ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目83 10/22 29–31ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1983
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 医師は学んでいる
  • 『軽視される人命』
  • 増えゆく聖書翻訳
  • 赤ちゃんの輸出
  • 小馬速達便の復活
  • 「約束の地」?
  • 模範的な公務員?
  • 酒を飲まないのにアルコール中毒
  • サングラスの点検を!
  • サルの悪ふざけ
  • 悪巧み設計
  • いたずらザル,お手上げの農夫
    目ざめよ! 1980
  • 世界展望
    目ざめよ! 1978
  • サルの分別
    目ざめよ! 1991
  • 警察による保護 ― 期待と不安
    目ざめよ! 2002
もっと見る
目ざめよ! 1983
目83 10/22 29–31ページ

世界展望

医師は学んでいる

● カナダの「医学ポスト」誌に載せられた記事によると,「患者が外傷や手術から回復して順調にやってゆくのに」,血液の値が「正常な水準でなくても構わない」ということを「外傷の専門医たちは学んでいる」。「エホバの証人の与えた教訓」と題するこの記事は,アメリカ外科医師会の理事であるロバート・ダロー博士の次の言葉を引用している。「例えば,輸血を拒否するエホバの証人は,ヘマトクリット値が極端に低くても大抵の場合驚くほど順調に回復する」。

ダロー博士は次のように説明している。「液体の総量が保たれ,その総量を循環させる心拍出量が保たれている限り,我々が正常な血球計算と考えるものは実際のところ必要ないように思われる。液体の総量が保たれていれば,驚くほどわずかな量の血液だけでやってゆける」。「目ざめよ!」誌のインタビューに対して,ダロー博士はさらにこう述べている。「シアトル市のある小児科病院から幾らかの研究結果が寄せられているが,そこでは非常に低いヘマトクリット値で治療をしており,そのほうが良い結果を得ている。というのは,血液が薄ければ,それだけ循環が速くなり,子供たちはたいへん元気にしているからである」。

『軽視される人命』

● 国際連合人権委員会に対する最近の一報告が明らかにしたところでは,過去15年間に少なくとも200万人の人々が定められた法的手順を経ずに,すなわち自分の弁護士を選んで公正な裁判を受ける権利や上訴する権利を与えられずに処刑された。ニューヨーク・タイムズ紙によると,「さまざまな場所での殺人から政敵の大量粛清に至るまで官憲の内意を受けて行なわれた処刑が37か国で報告されている」とその報告は伝えている。同委員会の特別レポーター,エイモス・ワコーは,「人命軽視がひどくなっている」ことについて語り,「国際問題になりかねず,諸国家は早急に対策を立てねばならない」ところにまできている,と述べた。

増えゆく聖書翻訳

● 聖書は相変わらず,最も広く翻訳されている本である。アメリカ聖書協会によると,聖書中の少なくとも一つの書は1,763の言語で印刷されている。1981年の数字からすると24の言語が増えている。これらの言語のうち500の言語については現在さまざまな聖書協会により提供されており,それと同じほどの数の言語が用いられなくなっている。聖書全巻は279の言語に訳されており,これは1981年から二つの言語が増えたことになる。今日世界中で,推定3,000を超える言語と別個の方言とが使われている。

赤ちゃんの輸出

● 「赤ちゃんは,幾つかの発展途上国で最新の輸出品目になってきている。それらの国では,無節操な養子縁組の業務に関与する組織が雨後の竹の子のようにできている」と,「今日のインド」誌は述べている。「西欧の多くの国々,それも特にドイツ連邦共和国の子供のいない中産階級の夫婦は,子供を持つという生涯の熱望を遂げるための便利な方法を見いだした。インドやスリランカ,バングラデシュ,タイなどの貧しい国から養子をもらうのである」。インドの孤児の人口だけでも,「西欧全体の子供のいない夫婦の必要をまかなうことができるほど多く」,その上「北欧の国々の中には,家族の写真の中にかっ色の膚の子供を入れることが“流行”になっている国が少なくない」とその記事は述べている。「今日のインド」誌によると,「赤ちゃんの密輸が繁盛している」別の理由は,非公認の機関を通して子供を手に入れるほうが面倒がないからである。正規のルートを通すと2年もかかることがあり,「書類の山」を処理しなければならないのに対して,非公認の機関だと数週間で済むのである。

小馬速達便の復活

● 小馬速達便<ポニー・エクスプレス>の騎手を買って出た人が10人,ステットソン帽に,赤いシャツとバンダナハンカチ,ジーパンにカウボーイ・ブーツという完全装備の本来の小馬速達便のユニフォームといういで立ちでやって来た。昔と同じように,騎手は各々ピストル1丁と1冊の聖書を携行していた。「別に読まなくてもいいんだ,持って行くだけのことさ」とそのうちの一人が言った。このグループは,大きな土砂崩れがあって米国カリフォルニア州のタホー湖とサクラメントを結ぶ主要幹線道路が寸断された後にこの配達サービスを提供した。郵便トラックは非常に長い,曲がりくねったうかい路を通って行かなければならなかった。そこで,週に六日,土砂が片づくまで,騎手たちは65㌔に及ぶ小道に沿って毎日平均して1,000通の第1種郵便を配達した。それを利用した一人の人は,「とても速い。普通の配達よりもずっと速い」と述べている。

「約束の地」?

● 「スウェーデンを手本にしてはならない」と,デトロイト・ニューズ紙の社説は述べている。この社説は,「子供たちが避妊具や避妊薬を使っていることをその親に告げることに反対する」大勢の「専門家」が,しばしばスウェーデンを「約束の地」と見ていることを指摘している。スウェーデンでは,自由主義的な法律が行き渡り,「若者たちは自由に,またひそかに」避妊具や避妊薬を「手に入れることができる」。しかし,社説はさらにこう述べている。「スウェーデンにはほかにもどんなものがあるだろうか。スウェーデンの堕胎率は世界でも最高の部類に入る。妊娠2件につき1件は堕胎に終わる。スウェーデンで生まれる子供全体の3分の1は私生児である。それは大まかに言って,米国の私生児出生率の約3倍に当たる。スウェーデンの離婚率は今や米国よりも60%高くなっている。ところが,米国の離婚率そのものも,歴史的な水準から見ると衝撃的と言えるほど高いのである」。社説は,「“専門家”の言うことに用心するように,特に彼らの唱える異質の概念によって家族生活にみだらで破壊的なものが侵入することになる場合には,たとえどれほど流行の先端を行く概念であっても用心するよう」注意して,結論としている。

模範的な公務員?

● 「国会議員は判断を下せないほど酔っているのではないか」と題する記事の中で,ロンドンのウェストミンスター病院のコーリン・ブリューワー博士は,下院は「アルコール漬けに」なっており,「ある議員はもう少し飲酒を控えれば」議会でもっとりっぱな振る舞いをするであろう,と述べている。一人の国会議員はこの記事を「はなはだ不快である」として非難し,その写しを一部下院議長に送った。それ以来ブリューワー博士は自分の記事を擁護しようと準備万端整えていたが,議長から「ブリューワー博士の答弁を要求するような事件はなかった」という返事を受け取ったということを,ロンドンのデーリー・テレグラフ紙は伝えている。

● 「(カナダの)モントリオール警察の麻薬取り締まり班のチーフが麻薬密売の嫌疑で逮捕された」と,トロント・スター紙は述べている。逮捕された警官は勤続25年のベテラン警察官で,組織犯罪およびピストル強盗取り締まり班のチーフをも務めたことのある人物であった。この人は市警でも指折りの経験を積んだ捜査官の一人としてたいへん尊敬されていたと言われる。そして,モントリオール市警の長官の命じた2週間にわたる捜査の末,逮捕された。異議の申し立ては行なわれないものと予想される。

● ミラノのニュース雑誌パノラマは最近,イタリアの判事と治安判事向けに作られた全3巻に及ぶ規則集が裁判官の道徳上の振る舞いに関して述べている事柄について伝えた。それによると,この規定ははっきりと,「女性速記者に抱きつこうとしたり,その抵抗を腕力で押しのけようとしたり,いかなる口実であろうと口実を設けて自分の部屋に女性をおびき寄せ同様の行為を行なうのは,どんな女性に対してであろうと処罰に値する違反行為である」と述べている。この規則集はまた「破産事件を持ち込んだ者と恋愛関係に入ること」および「自分の管轄地域の市営売春宿に足しげく通い,自分の地位を利用して無料で入場すること」も非合法としている。

酒を飲まないのにアルコール中毒

● 米国の一人の男性は,炭水化物を多量に含む食事を取るだけで酩酊することがあるという点をやっとのことで医師たちに納得させた。この人は次のように語っている。「私が通った専門医は一人残らず最終的に私に対して関心を持たなくなった。私がうそをついていると考えたのである。私が妻のベティーと一緒に,自分は酒を飲まないと言えば言うほど,医師は私は絶望的な事例だと確信するようになった」。現在,37年間繰り返し酩酊状態に陥った末,ある専門医が,この人はこれまで日本でしか診断されたことのなかった酩酊症という奇病にかかっていることを探り当てた。英国のヨークシャー・ポスト紙の伝えるところによると,この人の腸内に成育する酵母状の菌類が炭水化物をアルコールに変え,その結果この人は「アルコールのにおいをさせ,言葉が不明瞭になり,足がよろめき,そして時には始末におえない酔っ払いになった」。医師たちは今や,ほかの“アルコール中毒患者”のうち実際には腸の病気にかかっているだけの人がどれほどいるかいぶかっている。

サングラスの点検を!

● カナダのオンタリオ州にあるウォータールー大学の検眼学の教授アンソニー・カレンによると,店頭で販売されているサングラスの中には太陽の紫外線をほとんど遮断しないものが少なくない。放射線が目に及ぼす害の研究では専門家であるカレンによると,これは年を取ってから白内障やその他の視力障害を引き起こすことになりかねない。普通,日差しの強い時には人は自分の目を守るために目を細くする。ところが,サングラスをかけると,光線がそれほど明るく感じられないために目を開いたままにし,目には見えない紫外線が入ってきて目に害を及ぼすような状況が生じる。

サルの悪ふざけ

● インドのアレッピーで一群の寺院ザルが,訴え人もその弁護士も出廷しなかったため,論戦なしに勝訴した。医科大学の学生を代表する訴え人は,サルたちが大騒ぎを起こし,大学の物置や食堂から好きな物を持ち出し,15人の学生を襲ってかみついたと申し立てていた。地元の住民は,寺院ザルを移動させおりに入れるようにという学生たちの要求に反対していた。『訴え人がいないのなら,訴えを棄却する』。

● 一方,インドのマンマドでは,悲嘆に暮れたどう猛な1匹のサルが大あばれして少なくとも15人を負傷させ,町を1週間まひ状態に陥れた。負傷者の中には片耳を失った巡査も含まれていた。話によると,体長1.2㍍のこのサルは,ある人に連れ合いをオートバイではね飛ばされてからオートバイを目の敵にするようになった。警察はとうとうこの動物を一つの大広間に追い詰め,6時間ねばり強く待った末,おびき出して,鉄のおりに入れ,地域営林署に引き渡した。

● インドのアムラバーディ付近のある鉄道の駅で,サルが町中を3時間停電させるという騒ぎがあった。このサルは発電所の変圧器に上り,そこまで自分を追って来た犬に向かってしかめ面をしていた。犬はどうにか追い払ったものの,サルはどうしても降りてこないために送電を止めた。やっとのことで,ある人が果物をかごに入れてサルをおびき寄せることを考え出し,サルが満足げに果物を食べている間に送電を再開した。

悪巧み設計

● 自分に与えられた務めは,「人々の道徳観を和らげる環境を作り出すことである」と語るインテリア・デザイナーが,米国アトランティック・シティーにある大きなホテルカジノをデザインし直すために雇われた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の伝えるところによると,このデザイナーは“環境心理学者”の協力を得て,以下のような提案をした。賭博者たちを引きつけ,「注意深く配置された照明と壁のない空間を通って彼らがカジノに送り込まれるようにする」ための「ローマ風の彫像を置いた大理石の壮麗なロビー」にする,「人々に時間の感覚を失わせる」ためにロビーの窓を「クリーム色のイタリア大理石の板に張り替える」,「物音は興奮をわき立たせる」ので,物音を「大きくする」ような物をカジノの中に置く,「賭博者の安心感を損なう」ことがないように,賭博テーブルの照明が見ている人には当たらないでゲームをしている人だけを包み込むようにする。

レストランさえも,「賭博と王族とのつながりをほのめかし」,温かさと,「肉欲」とをかもし出すよう装飾されることになる。多額のお金をつぎ込む賭博者たちに提供される無料の部屋は「宿泊する人が事実上ルーレットの所へ飛んで行く」よう設計されることになる。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする