提供された物: または,「援助」。ギリシャ語オプソーニオンは字義的には,「賃金」,「報酬」という意味。ルカ 3:14(注釈を参照)では軍事用語として使われ,兵士の賃金,手当を指している。この語はこの文脈で,パウロがコリントにいた間に幾つかの会衆から受けた幾らかの生活上の援助を指して使われている。同じギリシャ語の他の出例については,ロマ 6:23,コ一 9:7の注釈を参照。

    いわば奪い取るかのようにです: 直訳,「奪い取ったのです」。ギリシャ語動詞シュラオーは,戦利品を得ることについてよく使われる。ここでパウロは,この強い表現を要点をはっきりさせる誇張表現として使っている。他の人から提供された物を受け入れたパウロは詐欺的なことをしていたわけではない。コリントの会衆を利用しているとパウロのことを非難していたコリントのいわゆる優秀な使徒たちの非難に応えている。(コ二 11:5)パウロがコリントで「困窮した」時,コリントのクリスチャンは裕福な人もいたと思われるが,パウロを援助しなかったようだ。マケドニアから来たもっと貧しい兄弟たちが必要なものを与えた。(コ二 11:9)パウロは,謙遜になることで「罪を犯し」たのではないと言っている。謙遜になるとは,自活しながら宣教を行うために天幕作りをしたことを指しているのかもしれない。(コ二 11:7)それでパウロが,コリントの人たちのために働きながらほかの会衆からの経済的援助を受け入れたことを「奪い取る」ようなものだと言ったことには,少しの皮肉が込められているのかもしれない。

欄外参照

  • +フィリ 4:10

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    「洞察」

    「ものみの塔」

    1989/12/1,25-26ページ

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    洞-2 411; 塔89 12/1 25-26;

    塔57 155

コリント第二 11:9

欄外参照

  • +フィリ 4:15, 16
  • +テサ一 2:9

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  • リサーチガイド

    「徹底的に教える」151ページ

    「洞察」

    「ものみの塔」

    1990/6/15,18-19ページ

    1989/12/1,25-26ページ

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    洞-2 999-1000; 徹 151; 塔90 6/15 18-19; 塔89 12/1 25-26;

    塔63 495; 塔57 155

コリント第二 11:10

欄外参照

  • +コ一 9:14, 15

コリント第二 11:11

欄外参照

  • +コ二 6:11; 7:3; 12:15

コリント第二 11:12

  • 口実を与えないためです: パウロはコリントの会衆から経済的な援助を受けようとはしなかった。(コ二 11:9)反対に,コリントの「優秀な使徒たち」はそのようなサポートを受けていたようだ。その「口実」つまり主張は,パウロは生活のための仕事をしているので自分たちと同じような使徒ではないことを示しているというものだった。(コ二 11:4,5,20)その人たちは,パウロと「同等に見られようとして根拠[または,「口実」]」を探していた。立場について誇るとは,使徒として奉仕する資格があると唱えていたことを言っているのかもしれない。(コ二 11:7)パウロはこの章の後半と12章で自分に資格があることを強調し,その人たちの主張にひどく根拠が欠けていることを示した。また,「優秀な使徒たち」が実際には「偽使徒であり,……キリストの使徒に成り済まして」いることを率直に述べている。(コ二 11:13)

欄外参照

  • +コ一 9:11, 12

コリント第二 11:13

欄外参照

  • +ロマ 16:17, 18; コ二 12:11; ペ二 2:1; 啓 2:2

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    目84 5/8 25; 塔79 11/15 4; 塔73 415; 塔72 383; 目64 2/22 28; 塔61 590

コリント第二 11:14

欄外参照

  • +ガラ 1:8; テサ二 2:9

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  • リサーチガイド

    「聖書 Q&A」記事171

    「ものみの塔」

    2004/2/15,4-5ページ

    2002/3/1,11ページ

    1986/8/1,11ページ

  • 出版物索引

    イ聖 記事171; 塔04 2/15 4-5; 塔02 3/1 11; 塔86 8/1 11;

    目85 1/8 8; 目83 1/22 23; 塔79 5/15 8; 塔79 9/1 25; 塔79 11/15 4; 塔76 657; 目75 2/22 8; 塔74 519; 塔73 415; 塔72 383; 事 160; 塔63 476; 目63 12/22 7; 失 31; 神 61; 天 258,287-288

コリント第二 11:15

欄外参照

  • +マタ 16:27; フィリ 3:18, 19; テモ二 4:14

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    「洞察」

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    洞-1 998;

    目83 1/22 23; 塔79 11/15 4; 霊 23; 塔74 519; 塔72 383; 目65 1/22 6; 目65 9/22 12; 塔61 590; 天 287-288; 宗 300

コリント第二 11:16

欄外参照

  • +コ二 10:8

索引

  • 出版物索引

    目64 2/22 28

コリント第二 11:18

  • 人間的な考えのままに: 人間的な根拠に基づいて自分のことを誇っているということ。

コリント第二 11:21

欄外参照

  • +コ二 12:11

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    「洞察」

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    洞-1 726

コリント第二 11:22

  • ヘブライ人……イスラエル人……アブラハムの子孫: パウロは自分の家族の背景を述べている。それは,コリントでパウロを批判する人たちの中に,ユダヤ人として代々受け継いできたものを誇る人がいたためかもしれない。まず,パウロが自分はヘブライ人だと述べたのは,アブラハムやモーセを含むユダヤ人の父祖たちとのつながりを強調するためだったのかもしれない。(創 14:13。出 2:11。フィリ 3:4,5)自分がヘブライ語を話せることを示すためでもあったのかもしれない。(使徒 21:40–22:2; 26:14,15)次に,パウロは自分がイスラエル人であると述べている。この語はユダヤ人を指して時々使われた。(使徒 13:16。ロマ 9:3,4)最後に,パウロは自分がアブラハムの子孫であることをはっきりと述べている。アブラハムに対する約束の継承者の1人であることを強調していた。(創 22:17,18)しかし,パウロはこうした要素を過度に重視してはいなかった。(フィリ 3:7,8)

    子孫: または,「子孫たち」。直訳,「種」。付録A2参照。

欄外参照

  • +使徒 22:3
  • +ロマ 11:1; フィリ 3:4, 5

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    「洞察」

  • 出版物索引

    洞-2 768

コリント第二 11:23

欄外参照

  • +ロマ 11:13; コ一 15:10
  • +使徒 16:23, 24
  • +使徒 9:15, 16; コ二 1:8; 6:4, 5; ペ一 2:20, 21

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    「ものみの塔」(研究用)

    2021/10,26ページ

    「洞察」

    「ものみの塔」

    2000/7/15,26-27ページ

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    洞-1 726; 塔研21.10 26; 塔00 7/15 26-27;

    塔83 3/1 12-14,18,21; 塔76 146; 塔72 116; 塔63 146

コリント第二 11:24

  • ユダヤ人たちからむちで39回打たれた: モーセの律法は,悪を行う人をむちで打って懲らしめることを求めていたが,打たれる人が「辱められる」ことがないように40回を超えてむち打ってはならないと規定していた。(申 25:1-3)ユダヤ人の伝承は,打ちたたく回数は39回までと定めていて,打ちたたく人が誤ってその限度を超えることがないようにしていた。パウロが限度いっぱいの刑を受けたのは,パウロの違反がユダヤ人の目から見て重いものであったことを示している。パウロはここで述べているむち打ちを会堂か会堂に隣接する地方法廷で受けたと思われる。(マタ 10:17の注釈を参照。)ユダヤ人以外の当局者がパウロを打った時は,モーセの律法が課す限度には拘束されていなかった。コ二 11:25の注釈を参照。

欄外参照

  • +申 25:3

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    「洞察」

    「ものみの塔」

    2000/7/15,26-27ページ

  • 出版物索引

    洞-1 282; 塔00 7/15 26-27;

    塔83 3/1 14; 目80 10/8 30-31; 目61 4/8 25

コリント第二 11:25

  • 棒で打ちたたかれたことが3度: これはローマ当局がしばしば与えた刑罰の1つ。「使徒の活動」は,パウロがこのように打たれた3度のうちの1度についてしか述べていない。それはコリント第二の手紙を書く前にフィリピで起きた。(使徒 16:22,23)パウロはエルサレムでユダヤ人にも打たれたが,棒が使われたことは述べられていない。(使徒 21:30-32)いずれにしても,コリントはローマの植民市で,パウロの手紙を読む人たちはそのような殴打が残忍なものであることを間違いなく知っていた。その屈辱的な刑罰は服を剝ぎ取ることから始まった。(テサ一 2:2と比較。)パウロのようなローマ市民は法律によって守られ,打たれずに済むはずだった。それでパウロは,フィリピの行政官たちが権利を侵害したことを指摘した。使徒 16:35,37の注釈を参照。

    石を投げ付けられた: パウロはここで,使徒 14:19,20に書かれているルステラでの出来事について述べていると考えられる。石打ちはモーセの律法に記されている処刑方法だった。(レビ 20:2)パウロに石を投げ付けたのは暴徒だったと思われ,狂信的なユダヤ人や,もしかすると異国の人が関わっていた。パウロを殺すつもりだったことは明らかで,実際その人たちは石を投げ付けた後,パウロは死んだと思った。これらの節に記されているような残忍な行為は,パウロの体に消えない傷を残したに違いない。

    難船したことが3度: 聖書には,ある時にパウロが経験した難船について詳しく書かれているが,それはこの手紙が書かれた後に起きた出来事だった。(使徒 27:27-44)パウロは何度も船で旅をした。(使徒 13:4,13; 14:25,26; 16:11; 17:14,15; 18:18-22)それで,そうしたひどい経験をしかねない状況はたくさんあった。パウロが一昼夜海上を[直訳,「深みで」]漂ったのは,難船した時のことだったと思われる。パウロは嵐の海にもまれる中,壊れた船の何かにつかまって一昼夜過ごし,救出されたか岸に打ち寄せられたのかもしれない。そのような恐ろしい目に遭っても,船で旅することを決してやめなかった。

欄外参照

  • +使徒 16:22
  • +使徒 14:19
  • +使徒 27:41

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    「ものみの塔」

    2000/7/15,26-27ページ

    1990/6/15,12,16ページ

  • 出版物索引

    塔00 7/15 26-27; 塔90 6/15 12,16;

    塔83 3/1 14-16; 塔76 146; 塔61 486

コリント第二 11:26

  • 川での危険,強盗の危険: この節でパウロが使っている「川」に当たる語は,マタ 7:25,27で「洪水」と訳されている語と同じ。パウロが第1回宣教旅行で通ったピシデアのような地域では,雨の後に川がしばしば氾濫し,峡谷が人の命を奪いかねない奔流となった。その山岳地域は,強盗の集団が潜んでいることでもよく知られていた。パウロが危険に進んで立ち向かったのは,向こう見ずだったからではなく,自分の奉仕に関する神の指示を受け入れたから。(使徒 13:2-4; 16:6-10; 21:19)良い知らせを伝えようとするパウロの意欲は,快適で安全に過ごしたいという気持ちを上回っていた。(ロマ 1:14-16,テサ一 2:8と比較。)

欄外参照

  • +使徒 20:3; 23:10
  • +使徒 14:5, 6
  • +使徒 13:50

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  • リサーチガイド

    「洞察」

    「ものみの塔」

    2000/7/15,26-27ページ

    1992/9/1,12ページ

    1990/6/15,11,24-25ページ

  • 出版物索引

    洞-2 602; 塔00 7/15 26-27; 塔92 9/1 12; 塔90 6/15 11,24-25;

    塔83 3/1 18-21; 塔76 146; 塔61 486

コリント第二 11:27

  • 着る物がない: 直訳,「裸でいる」。ギリシャ語ギュムノテースには,「着る物が十分にない」という意味もある。(ヤコ 2:15と比較。)パウロは「寒さに震え,着る物がない」という言葉で,悪天候の寒い地域を旅行し,冷たい牢屋に入れられ,強盗に服を剝ぎ取られ,凍えるような川を渡り,奉仕を行い,迫害を忍耐した時に経験した困難のことを表現していると思われる。コ一 4:11の注釈を参照。

欄外参照

  • +使徒 20:31
  • +コ一 4:11
  • +コ二 6:4, 5

索引

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    「ものみの塔」

    2000/7/15,26-27ページ

  • 出版物索引

    塔00 7/15 26-27;

    塔83 3/1 21-22; 塔76 146; 塔72 428; 塔61 486

コリント第二 11:28

  • 心配: 「心配」と訳されているギリシャ語メリムナは「心配し気に掛けること」や「悩み」とも訳せる。パウロは,これまでの数節で挙げているあらゆる危険や逆境に直面しながらも,仲間のクリスチャンを気に掛けていることについて書いている。(コ二 11:23-27)このことから,その気持ちの度合いがはっきりと分かる。パウロは何人かの兄弟たちと連絡を取っていて,さまざまな会衆の兄弟姉妹がクリスチャンとして元気にしているか知らせてもらっていた。(コ二 7:6,7。コロ 4:7,8。テモ二 4:9-13)パウロは皆が最後まで神に忠実でいられるよう深く気に掛けていた。コ一 12:25の注釈を参照。そこでは,関連する動詞メリムナオーが似た意味で使われている。

脚注

  • *

    または,「日々の重圧」。

欄外参照

  • +コ二 2:4; コロ 2:1

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    「洞察」

  • 出版物索引

    洞-1 1233;

    塔80 12/1 20; 塔77 562; 塔65 314-315; 塔62 434

コリント第二 11:29

索引

  • 出版物索引

    塔79 8/1 27; 塔74 379; 塔63 335

コリント第二 11:31

  • 永遠に賛美されるべき方: このフレーズで使われているギリシャ語の語形からすると,この「方」は「主イエス」ではなく,「父である神」エホバを指す。神を賛美する似たような表現がルカ 1:68(注釈を参照),ロマ 1:25; 9:5,コ二 1:3,エフ 1:3,ペ一 1:3にある。

コリント第二 11:32

  • アレタ王: アレタ4世はアラビア人の王で,紀元前9年ごろから西暦40年まで支配した。死海の南に位置するナバテアの町ペトラが首都だったが,ダマスカスも配下に置いた。ここでパウロは,キリスト教に改宗してから少し後に起きたことを述べている。「使徒の活動」には,「ユダヤ人たちはサウロを殺そうとたくらんだ」と記されている。(使徒 9:17-25)パウロは同じ出来事をアレタ王に仕えたダマスカスの地元の総督つまり民族支配者によるものとしている。ルカが書いたこととパウロが書いたことは矛盾していない。ある歴史資料は,「ユダヤ人は動機を,民族支配者は軍事力を与えた」と述べている。

    総督: 直訳,「民族支配者」。ここで「総督」と訳されているギリシャ語エトナルケースはギリシャ語聖書でここにしか出ていない。王より低く四分領太守(地域支配者)より高い地位を指す。(マタ 14:1の注釈を参照。)しかし,この語は何世紀もの間にいろいろな意味で使われた。この節に出てくる総督はダマスカスでアレタ王の代理を務めたが,その国籍や正確な責務は分かっていない。

メディア

  • サウロとダマスカス

  • 王アレタ4世が鋳造した硬貨

  • ペトラ ナバテアの首都

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    「洞察」

  • 出版物索引

    洞-1 140,155;

    塔62 692

コリント第二 11:33

  • 窓: この出来事について使徒 9:25のギリシャ語本文は,字義通りには「城壁を通して」となる表現を使っている。しかし,ここコ二 11:33で「窓」とはっきり述べられていることは,使徒 9:25で「城壁の窓から」と訳す根拠となっている。パウロは町の城壁の一部になっていたある弟子の家の窓から下ろされたという見方がある。

    籠: または,「編み籠」。パウロは自分が逃げた時の出来事をコリントのクリスチャンに伝えるに当たって,ギリシャ語サルガネーを使った。その語は縄や小枝を編んで作った籠を意味する。このような籠は,干し草,わら,羊毛を大量に運ぶのに使われたかもしれない。使徒 9:25の注釈を参照。

欄外参照

  • +使徒 9:24, 25

索引

  • リサーチガイド

    「洞察」

  • 出版物索引

    洞-1 155,564

訳の一覧

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コリ二 11:2マル 2:19; エフ 5:23, 27; 啓 21:2, 9
コリ二 11:3創 3:4, 5, 13; ヨハ 8:44; テモ一 2:14
コリ二 11:3テモ一 6:3-5; ヘブ 13:9; ペ二 3:17
コリ二 11:4ガラ 1:7, 8; ヨ二 10
コリ二 11:5コ二 11:23; 12:11, 12
コリ二 11:6コ二 10:10
コリ二 11:6エフ 3:4
コリ二 11:7使徒 18:3; コ一 9:18
コリ二 11:8フィリ 4:10
コリ二 11:9フィリ 4:15, 16
コリ二 11:9テサ一 2:9
コリ二 11:10コ一 9:14, 15
コリ二 11:11コ二 6:11; 7:3; 12:15
コリ二 11:12コ一 9:11, 12
コリ二 11:13ロマ 16:17, 18; コ二 12:11; ペ二 2:1; 啓 2:2
コリ二 11:14ガラ 1:8; テサ二 2:9
コリ二 11:15マタ 16:27; フィリ 3:18, 19; テモ二 4:14
コリ二 11:16コ二 10:8
コリ二 11:21コ二 12:11
コリ二 11:22使徒 22:3
コリ二 11:22ロマ 11:1; フィリ 3:4, 5
コリ二 11:23ロマ 11:13; コ一 15:10
コリ二 11:23使徒 16:23, 24
コリ二 11:23使徒 9:15, 16; コ二 1:8; 6:4, 5; ペ一 2:20, 21
コリ二 11:24申 25:3
コリ二 11:25使徒 16:22
コリ二 11:25使徒 14:19
コリ二 11:25使徒 27:41
コリ二 11:26使徒 20:3; 23:10
コリ二 11:26使徒 14:5, 6
コリ二 11:26使徒 13:50
コリ二 11:27使徒 20:31
コリ二 11:27コ一 4:11
コリ二 11:27コ二 6:4, 5
コリ二 11:28コ二 2:4; コロ 2:1
コリ二 11:33使徒 9:24, 25
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新世界訳聖書 (スタディー版)
コリント第二 11:1-33

コリント​の​クリスチャン​へ​の​第​二​の​手紙

11 私のことが少し無分別に思えても,皆さんが許容してくれたらと願います。いえ,すでに皆さんは許容してくれています。 2 私は神と同じ思いで,皆さんのことを深く気に掛けています。私が皆さんを,1人の夫つまりキリストと婚約させました。皆さんを貞潔な処女として差し出したいと思っています+。 3 しかし,エバが蛇のずる賢さによって惑わされたように+,皆さんも何かのことで考え方が腐敗させられて,キリストに示すべき誠実さや貞潔さ*を保てなくなるのではないか+と心配しています。 4 実際,誰かが来て,私たちが伝えたのとは別のイエスを伝えたり,皆さんが持つようになったのとは別の精神を持たせようとしたり,皆さんが受け入れたのとは別の良い知らせを告げたりすると+,皆さんはすぐに許容してしまいます。 5 私は,そちらの優秀な使徒たちと比べて自分に何一つ劣ったところはないと思っています+。 6 たとえ話し方が未熟だとしても+,知識については決してそうではありません+。私たちが全てのことに関してあらゆる方法で皆さんにはっきり示した通りです。

7 それとも私は,皆さんが重んじられる*ようになるために謙遜になり,神の良い知らせを喜んで皆さんに無償で伝えた+ことで,罪を犯したのでしょうか。 8 私は皆さんに奉仕するため,ほかの会衆から提供された物を受け入れました+。いわば奪い取るかのようにです。 9 皆さんの所にいて困窮した時,私は誰にも負担を掛けませんでした。マケドニアから来た兄弟たちが必要な物を豊かに与えてくれたからです+。私はどんな場合にも皆さんの負担にならないようにしましたし,これからもそうします+。 10 そして,私が持っているキリストの真理に懸けて言いますが,アカイア地方でこうしたことを誇るのをやめません+。 11 なぜでしょうか。皆さんを愛していないからでしょうか。愛していることを神は知っています+。

12 私は,今行っていることをこれからも続けます+。立場について誇る人たちに,口実を与えないためです。彼らは,私たちと同等に見られようとして根拠を探しています。 13 そのような人たちは偽使徒であり,人を欺き,キリストの使徒に成り済ましています+。 14 それも不思議ではありません。サタンが光の使いに成り済ましているからです+。 15 それで,サタンの奉仕者たちが正しい奉仕者に成り済ましているとしても,驚くことではありません。いずれ彼らは行いに応じた終わりを迎えます+。

16 再び言います。誰も私のことを無分別だと考えないでください。しかし,もしそう考えるとしても,私を無分別な人として受け入れてください。そうすれば,私もいくらか誇れます+。 17 私は今,主の手本に倣ってではなく,無分別な人のように誇って自信満々に話します。 18 多くの人が人間的な考えのままに誇っているのですから,私も誇ります。 19 皆さんはとても“分別がある”ので,無分別な人たちを喜んで許容します。 20 事実,皆さんを奴隷にする人,皆さんを食い物にする人,皆さんから奪い取る人,皆さんを見下す人,皆さんの顔を殴る人を許容しています。

21 私がこういうことを言うのは,私たちにとって不名誉なことでしょう。私たちが弱々しく行動してきたように見えるかもしれないからです。

しかし,もしほかの人たちが大胆に行動するのであれば,私も大胆に行動します。私は無分別な人のように話しています+。 22 彼らはヘブライ人ですか。私もそうです+。彼らはイスラエル人ですか。私もそうです。彼らはアブラハムの子孫ですか。私もそうです+。 23 彼らはキリストの奉仕者ですか。私は狂人のように言いますが,私の方がはるかに優れた奉仕者です。私の方がたくさん働き+,多く拘禁されました+。数え切れないほど殴打され,何度も死にかけました+。 24 ユダヤ人たちからむちで39回打たれた+ことが5度, 25 棒で打ちたたかれた+ことが3度,石を投げ付けられた+ことが1度,難船した+ことが3度あり,一昼夜海上を漂ったこともあります。 26 何度も旅をし,川での危険,強盗の危険,同胞からの危険+,異国の人々からの危険+,町での危険+,荒野での危険,海での危険,偽兄弟からの危険に遭い, 27 苦労して働き,眠れない夜を何度も過ごし+,飢えと渇きを覚え+,食べ物が何もないことがよくあり+,寒さに震え,着る物がないこともありました。

28 そうした外的なものに加えて,日々迫ってくるもの*,つまり全ての会衆についての心配があります+。 29 誰かが弱くなっているのに,私は弱くならずにいられるでしょうか。誰かの信仰が損なわれているのに,私は憤慨せずにいられるでしょうか。

30 もし誇らなければならないのであれば,私は自分の弱さを示す事柄を誇ります。 31 主イエスの父である神,永遠に賛美されるべき方は,私が偽りを語っていないことを知っています。 32 ダマスカスでは,アレタ王の配下の総督が私を捕らえようとして,町を見張らせていました。 33 しかし私は城壁の窓から籠で下ろしてもらい+,逃げることができました。

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