「ものみの塔」― 時に応じた霊的食物
1 ほぼ114年にわたって,「ものみの塔」は霊的に目覚めた状態を保つよう読者に勧めてきました。姉妹誌の「目ざめよ!」は,わたしたちの世代のうちに平和で安全な新しい世をもたらすという,創造者の約束に対する確信を強めます。これら二つの雑誌は共に,真っ暗な世界の中でわたしたちの道を照らす確かな道具となってきました。(イザヤ 60:2)神の言葉の真理は決して変化しませんが,エホバが『時に応じた霊的食物』を与えるこうした道具をお用いになるにつれ,真理に対するわたしたちの理解はますます明確になっています。―マタイ 24:45。箴言 4:18。
2 雑誌を最大限に活用する: これらの雑誌をもっと多く配布するため,簡潔な提供方法を用いるのが効果的であると述べる人は少なくありません。わたしたちの語る言葉を興味を引く分かりやすいものにする必要があります。例えば,4月8日号には科学に関する特集記事があります。証言方法を前もって検討しておくなら家の人が科学という専門分野に関心があるかどうかに関係なく,家の人に合わせた証言を行なうことができます。
3 証言例 その1: 家の人に科学という主題を目立たせたい場合には,このように言えます。「わたしは科学の分野に関心をお持ちの方々にお伝えしたいことがあってお訪ねしています。わたしたちの時代に科学の知識は長足の進歩を遂げましたが地球の存続そのものが危ぶまれるようになった今日,誠実な人たちは科学が地球的な災難を回避できるだろうかと心配しているようです。『目ざめよ!』のこの号には『科学は21世紀の課題を解決できるか』という興味深い記事が掲載されています。この号を楽しんでお読みいただけるものと思います」。
4 証言例 その2: 主婦の場合,身近な話題や実例を取り上げたのち,次のように話すことができます。「最近は水,大気,土地の汚染が世界的な規模で広がっているため,地球を救おうという呼びかけがあちこちで聞かれるようですが,奥さんはどう思われますか。ある学者は『地球を救うために残された時間は,ごくわずかになっている』と述べています。子供や家族の将来を真剣に考えておられるご家族に是非この記事をお読みいただきたいと思います」。
5 雑誌のそれぞれの号を仕事仲間や学校の友達,親族に勧めることができます。また雑誌は仕事上の知り合いに対して,さらには街路伝道のときにも提供できます。
6 新しい雑誌は,会衆に届き次第すぐに奉仕者が入手できるようにすべきです。新しい号を受け取ったなら,全体に精通するようにしてください。あなたの地域では人々はどんな話題に深い関心を示しますか。世界の平和と安全でしょうか。経済問題ですか。良い政府ですか。環境問題でしょうか。「ものみの塔」だけが唯一の恒久的解決策である神の王国を人々に指し示しています。(ダニエル 2:44。マタイ 6:10)これは「偉大な教訓者」からの本当に貴重な贈り物です。―イザヤ 30:20。
7 4月に野外奉仕時間を増やすという個人的な目標を定めると共に,出会うすべての人に「ものみの塔」と「目ざめよ!」を読むよう熱心に勧めることができます。さらに,雑誌を求めたり,関心を示したりした人には,携帯用の折り込みにある「見よ!」のブロシュアーを用いた再訪問を行ない,研究を取り決めることに励みましょう。