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  • 開拓奉仕を行なう方法 ― 実際的な経験
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1982
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1982
塔82 6/1 27–28ページ

開拓奉仕を行なう方法 ― 実際的な経験

「なんの妨げがあるでしょうか」。これはあるエチオピア人が福音宣明者フィリポにバプテスマのことを尋ねた質問の一部です。―使徒 8:36。

さて,わたしたちも,今日多くのクリスチャンに影響を及ぼす,これと同様の重要な質問をしてみるのは良いことです。すでにその質問を考慮された方もおられるでしょう。すなわち,開拓奉仕をすることに『なんの妨げがあるでしょうか』という質問です。

『開拓奉仕に入るのになんの妨げがあるでしょうか』というのがその質問の要点である人もいれば,『どうすれば開拓奉仕を続けられるか』ということが主な問題となっている人もいるでしょう。いずれの場合にしろ,クリスチャンの実生活での経験は参考になります。では成功を収めている幸福な開拓者数人の経験を紹介しましょう。

時間とお金の面での調整

開拓奉仕を始め,それを続けるには,心と,魂と,思いと,力をこめてエホバに仕えたいという,愛に動かされた願いがなければなりません。(マタイ 22:37-39)また,今日神の警告の音信を広め,時間のあるうちに人々が命の道を歩むよう援助することの重要性を強く感じていなければなりません。さらに,神の聖霊と祝福が是非とも必要です。しかし,開拓奉仕を行なっていけるだけの時間とお金はどうすれば得られるだろうか,といった幾つかの点が気懸かりになることでしょう。開拓奉仕の時間を生み出すために生活や計画を調整しなければならなかった人は少なくありません。それに伴い,開拓奉仕をしながら生計も立てていけるよう仕事を調整する必要があるかもしれません。それは可能でしょうか。

米国カリフォルニア州ポモナに住む一夫婦はその問題にぶつかりました。その兄弟によれば,自分は真理を真剣に受け入れておらず,「強烈なビートのきいたロック音楽や深酒に近い飲酒にふけっていた」とのことです。しかし,1979年のある巡回大会で行なわれた話からその兄弟は次のことを真剣に自問するようになりました。『今の自分の生活は,現在の汚れた事物の体制が新しくされるよう真に願っていることを反映しているだろうか』。この夫婦はそのことについて話し合い,自分たちが多くの面で神の助言を適用していないことに気付き,生活の仕方を調整し,開拓奉仕を目指そうと決意しました。同兄弟は次のように書いています。「どれほどの調整が求められたか信じていただけないと思います。家を売ってハウストレーラーに移りました。ぜいたくな娯楽を楽しむのをやめ,月に総計2,000㌦(約44万円)余りの収益を上げていた商売の権利を売って,週に二日働くだけで済む勤め口を見付けました」。夫婦でほぼ2年間開拓奉仕をしてきた同兄弟は次のように語っています。「私たちは肩から大きな荷が降りたように感じています。ちょうどわなに掛かっていたところを解放されたような気持ちです」。

メキシコのユカタンに住む盲目の一兄弟は56歳で,妻子を抱えています。この兄弟はどんな仕事をしているでしょうか。エレウテリオ・ピントというこの兄弟は朝5時に起きてココナツの仕込みをします。マチェーテ(大きくて重いなた)で外の殻を割り,お客がさわやかなココナツミルクを飲めるよう,ココナツにアイスピックで穴を開けます。ピント兄弟はそれを朝の8時から昼過ぎまで売り,その後開拓宣教に携わります。こうして同兄弟は開拓奉仕を5年間続けています。

南アフリカのV・スタンドレーは,大学で勉強した事柄を農業に従事して実践してみるつもりでいました。しかしエホバの証人になった同兄弟はものみの塔協会の印刷工場で長年奉仕し,その後妻と共に特別開拓者になりました。ところが妻が妊娠したため調整を余儀なくされました。二人は安いアパートを見付け,スタンドレー兄弟はオフィスの清掃を引き受ける会社にパートタイムで勤めることができるようになりました。つい最近その夫婦は開拓者を必要とする地域に移りましたが,兄弟は,同じ会社の支店を開設し,やはりパートタイムで働いています。同兄弟はこう述べています。「現在私たちは大変快適な家に住み,物質的な必要もそれなりに賄われている上,今でも全時間奉仕の特権を得ています。若い時から年老いるまで,『義なる者が完全に捨てられる』のを見たことがないというダビデの言葉が真実であることを幾度も実感として味わってきました」。―詩篇 37:25,新。

退職の時は開拓奉仕に入る格好の時でしょうか。多くの人にとってはそうでした。しかしその場合でも,特別な努力や調整の必要となることがあります。例えば,バルマセダ兄弟はフィリピンの政府の仕事を退いて,開拓奉仕に入るのを楽しみにしていました。しかし,どのようにして財政的な必要が賄えるでしょうか。バルマセダ兄弟は,生計を立てながら自由な時間の比較的取れる養豚が自分には向いていると考えました。この70歳になる開拓者の兄弟は『かつてないほどエホバを身近に感じ』ており,兄弟の開拓者精神に動かされて,家族のうち3人がその奉仕の特権を捕らえたとのことです。

管理職にあって“高収入”を得ている人の場合でも調整を行なうのがふさわしいこともあります。美馬勝三の例を挙げると,同兄弟は,日本でこん包用の箱を扱う成績の良い会社を経営していました。開拓者精神を持っていた同兄弟は社長の立場のまま開拓奉仕を始めました。しかし,「社長の立場で開拓奉仕をすることは,富とエホバの両方の奴隷になっていると感じる」ようになり,仕事を徐々に他人に渡して,自分は時間と注意の余り奪われない仕事を見付けました。(マタイ 6:24)そして,得られる収入と蓄えとで家族を養いながら開拓奉仕をすることができました。美馬兄弟は,会社の成績を上げることにではなく,エホバに一層十分に仕えることに専念すべきであると感じたのです。

家族の協力

自分一人では開拓奉仕を始めたりそれを続けたりすることはとてもできない,と感じる方もおられるでしょう。では,子供を含め家族の協力を得て行なえるかもしれません。家族が一致協力して一人かそれ以上の人が開拓奉仕にあずかれるよう助け合えば,開拓奉仕ができるだけでなく,その家族は大変幸福な家族になることを多くの経験は示しています。

日本の佐藤康三兄弟には妻と高校に通う二人の子供があります。同兄弟は長老として是非とも立派な模範を示したいという自分の願いについて家族と話し合いました。どんな決定が下されたでしょうか。佐藤兄弟は1日8時間労働の会社を辞め,自分で仕事を始めたのです。どんな仕事でしょうか。1週間に四日数時間ずつ,チリ紙交換をするのです。また,毎朝家族4人全員が1時間余り新聞配達をします。そのほか出費を抑えるようにして,佐藤兄弟は定期的に開拓奉仕をしており,二人の子供も開拓奉仕を目標にしています。

やはり日本に住む善幸敏子姉妹は夫がおらず,育ち盛りの子供3人を抱えていました。この姉妹は,少しの土地から上がる収入を部屋代に当て,食費その他の費用を賄うため週二日働いていますが,開拓奉仕をしています。『どんなところで家族の協力があるのだろう』と思う方もあるでしょう。善幸姉妹によれば,二人の息子は,「買い物,家事を大変よく手伝い,石油ストーブのしんや蛇口のパッキングを取り換えてくれる」とのことです。娘も炊事や掃除を手伝います。その娘は学校の放課後パートで働いていましたが,卒業した現在母親と交代で働きに出ながら開拓奉仕を行なうようになりました。事実,その家族は間もなく4人で一緒に開拓奉仕を行なうことを計画しています。

家族を持つ方の場合,開拓奉仕をするには家族全員の協力や支持が必要なことでしょう。しかしその結果,すばらしい喜びと満足が得られるのです。そしてさらに開拓奉仕者が増えるという副産物もあることでしょう。

むろん,人によって状況は異なります。しかし,愛と献身に動かされて開拓奉仕を行ないたいと願っておられるなら,たとえ克服しなければならない障害があっても,その目標を捕らえることは不可能ではありません。他のクリスチャン,特に現在開拓奉仕をしている人や,かつて開拓者として成功を収めた人々に,その願いについて話してみましょう。それらの人は開拓奉仕を行なうための実際的な提案をほかにも幾つか述べてくださることでしょう。

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