ご一緒においしいメキシコ料理をどうぞ
お昼の用意ができています。創造者がおいしい,健全な食物で体を強くするための取決めを設けてくださったことを,わたしたちは本当に感謝します。
ここメキシコには,大変手軽に作れて,しかもおいしい料理があります。それはモレテという料理です。カリカリしたフレンチロール,一度ゆでて炒めた豆,チーズ,そしてメキシコ風の辛味のきいたおいしいソースさえあれば作れるので簡単です。炒めた豆はモレテにしなくても,そのままでおいしいと思うに違いありません。豆は軟らかくなるまでよくゆでます。次にフライパンに少量の油を入れ,汁をきった豆を熱した油の中に入れてペースト状になるまで,あるいはロールパンに塗るのに丁度よい硬さになるまでこねます。もしそれだけですでに食欲がそそられるなら,そのまま食べてもおいしく食べられます。
しかし,モレテが食べたいということであれば,先を続けましょう。フレンチロールを縦に二つに割り,両側に炒めた豆を塗り,その上にソフトチーズをふりかけます。それを10分間ほどオーブンに入れ,あつあつのところを辛味のきいたソースを好みに応じて付けていただきます。辛いソースの作り方は色々ありますが,ほとんどの人は,わたしたちが典型的なメキシコ風ソースと呼んでいるソースが好きです。このソースは,トマト2個,玉ねぎ1個,トウガラシは好みによって1個または2個を細かく刻んで作ります。警告しておきます ― 辛いソースは控え目に付けるようにしてください。辛いトウガラシを入れない人もいますが,わたしたちメキシコ人は辛いソースが大好きですから,トウガラシは大歓迎! ウーン,おいしい,モレテをもう一つお願いします!
メキシコではトウモロコシが常食の一つになっています。滋養に富み食欲をそそるトウモロコシの料理の仕方は沢山あります。ひき割りトウモロコシが手に入る所であれば,ポソレはとても手軽に作れる料理です。塩味を付けたひき割りトウモロコシを(ポップコーンのように)はじけるまでよく煮ます。それを煮ている間に鶏肉かまたは豚肉を小さく切って十分火が通るまで煮ます。次にトウモロコシの水気をきり,それを肉と肉汁に加えて一緒に15分ほど煮ます。次に1枚のお皿にトウガラシの粉,オレガノ,玉ねぎのみじん切り,レタスの細切り,レモンの四つ切りなどを別々に並べます。深いはちに,トウモロコシと肉を一人前ずつ入れて出します。それに玉ねぎやレタスやレモンジュースを加え,好みの調味料を入れて味を調えます。ハツカダイコンの薄切りをあしらってもよいでしょう。一品の料理でスープも肉もサラダも食べられますから,これはわたしたちの大好物です。本当においしいのです!